Microsoft Test Manager を使用した探索的テスト

 

発行: 2016年7月

アプリケーションで作業しているとき、Microsoft Test Manager (MTM) で、操作、コメント、スクリーンショットなどのデータを記録できます。 記録することによりバグが再現しやすくなります。 また、アプリケーションが更新されるたびに、テストをすばやく再生することもできます。

アプリを調べる

1. アプリケーションの最新ビルドをインストールします。 デスクトップ アプリケーションの場合は、MTM が含まれるコンピューターにインストールします。 サーバーの場合は、他のコンピューターにもインストールできますが、ブラウザーまたはクライアントは、MTM があるコンピューターで実行する必要があります。

   (テスト コンピューターをより効果的に管理するには、「ラボ環境でのテスト」を参照してください。)

2. MTM をテスト計画に接続します (接続されていない場合)。 テスト計画には、既定の設定とテスト結果が保存されます。

3. Microsoft Test Manager で探索的テスト セッションを開始します。

   

   テスト ランナーが画面の端に表示されます。 テスト ランナーは、アプリケーションを操作している間、その場所に表示されています。

4. アプリの準備をして、テストを開始します。 たとえば、Web サイトの場合は、サーバーを起動します。

5. 準備ができたら、記録を開始します。

   

6. アプリケーションを操作している間、テスト ランナー ウィンドウでコメントおよびスクリーンショットを追加します。

   

   スクリーンショットは、ダブルクリックすることで編集できます。

7. 問題が見つかった場合は、バグを作成します。 バグには、操作およびコメントの一覧に自動的に追加されます。

   

8. テスト ケースを作成します。

   なぜでしょうか。 アプリケーションを更新する場合は、テストを再実行して、すべてが引き続き機能しているかどうかを確認する必要が出てきます。 操作の一覧を使用すると、同じテストを、自身でだけでなく他のユーザーも簡単に繰り返すことができます。

   

   通常は [ステップの変更] を使用して、最新の操作をいくつ含めるかを設定します。

9. 他の作業を行う必要が生じた場合は、[一時停止] で記録を中断します。 電子メールまたはパスワードは記録に含めないようにします。

10. テストを完了します。

    

    「アカウントのオープンに失敗」、「順序の作成に成功」など、結果を表すタイトルをテストの実行に付けます。

11. この計画の探索的テストを確認して、スプリントの進行状況を確かめます。

    

Q & A

テスト中の画面の記録を有効にするにはどうすればよいですか。

これはテスト設定のオプションです。 [計画]、[プロパティ] を開いて、[手動での実行] で [テストの設定] = <New…> を選択します。 テストの設定ウィザードで、新しい設定に名前を指定します。 [データと診断] ページでスクロール ダウンして、[画面と音声の記録] を選択します。 画面と音声を記録する場合は、[構成] をクリックします。

テストの設定を閉じて、テスト計画のプロパティを保存して閉じます。 テストを開始すると、リアルタイムの画面の記録が追加されます。

リアルタイムに記録せずにテストを実行する場合は、テスト計画のプロパティに戻って [テストの設定] = <Default>] に設定します。

次の操作:

• Microsoft Test Manager での手動テストの計画

さらに掘り下げた操作:

• 手動テストでの複数の診断データの収集

• ラボ環境でのテスト