送信スパム フィルターについて

 

適用対象: Office 365 Small Business, Office 365 ProPlus, Office 365 Enterprise, Live@edu, Forefront Online Protection for Exchange

電子メール システムがウイルスや悪意のあるスパムの攻撃によって危険にさらされており、Forefront Online Protection for Exchange を経由して送信スパムを送信している場合、Hosted Filtering データ センターの IP アドレスがその他の禁止一覧に記載される可能性があります。また、Hosted Filtering サービスを使用せず、これらの禁止一覧を使用している送信先のサーバーでは、禁止一覧に追加されている Hosted Filtering IP アドレスから送信された電子メールをすべて拒否するようになります。そのため、スパムのしきい値を超えたすべての送信メッセージは、高リスク配信プールを通じて配信されます。高リスク配信プールはセカンダリ送信電子メール プールで、低品質の可能性があるメッセージの送信に使用されます。したがって、送信 IP アドレスがブロックされる可能性の高いメッセージが残りのネットワークに送信されないように保護するために役立ちます。

専用の高リスク配信プールを使用すると、通常の送信プールでは高品質であることが判明している電子メールのみを送信できます。高リスク配信プールが禁止一覧に記載される可能性があることはリスクとなります。これは意図的なものです。このセカンダリ IP プールを使用すると、通常の送信 IP プールが禁止一覧に追加される可能性を低減できます。

また、送信元ドメインにアドレス レコード (A レコード。ドメインの IP アドレスを示す) がなく、かつメール エクスチェンジャー レコード (MX レコード。DNS 内の特定のドメイン宛ての電子メールを受信サーバーに転送するために使用される) がない場合、メッセージは、スパムの性質に関係なく高リスク配信プールを通じてルーティングされます。

関連項目

概念

迷惑メールを送信するユーザーの通知
配信状態通知メッセージのルーティングについて