LightSwitch アプリケーション データの公開
発行済みの Visual Studio LightSwitch Web アプリケーションのデータを他のアプリケーションで使用するための Open Data (OData) フィードとして公開することができます。 標準の OData プロトコルをサポートするアプリケーションでは、組み込みのデータベースとアタッチされたデータ ソースの両方からのデータを使用できます。 たとえば、モバイル デバイスや Excel PivotTable レポートで LightSwitch アプリケーション データを表示する場合があります。 OData の詳細については、「OData by Example (例による OData)」を参照してください。
LightSwitch サービス
アプリケーション データは、発行済みの LightSwitch アプリケーションのデータ ソースごとに個別のエンドポイントを持つ OData サービス (.svc) として公開されます。 たとえば、Publishers と Retailers という名前の 2 つのデータ ソースを持つアプリケーションは、次のエンドポイントを公開します。
https://www.contoso.com/Publishers.svc
https://www.contoso.com/Retailers.svc
サービスは、その他のユーザーが使用するためにカスタマイズしたサービスを生成できるように、LightSwitch クエリと更新パイプラインによってサポートされます。 アプリケーションで実装されているすべてのビジネス ロジックとセキュリティは、データを使用する任意のユーザーに対して有効です。 たとえば、アプリケーションの特定の情報の表示を許可されていないユーザーは、サービスを使用してその情報にアクセスすることはできません。 外部クライアントのデータの更新は、アプリケーション内で定義されている検証規則と同時実行規則の対象にもなります。
OData サービスのメタデータはエンドポイントで発行され、そのデータ ソースに固有のものです。 ビジネス型のデータ ソースおよびメタデータの外部で定義される仮想リレーションシップのメタデータは公開されません。
OData サービスによって公開されるデータの認証では、安全なアクセスを提供する LightSwitch 認証モデルに密接に調整されます。 次の表に、認証の対応付けを示します。
LightSwitch 認証の種類 |
OData 認証の種類 |
---|---|
なし |
なし |
Windows |
Windows |
フォーム |
Http 基本 |
LightSwitch サービスで発生する同時実行エラーや検証エラーは、標準的な同時実行エラーまたは検証エラーとしてクライアントに戻されて伝えられます。 LightSwitch サービスを使用する LightSwitch アプリケーションの場合、エンティティと競合するプロパティについての追加情報も含まれます。
参照
処理手順
チュートリアル: LightSwitch での OData サービスの公開と使用