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MED-V インストール ファイルのコマンド ライン オプション

適用対象: Microsoft Enterprise Desktop Virtualization 2.0

Microsoft Enterprise Desktop Virtualization (MED-V) 2.0 をインストールまたはアンインストールするときに、コマンド プロンプトでインストール ファイルを実行することもできます。ここでは、コマンド プロンプトで指定可能なさまざまなオプションについて説明します。

コマンド ラインの引数

次の表に、MED-V の各インストール ファイル、および対応するコマンド ラインの引数を示します。

インストール ファイル 引数 設定可能な値 種類 説明 既定

ホスト エージェント

MEDVDIR

<インストール パス>

インストール

インストール先ディレクトリを変更します。

Program Files\Microsoft Enterprise Desktop Virtualization ディレクトリにインストールされます。

MED-V ワークスペース パッケージャー

MEDVDIR

<インストール パス>

インストール

インストール先ディレクトリを変更します。

Program Files\Microsoft Enterprise Desktop Virtualization ディレクトリにインストールされます。

MED-V ワークスペース

INSTALLDIR

<インストール パス>

インストール

インストール先ディレクトリを変更します。

ProgramData\Microsoft\Medv\Workspace にインストールされます。

MED-V ワークスペース

OVERWRITE VHD

0 または 1

インストール

VHD が存在する場合にインストールを中止するには 0、既存の VHD を上書きするには 1 に設定します。

仮想ハード ディスク (VHD) が存在する場合は、その VHD は上書きされず、インストールが中止されます。

MED-V ワークスペース

SUPPRESSMEDVLAUNCH

0 または 1

インストール

MED-V ワークスペースがインストールされた後で、MED-V を起動する場合は 0、起動しない場合は 1 に設定します。

MED-V ワークスペースをユーザー インターフェイス (UI) を使用してインストールする場合は、[完了] ページに表示される MED-V を起動するかどうかを指定するチェック ボックスで制御されます。

MED-V ワークスペース

DELETEDIFFDISKS

0 または 1

アンインストール

MED-V で作成された VHD を残す場合は 0、削除する場合は 1 に設定します。

VHD は削除されません。

コマンド ラインの引数の例

次に、MED-V ワークスペース パッケージャーで作成した MED-V ワークスペースをインストールするコマンドの例を示します。この例では、Temp ディレクトリにログ ファイルを作成し、インストール ファイルをサイレント モードで実行しますが、インストールの完了時に MED-V ホスト エージェントは起動しません。また、前回のインストールで残っている VHD のうち、今回インストールするものと同じ名前の VHD をすべて上書きします。

setup.exe /l* %temp%\medv-workspace-install.log /qn SUPPRESSMEDVLAUNCH=1 OVERWRITEVHD=1

次に、インストール済みの MED-V ワークスペースをアンインストールする例を示します。この例では、Temp ディレクトリにログ ファイルを作成し、インストール ファイルをサイレント モードで実行します。ファイル システムに残っている仮想ハード ディスクをすべて削除します。

%ProgramData%\Microsoft\Medv\Workspace\uninstall.exe /l* %temp%\medv-workspace-uninstall.log /qn DELETEDIFFDISKS=1

参照:

概念

MED-V のコンポーネントの展開

その他のリソース

MED-V のテクニカル リファレンス

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