レポート
適用対象: System Center 2012 - Service Manager, System Center 2012 SP1 - Service Manager
レポートは自動的に生成され、データ ウェアハウスに格納されます。レポートは、OLAP キューブに基づきます。
注意
Cloud Services Process Pack をアンインストールしても、データ ウェアハウスのデータは削除されません。Cloud Services Process Pack をアンインストールしてから再インストールした場合は、古いデータと新しいデータが一緒に表示されあます。
レポートの前提条件
レポートが生成される前に、次を行う必要があります。
データ ウェアハウスのインストール
データ ウェアハウスの System Center 2012 – Service Manager への登録
Microsoft Excel 2010 のインストール
依存関係の追加
正確なレポート データを取得するには、これらのジョブを完了する必要があります。これらのジョブが実行されていないと、レポートが不完全、あるいは古いものとなります。
まず MPsyncJob が実行されることを確認します。MPsyncJob は、管理パック データとデータ ウェアハウスを同期します。
正確なレポートを取得するには、次の 3 つのジョブを以下の順番で実行する必要があります。
Extract_SM-MGMT-GRP
Transform.Common
Load.Common
最後に Process.CloudServicesCube ジョブを完了する必要があります。Process.CloudServicesCube ジョブが完了しないと、レポートにデータが出力されません。デフォルトでは、Process.CloudServicesCube ジョブは 24 時間ごとの実行がスケジュールされています。
サンプル レポート
レポートには、テナントとチャージバックの 2 種類あります。テナント レポートには、使用可能なリソースに関する情報が表示されます。チャージバック レポートには、コストに関する情報が表示されます。Cloud Services Process Pack では、サンプルとして 2 つのレポート ファイルがインストールされます。サンプルのレポート ファイルごとに、次のレポートが 3つ または 4 つ含まれます。
- クラウド リソース レポート
クラウド リソース レポートは、サービス プロバイダーとプロジェクト管理者用のレポートで、クラウド リソースの詳細を確認するときに使います。
- テナント レポート
テナント レポートは、サービス プロバイダーとテナント管理者用のレポートで、テナントのプロパティを確認するときに使います。
- バーチャル マシン レポート
バーチャル マシン レポートは、サービス プロバイダー、テナント管理者、クラウド リソース ユーザー用のレポートで、バーチャル マシンとそのプロパティを確認するときに使います。
- VM 別チャージバック レポート
VM 別チャージバック レポートは、サービス プロバイダー、テナント管理者、クラウド リソース ユーザー用のレポートで、管理しているバーチャル マシンのチャージバック レポートを確認するときに使います。チャージバックは、バーチャル マシンのデータが Service Manager データ ウェアハウスと同期された日から計算されます。バーチャル マシンが作成された日付ごとには計算されません。
- テナント別チャージバック レポート
テナント別チャージバック レポートを使用して、ユーザーはテナントごとのチャージバック コストを確認できます。
- バーチャル マシン日別スペック
バーチャル マシン日別スペック レポートを使用して、ユーザーはバーチャル マシンのプロパティを確認できます。
- VM コスト日次レポート
VM コスト日次レポートは、コスト構成で実施された変更を特定します。