オーディオ ドライバーの新機能
Windows 8 のオーディオ エンジンは、コンピューターのメイン オーディオ システムに接続されている別のハードウェア デバイスにオフロードされたオーディオ ストリームを利用するように再設計されました。これは、"ハードウェア オフロード" と呼ばれます。
再設計には、Windows に用意されているポート クラス オーディオ ドライバー (Portcls.sys) への新しい機能の追加と、オーディオ ドライバーで使う新しいプロパティ、トポロジ ノード、構造体の導入が含まれました。オーディオ ドライバーでこのような改良を補完するために、コア オーディオ API セットに新しいインターフェイスも追加されました。
オーディオ ドライバーの新しいコンポーネント
KSPROPSETID_Audio プロパティ セットに次の新しいプロパティが追加されました。
- KSPROPERTY_AUDIO_LINEAR_BUFFER_POSITION
- KSPROPERTY_AUDIO_PRESENTATION_POSITION
- KSPROPERTY_AUDIO_WAVERT_CURRENT_WRITE_POSITION
ハードウェア オフロードに対応するために、一連の新しいプロパティがオーディオ ドライバー バッグに追加されました。これらの新しいプロパティについて詳しくは、「KSPROPSETID_AudioEngine」をご覧ください。
オフロード対応のハードウェア デバイスでオフロード機能を公開できるように、オーディオ ドライバーで使用可能なノード セットに新しいトポロジ ノードが追加されました。新しいトポロジ ノードについて詳しくは、「KSNODETYPE_AUDIO_ENGINE」をご覧ください。
新しいプロパティを使うために、オーディオ ドライバーの構造体のセットに新しい構造体が追加されました。
さらに、新しい KSAUDIOENGINE_VOLUMELEVEL 構造体をサポートするために、次の新しい列挙体が追加されました。
コア オーディオ API の新しいコンポーネント
コア オーディオ API セットに新しいプログラミング インターフェイスが追加されました。