スパム検疫の構成
適用対象: Forefront Online Protection for Exchange
管理者は、自分自身、他の管理者、およびエンド ユーザーがスパム検疫メールボックスにアクセスできるように、Forefront Online Protection for Exchange (FOPE) でスパム検疫を設定できます。
そのためには、ドメイン サービスの設定でスパム検疫オプションを設定する必要があります。これにより、管理者はエンドユーザーのスパム検疫アカウントを確認できるようになります。その後で、スパム検疫ユーザー インターフェイスにログオンし、ユーザー アカウントを確認できます。エンド ユーザーは、「FOPE スパム検疫メールボックス」の情報から、スパム検疫サービスについて確認できます。
次の各手順では、ドメインにスパム検疫オプションを追加する方法、スパム検疫にアクセスする方法、すべてのユーザーのスパム検疫を有効にする方法、個別のユーザーのスパム検疫を無効または有効にする方法を説明しています。
スパム検疫を追加する
[管理] タブの [ドメイン] タブをクリックします。
スパム検疫を追加するドメイン名をクリックします。
[サービスの設定] で、[スパムの処置] の横にある [編集] をクリックします。
[スパムの処置] ダイアログ ボックスで、[スパム検疫] をクリックします。
[スパムの処置] ダイアログ ボックスを次に示します。
.jpg "スパム検疫の有効化")
[保存] をクリックします。
スパム検疫オプションを追加したら、スパム検疫ユーザー インターフェイスにログオンし、ユーザー アカウントを確認できます。
スパム検疫にアクセスする
FOPE 管理センター内の任意の場所から、FOPE 管理センターのユーザー名の上にマウス ポインターを移動します。このユーザー名は、FOPE 管理センターの右上隅に表示されています。
ユーザー名の下に表示されるメニューの [メール検疫] をクリックします。これにより、スパム検疫インターフェイスに自動的に移動します。
スパム検疫インターフェイスを次に示します。
.jpg "スパム検疫インターフェイスのサンプル ビュー")
特定のユーザーの検疫メールボックスにアクセスするには、FOPE 管理センターでそのユーザーのアカウントが構成されている必要があります。アカウントの構成後、スパム検疫オプションを設定して、ユーザーはスパム メッセージを確認して迷惑メールではないメールとしてマークし (これによりメッセージの誤検知が報告されます)、受信トレイに移動できます (これによりメッセージが検疫から解放されます)。
すべてのユーザーのスパム検疫を有効にする
[管理] タブの [ドメイン] タブをクリックします。
スパム検疫を有効にするユーザーに関連付けられているドメインの名前をクリックします。
[検疫] ウィンドウで、[編集] をクリックします。
[検疫] ダイアログ ボックスで、[スパム検疫] の [ユーザー アクセスを許可] チェック ボックスをオンにします。
[検疫] ダイアログ ボックスを次に示します。このダイアログ ボックスでスパム検疫を有効にできます。
.jpg "ユーザーへのスパム検疫アクセス許可の付与")
[保存] をクリックします。
ユーザーごとにスパム検疫を有効または無効にすることもできます。
個別のユーザーのスパム検疫を有効または無効にする
[管理] タブの [ユーザー] タブをクリックします。
[ユーザー] をクリックします。
スパム検疫を有効または無効にするユーザーのプライマリ電子メール アドレスをクリックします。
[サービスの設定] ウィンドウで、[スパム フィルター] の横にある [有効化] と [無効化] のどちらかを適宜クリックします。
[サービスの設定] ウィンドウを次に示します。このウィンドウでスパム フィルターを有効化または無効化できます。
.gif "ユーザーのスパム検疫の有効化または無効化")
管理者がスパム検疫をドメインに追加し、そのドメイン ユーザーにスパム検疫へのアクセスを許可すると、ユーザーは各自のスパム検疫メールボックスにアクセスして、スパムと判定された電子メールを確認、削除、取得したり、誤検知メッセージを報告したりできるようになります。また、定期的な電子メール通知を受け取ることにより、エンド ユーザーは新たにフィルター処理されたスパム メールの確認を忘れないで行うことができます。スパム検疫へのアクセスが許可されているユーザーは、これらの HTML 形式のスパム通知でメッセージを迷惑メールではないメールとしてマークし、受信トレイに移動できます。
エンド ユーザーにスパム検疫へのアクセス許可がない場合、エンド ユーザーは HTML スパム通知によりメッセージの送信者、件名、日付を確認できます。また、ユーザーはメッセージを迷惑メールではないメッセージとしてマークし、受信トレイに移動することもできます。
スパム検疫通知の詳細、および検疫通知の例を参照するには、「スパム検疫通知」を参照してください。