検疫の設定を構成する

 

適用対象: Forefront Online Protection for Exchange

Forefront Online Protection for Exchange (FOPE) のスパム検疫およびポリシー検疫の設定は、[ドメイン] タブにあるドメインの管理情報から更新することができます。また、誤検知報告 (スパムとして誤認された正規の電子メール) の送信先となる電子メール アドレスを記録することもできます。[検疫] ダイアログ ボックスでは、個々のドメインの検疫設定を変更できます。

これらの設定を変更するには、対象のドメインに対してスパム検疫およびポリシー検疫の機能を有効にしておく必要があります。

注意

スパム検疫およびポリシー検疫の設定に対して行った変更が Hosted Filtering サービスに反映されるまでには約 30 ~ 35 分かかります。

ドメインの検疫設定を編集する方法

  1. [管理] タブの [ドメイン] タブをクリックします。

  2. [ドメイン] ボックスで、変更するドメインの名前をクリックします。検索ボックスを使用して、特定のドメイン名を検索することもできます。

  3. [検疫] ウィンドウで、[編集] をクリックします。

  4. [検疫] ダイアログ ボックスで、使用する検疫設定を選択します。それぞれのポリシー設定の説明については、以下の「検疫設定のオプション」の表を参照してください。

検疫設定のオプション

検疫オプション 説明

[スパム検疫] セクション

[ユーザー アクセスを許可]

[スパム検疫] ユーザー インターフェイスにサインインすることをユーザーに許可します。このオプションを選択しなかった場合も、スパム検疫通知はユーザーに配信されます。

[Outlook アドインのダウンロードを許可]

Microsoft Office Outlook 2003 と Office Outlook 2007 用の Microsoft 迷惑メール報告ツールをダウンロードして使用することをユーザーに許可します。

Office Outlook ユーザーは迷惑メール報告ツールを使用して、マイクロソフトおよびその関連会社に分析してほしい迷惑メールを報告することができます。この情報は、マイクロソフトの迷惑メール フィルター テクノロジの有効性向上に役立てられます。

[ポリシー検疫] セクション

[ユーザー アクセスを許可]

ポリシー検疫ユーザー インターフェイスにサインインしてポリシー検疫を表示することをすべてのユーザーに許可します。このオプションを選択すると、ドメイン ポリシー ルールによって検疫された電子メールにユーザーがアクセスできるようになります。このオプションが選択されていない場合は、管理者しかポリシー検疫にアクセスできません。

[添付ファイルのダウンロード]

ポリシー ルールに従って検疫されたメッセージの添付ファイルをダウンロードできるかどうかを指定します。さらに、そのメッセージを処理できるのがすべてのユーザーか、管理者のみであるかを指定します。

[メッセージのリリース]

ポリシー ルールに従って検疫されたメッセージをリリースして元の受信者の受信トレイに配信できるかどうかを指定します。さらに、そのメッセージを処理できるのがすべてのユーザーか、管理者のみであるかを指定します。

[誤検知報告のコピー先] セクション

[アドレスのコピー]

この設定で、スパム検疫の誤検知報告のコピーを送信する先の電子メール アドレスを追加できます。社内の任意のドメインの電子メール アドレスを指定できます。