次の方法で共有


方法: テスト コントローラーおよびテスト エージェントのタイムアウト期限を指定する

 

発行: 2016年7月

テスト コントローラーもテスト エージェントも、相互の応答またはデータ ソースからの応答をどのくらいの時間待機するかを指定するいくつかのタイムアウト設定を持っています。この時間を超えると、失敗としてエラーになります。 特定の状況下では、トポロジや他の環境の問題の要件に合わせてタイムアウト値を編集しなければならない場合があります。 タイムアウト値を編集するには、以下の手順で説明されているように、テスト コントローラーまたはテスト エージェントと関連付けられている XML 構成ファイルを編集します。

テスト コントローラーまたはテスト エージェントのさまざまなタイムアウト設定を編集するには、以下の構成ファイルを表のキー名と値を使用して変更します。

  • テスト コントローラー: QTController.exe.config

    キー名

    説明

    AgentConnectionTimeoutInSeconds

    エージェントの ping 要求を待機する秒数。これを超えると、接続が失われたと判断されます。

    "n" 秒。

    AgentSyncTimeoutInSeconds

    同期テストの実行を開始するときに、すべてのエージェントの同期を待機する秒数。これを超えると、実行が中止されます。

    "n" 秒。

    AgentInitializeTimeout

    テストの実行開始時に、すべてのエージェントとそのデータ コレクターの初期化を待機する秒数。それを超えると、テストの実行が中止されます。 この値は、データ コレクターを使用する場合は、適度に大きくする必要があります。

    "n" 秒。 既定値: "120" (2 分)。

    AgentCleanupTimeout

    すべてのエージェントとそのデータ コレクターのクリーンアップを待機する秒数。それを超えると、テストの実行が完了します。 この値は、データ コレクターを使用する場合は、適度に大きくする必要があります。

    "n" 秒。 既定値: "120" (2 分)。

  • テスト エージェント: QTAgentService.exe.config

    キー名

    説明

    ControllerConnectionPeriodInSeconds

    コントローラーへの接続を試行する間隔の秒数。

    "n" 秒。 既定値: "30" (30 秒)。

    RemotingTimeoutSeconds

    リモート処理呼び出しを継続できる時間の最大秒数。

    "n" 秒。 既定値: "600" (10 分)。

    StopTestRunCallTimeoutInSeconds

    テストの実行を停止する呼び出しを待機する秒数。

    "n" 秒。 既定値: "120" (2 分)。

    GetCollectorDataTimeout

    データ コレクターを待機する秒数。

    "n" 秒。 既定値: "300" (5 分)。

テスト コントローラーのエージェント タイムアウト オプションを指定するには

  1. <ドライブ文字:>\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 12.0\Common7\IDE\ にある XML 構成ファイル QTCcontroller.exe.config を開きます。

  2. <appSettings> タグを探します。

    <appSettings>
      <add key="LogSizeLimitInMegs" value="20"/>
      <add key="AgentConnectionTimeoutInSeconds" value="120"/>
      <add key="AgentSyncTimeoutInSeconds" value="300"/>
      <add key="ControllerServicePort" value="6901"/>
      <add key="ControllerUsersGroup" value="TeamTestControllerUsers"/>
      <add key="ControllerAdminsGroup" value="TeamTestControllerAdmins"/>
      <add key="CreateTraceListener" value="no"/>
    </appSettings>
    
  3. テスト コントローラーのいずれかのタイムアウト キーで、既存の値を編集します。 たとえば、次のようにして、キー AgentConnectionTimeoutInSeconds の既定値を 2 分から 3 分に変更できます。

    <add key="AgentConnectionTimeoutInSeconds" value="180"/>
    

    または

    キーを追加して、タイムアウト値を指定します。 たとえば、次のように、AgentInitializeTimeout キーを <appSettings> セクションに追加して、値を 5 分に指定します。

      <add key="AgentInitializeTimeout" value="300"/>
    </appSettings>
    

テスト エージェントのエージェント タイムアウト オプションを指定するには

  1. <ドライブ文字:>\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 12.0\Common7\IDE\ にある XML 構成ファイル QTAgentService.exe.config を開きます。

  2. <appSettings> タグを探します。

    <appSettings>
      <appSettings>
      <add key="LogSizeLimitInMegs" value="20"/>
      <add key="AgentServicePort" value="6910"/>
      <add key="ControllerConnectionPeriodInSeconds" value="30"/>
      <add key="StopTestRunCallTimeoutInSeconds" value="120"/>
      <add key="CreateTraceListener" value="no"/>
      <add key="GetCollectorDataTimeout" value="300"/>
    </appSettings>  </appSettings>
    
  3. テスト エージェントのいずれかのタイムアウト キーで、既存の値を編集します。 たとえば、次のようにして、キー ControllerConnectionPeriodInSeconds の既定値を 30 秒から 1 分に変更できます。

    <add key="ControllerConnectionPeriodInSeconds" value="60"/>
    

    または

    キーを追加して、タイムアウト値を指定します。 たとえば、次のように、RemotingTimeoutSeconds キーを <appSettings> セクションに追加して、値を 15 分に指定します。

      <add key=" RemotingTimeoutSeconds " value="900"/>
    </appSettings>
    

参照

テスト エージェントおよびテスト コントローラーのインストールと構成
ロード テストのログ設定の変更
Test Controller および Test Agent 用のポートの構成
方法: ログ ファイルの最大サイズを指定する
方法: ネットワーク アダプターに Test Controller または Test Agent をバインドする