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ドライバー パッケージ プロジェクトの Inf2Cat プロパティ

Inf2Cat ツール用のプロパティを設定します。Inf2Cat ツールを使って、INF ファイルを持つ任意のドライバー パッケージ用のカタログ ファイルを作ることができます。

ドライバー パッケージ プロジェクトの Inf2Cat プロパティの設定

  1. ドライバー パッケージのプロパティ ページを開きます。ソリューション エクスプローラーでドライバー パッケージ プロジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. ドライバー パッケージのプロパティ ページで、[構成プロパティ][Inf2Cat] (Inf2Cat) の順にクリックします。
  3. [Run Inf2Cat] (Inf2Cat の実行) オプションを選びます。このオプションは、プロジェクト内のすべての INF ファイル (.inf、.inx、.inv ファイルなど) に対して Inf2Cat ツールを実行します。

INF ファイルを使ってドライバー パッケージがインストールされている場合は、Inf2Cat ツールを使ってカタログ ファイルを作ります。Inf2Cat は、パッケージ内にある、INF ファイルで参照されているファイルを検証します。パッケージにファイルを追加するには、パッケージ プロジェクトとドライバー プロジェクトのプロパティ ページを使います。詳しくは、「ドライバー パッケージの作成」をご覧ください。

オプション 説明

Run Inf2Cat (Inf2Cat の実行)

プロジェクト内のすべての INF ファイル (.inf、.inx、.inv ファイルなど) に対して Inf2Cat ツールを実行します。

Windows Version List (Windows バージョンの一覧)

.inf ファイルでサポートされている Windows のバージョンの一覧を指定します。 Windows の各バージョンはコンマで区切ります。 既定の設定は $(Inf2CatWindowsVersionList) で、アクティブなプラットフォームと構成に対してドライバーをビルドするマクロです。

この設定は、Inf2Cat オプションに /os:WindowsVersionList を指定するのと同じです。

Include Page Hashes (ページ ハッシュを含む)

ファイルにページ ハッシュを含めます。必要に応じて、後にファイルの一覧が続きます。

この設定は、Inf2Cat オプションに /pageHashes[:file1][,file2]...] を指定するのと同じです。

Add PE Attribute (PE 属性の追加)

ファイルに PE カタログ属性を追加します。必要に応じて、後にファイルの一覧が続きます。

この設定は、Inf2Cat オプションに /pe[:file1[,file2]...] を指定するのと同じです。

Add Drm (DRM の追加)

ファイルに DRM レベルのカタログ属性を追加します。必要に応じて、後にファイルの一覧が続きます。

この設定は、Inf2Cat オプションに /drm[:file1[,file2]...] を指定するのと同じです。

詳細

Visual Studio の [出力] ウィンドウに、ツールの出力についての詳細情報を表示します。

この設定は、Inf2Cat オプションに /verbose を指定するのと同じです。

No Catalog (カタログなし)

カタログ ファイルが作られないようにします。

この設定は、Inf2Cat オプションに /nocat を指定するのと同じです。

Use Local Time (現地時刻の使用)

INF DriverVer Directive ディレクティブを検証するときに、ローカル タイム ゾーンを使います。既定では、UTC が使われます。

この設定は、Inf2Cat オプションに /uselocaltime を指定するのと同じです。

 

Inf2Cat ツールの使い方について詳しくは、「Inf2Cat を使ったカタログ ファイルの作成」をご覧ください。

プロパティ ページとプロジェクトについて詳しくは、「WDK と Visual Studio のビルド環境」をご覧ください。

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