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Windows Virtual PC のアプリケーション除外リスト

適用対象: Microsoft Enterprise Desktop Virtualization 2.0

場合によっては、MED-V ワークスペースにインストールされたアプリケーションを、ホスト コンピューターの [スタート] メニューに公開したくないことがあります。このような場合は、「MED-V ワークスペースのアプリケーションを公開する方法と非公開にする方法」の手順に従って、これらのアプリケーションを非公開にします。しかし、プログラムが自動的に更新される場合は、アプリケーションも自動的に再公開される可能性があります。そのため、アプリケーションをもう一度非公開にしなければならなくなります。

Windows Virtual PC には、インストールされたアプリケーションのうち、ホストの [スタート] メニューに公開したくないものを指定する「除外リスト」という機能があります。「除外リスト」は、ゲストのレジストリの HLKM\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Virtual Machine\VPCVAppExcludeList キーにあります。ここには、ホストの [スタート] メニューに公開されないアプリケーションが一覧されています。「除外リスト」は、指定したアプリケーションを永久に非公開にする機能と見なすことができます。というのは、この一覧にあるアプリケーションは、自動更新されても自動的に再公開されることがないためです。

Windows Virtual PC の除外リストを使用したアプリケーションの管理

  1. MED-V ワークスペースを全画面で開きます。

    MED-V 管理ツールキットを使用して MED-V ワークスペースを全画面モードで開く方法については、「MED-V ワークスペースの仮想マシンを開く」を参照してください。ワークスペースを手動で全画面モードで開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Windows Virtual PC]、[Windows Virtual PC] の順にクリックして MED-V ワークスペースをダブルクリックします。

  2. MED-V ワークスペースの Windows Virtual PC ウィンドウで、レジストリ エントリを開きます。

    [スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックして、「regedit」と入力します。次に、[OK] をクリックします。

  3. レジストリ エディターで、HKLM\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Virtual Machine\VPCVAppExcludeList というレジストリ キーを見つけます。

  4. インストールされているアプリケーションのうち、ホスト コンピューターの [スタート] メニューに公開したくないアプリケーションの新しいレジストリ値を作成します。たとえば、Microsoft Silverlight が自動的に公開されている場合に、このアプリケーションを永久に非公開にするには、次の手順に従います。

    1. VPCVAppExcludeList レジストリ キーを強調表示して、[編集]、[新規]、[文字列値] の順にクリックします。

    2. 新しいレジストリ値の名前を入力します。たとえば、Microsoft Silverlight の場合は、「sllauncher.exe」と入力します。

    3. 新しいレジストリ値をダブルクリックし、値のデータを入力します。

      値のデータは、非公開にするコマンドの完全パスです。完全パスを確認するには、[スタート] メニューにある、非公開にしたいアプリケーションのショートカットを右クリックして [プロパティ] をクリックします。完全パスは、[ショートカット] タブの [リンク先] に表示されています。

      たとえば、Microsoft Silverlight プログラムの場合は、"C:\Program Files\Microsoft Silverlight\4.0.50917.0\Silverlight.Configuration.exe" のような完全パスが表示されているはずです。

      重要

      レジストリ値の [データ] フィールドに完全パスを入力するときは、引用符を付ける必要はありません。

  5. レジストリ エディターを閉じ、MED-V ワークスペースの仮想マシンを再起動します。

    アプリケーションは MED-V ワークスペースにインストールされたままですが、ホスト コンピューターの [スタート] メニューに表示されなくなります。

公開から除外したアプリケーションをホストの [スタート] メニューで再び公開するには、VPCVAppExcludeList キーの対応する値を削除します。たとえば、Microsoft Silverlight を再公開するには、sllauncher.exe というレジストリ値を右クリックして [削除] を選択します。

参照:

タスク

MED-V ワークスペースのアプリケーションを公開する方法と非公開にする方法

その他のリソース

MED-V のテクニカル リファレンス

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