方法: 2 階層の LightSwitch アプリケーションを配置する
2 層の LightSwitch アプリケーションを配置すると、エンド ユーザーの Windows デスクトップ コンピューター上で実行され、データベースおよびサーバー コンポーネントも同じコンピューター上で実行されます。 LightSwitch アプリケーション発行ウィザードが配置プロセスをガイドします。
2 層のデスクトップ アプリケーションを発行するには
ソリューション エクスプローラーで ProjectName ノードのショートカット メニューを開きます。ProjectName は、自分のプロジェクトの名前です。次に、[発行] を選択します。
LightSwitch アプリケーション発行ウィザードが開きます。
[アプリケーションの種類] ページで、[アプリケーション全体] オプション ボタンを選択し、[次へ] ボタンを選択します。
[アプリケーション サーバーの構成] ページで、[ローカル デスクトップ] オプションが選択されていることを確認し、[次へ] ボタンを選択します。
[発行の出力] ページの [アプリケーション ファイルを配置する場所] で、発行出力を配置する場所のパスを入力します。
既定の場所は、プロジェクト ディレクトリの下にある [発行] サブディレクトリです。
[既定のデータベースを発行する方法] で [データベースに直接発行する] を選択し、[次へ] ボタンを選択します。
データベース スクリプトを作成する場合は、[データベースをインストールして構成するスクリプトを作成する] を選択し、[次へ] ボタンを選択します。
アプリケーションの認証を有効にしている場合は、[セキュリティ設定] ページの [アプリケーション管理者] タブが表示されます。
[認証] ページで [アプリケーション管理者を作成する] オプション ボタンを選択します。
[ユーザー名] ボックスにユーザー名を入力します。
Windows 認証を使用している場合は、Domain\User という形式で有効な Windows ログイン名を指定する必要があります。
[フル ネーム] ボックスに、既定の管理者となるユーザーのフル ネームを入力します。
注意
Windows 認証を使用している場合は、[フル ネーム] ボックスは表示されません。
[パスワード] ボックスにパスワードを入力します。
注意
Windows 認証を使用している場合は、[パスワード] および [パスワードの確認入力] ボックスは表示されません。
[パスワードの確認入力] ボックスに、パスワードをもう一度入力します。
ユーザー名とパスワードは、後で必要になるので、覚えておいてください。
認証を有効にしなかった場合は、[セキュリティ設定] ページの [デジタル署名] タブが表示されます。 このアプリケーションはデスクトップ上で実行され、証明書を指定する必要はありません。
[次へ] ボタンをクリックして続行します。
[データ接続] ページで [データベース接続] タブを選択し、[ユーザー接続を指定します] ボックスに、データベースを配置するコンピューターの接続文字列を入力します。
既定の LocalDB のデータベースをホストするには、「Data Source=(LocalDB)\v11.0;Initial Catalog=ApplicationData;Integrated Security=True」と入力します。 別のデータベース サーバーのデータベースをホストするには、次の手順を実行してください。
接続文字列を変更するには
参照 ([...]) ボタンをクリックします。
[接続のプロパティ] ダイアログ ボックスが開かれます。
[サーバー名] ボックスに、アプリケーション データベースの発行先となるデータベース サーバーの名前を入力します。
データベース サーバーは、SQL Server 2005 またはそれ以降のバージョン、または SQL Server 2005 Express またはそれ以降のバージョンがあるよう、事前に構成する必要があります。 アプリケーションを発行するのと同じサーバー上に配置する必要はありません。
[サーバーにログオンする] セクションで、[SQL 認証を使用する] オプション ボタンを選択し、サーバーで有効な [ユーザー名] と [パスワード] を入力します。
SQL Server が Windows 認証を使用するように構成されている場合、[Windows 認証を使用する] オプション ボタンを選択することもできます。
[データベース名の選択または入力] で、アプリケーションの名前を入力して、[OK] ボタンをクリックします。
このボックスには、アプリケーション デザイナーの Application Name プロパティで入力したものと同じ名前を入力する必要があります。
データベースに直接発行する場合は、[データベース スキーマを発行する] ボックスに同じ接続文字列を入力します。
スクリプトを作成する場合は、次の手順を実行します。
新しいデータベースを作成するには
[SQL データベース スクリプトを生成する] で [次の名前で新しいデータベースを生成する] オプション ボタンを選択し、テキスト ボックスにデータベースの名前を入力します。
クライアント デザイナーで Application name プロパティに入力したものと同じ名前を指定する必要があります。
既存のデータベースを更新するには
[SQL データベース スクリプトを生成する] で [既存のデータベースの更新] オプション ボタンを選択します。
[接続文字列] ボックスの近くの参照 ([…]) ボタンを選択します。
[接続のプロパティ] ダイアログ ボックスが開かれます。
[接続プロパティ] ダイアログ ボックスで、データベースの接続情報を入力し、[OK] ボタンを選択します。
注意
データベース スキーマと更新するデータベースとがまったく同じである限り、接続文字列を別のデータベースにポイントすることができます。
[次へ] ボタンをクリックして続行します。
[必須コンポーネント] ページの [アプリケーションにインストールする必要がある追加の必須コンポーネントはありますか] セクションで、必須コンポーネントのリストを確認してインストールするかどうかを決定します。
オンになっている必須コンポーネントは、既定の必須コンポーネントです。
追加の必須コンポーネントをインストールする場合は、[必須コンポーネントを追加で指定する必要がある] オプション ボタンを選択し、インストールする必須コンポーネントのチェック ボックスをオンにします。
[必須コンポーネントのインストール場所を指定してください] セクションで、ネットワーク共有からインストールする場合は、[次の場所からダウンロードする] をクリックして、必須コンポーネントのインストーラーがある場所のパスを入力します。
デフォルトの選択である [インターネットからダウンロード] では、必要に応じて Microsoft ダウンロード サイトから必須コンポーネントをダウンロードします。
[アプリケーションと同じ場所からコピーする] を選択することもできます。 このオプションを選択すると、必須コンポーネントのインストーラーがアプリケーション フォルダー内にあることを確認する必要があります。 詳細については、「方法 : ClickOnce アプリケーションと共に必須コンポーネントを含める」を参照してください。
[次へ] ボタンをクリックして続行します。
[概要] ページで、[発行] をクリックします。
アプリケーションを発行すると、発行出力で指定したディレクトリにセットアップ ファイルが配置されます。
アプリケーションをインストールする各コンピューターに、発行出力ディレクトリの内容をコピーします。 ターゲット コンピューターでセットアップを実行する前に、次の手順を完了する必要があります。
手順 5. で [データベースに直接発行する] オプションを選択した場合、発行出力を含むディレクトリで、Install.htm ファイルを開き、ターゲット コンピューターを構成する指示に従います。
注意
別の LightSwitch アプリケーションがインストールされているコンピューターにインストールする場合は、コンピューターは既に構成されています。
[データベースをインストールして構成するスクリプトを作成する] オプションを選択した場合、発行出力を含むディレクトリで 2 つのスクリプト (.sql) ファイルを実行して、アプリケーションのデータベースおよび既定の SQL ユーザー アカウントを作成します。
アプリケーションをインストールするには、Setup.exe ファイルを実行します。
注意
アプリケーションの認証を有効にしている場合、アプリケーション管理者は、アプリケーションを実行する前にユーザーを承認する必要があります。詳細については、「方法: Silverlight クライアント アプリケーションで認証を有効にする」を参照してください。
参照
処理手順
方法: LightSwitch アプリケーションの種類を変更する
方法: Silverlight クライアント アプリケーションで認証を有効にする