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globalization 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

[このドキュメントはプレビューのみを目的としており、以降のリリースで変更される可能性があります。プレースホルダーとして空白のトピックが含まれています。]

アプリケーションのグローバリゼーション設定値を構成します。

<globalization
    enableClientBasedCulture="true|false"
    requestEncoding="any valid encoding string"
    responseEncoding="any valid encoding string"
    fileEncoding="any valid encoding string"

    responseHeaderEncoding = "any valid encoding string" 
    resourceProviderFactoryType = string
    enableBestFitResponseEncoding = "true|false"

    culture="any valid culture string"
    uiCulture="any valid culture string"/>

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性

Description

culture

省略可能な属性です。

着信する Web 要求を処理するための既定のカルチャを指定します。

有効なカルチャ文字列については、「System.Globalization.CultureInfo」を参照してください。

この属性は、auto にも設定できます。

enableClientBasedCulture

省略可能な属性です。

この属性は、現時点では使用されていません。

fileEncoding

省略可能な属性です。

.aspx、.asmx、.asax の各ファイルを解析するための既定のエンコード方式を指定します。 byte order mark プリフィックスを付けて保存された Unicode ファイルおよび UTF-8 ファイルは、この属性の値に関係なく自動的に認識されます。

requestEncoding

省略可能な属性です。

ポスト バックされたデータやクエリ文字列など、着信する各要求で仮定されるエンコード方式を指定します。

要求の要求ヘッダーに Accept-Charset 属性が含まれる場合は、この属性が構成内のこの属性をオーバーライドします。

既定のエンコーディングは UTF-8 です。これは、.NET Framework のインストール時に作成された Machine.config ファイルの globalization セクションで指定されます。 Machine.config ファイルまたは Web.config ファイルで要求エンコード方式が指定されていない場合、エンコード方式は、コンピューターの既定値である [地域のオプション] ロケール設定値に設定されます。

単一サーバー アプリケーションでは、この属性と responseEncoding 属性は同じであることが必要です。 あまり一般的なケースではありませんが (既定のサーバーのエンコード方式が異なるときのマルチサーバー アプリケーションの場合)、ローカルの Web.config ファイルを使用することにより要求と応答のエンコード方式を変えることができます。

responseEncoding

省略可能な属性です。

応答の内容エンコード方式を指定します。

既定のエンコーディングは UTF-8 です。これは、.NET Framework のインストール時に作成された Machine.config ファイルの globalization セクションで指定されます。 Machine.config ファイルまたは Web.config ファイルで応答エンコード方式が指定されていない場合、エンコード方式は、コンピューターの既定値である [地域のオプション] ロケール設定値に設定されます。

単一サーバー アプリケーションでは、この属性と responseEncoding 属性は同じであることが必要です。 あまり一般的なケースではありませんが (既定のサーバーのエンコード方式が異なるときのマルチサーバー アプリケーションの場合)、ローカルの Web.config ファイルを使用することにより要求と応答のエンコード方式を変えることができます。

uiCulture

省略可能な属性です。

ロケール依存のリソース検索を処理するための既定のカルチャを指定します。 有効なカルチャ文字列については、「System.Globalization.CultureInfo」を参照してください。

この属性は、auto にも設定できます。

子要素

なし。

親要素

要素

Description

configuration

共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素を指定します。

system.web

ASP.NET 構成セクションのルート要素を指定します。

解説

サーバーまたはアプリケーションの fileEncoding 属性設定が UTF-16 エンコード方式を使用するように構成されていて、構成ファイルのスコープでは .aspx ページで使用するエンコード方式が UTF-16 でない場合は、クライアント ブラウザーに送信される出力が破損し、ページのソース コードが表示される可能性があります。 構成された fileEncoding の値が、ページで使用されるエンコード方式に一致することを確認してください。

既定の構成

次の既定の globalization 要素は、Machine.config ファイルまたはルートの Web.config ファイルでは明示的に構成されません。 ただし、これはアプリケーションが返す既定の構成です。

<globalization requestEncoding="utf-8" 
               responseEncoding="utf-8" 
               fileEncoding="" 
               culture="" 
               uiCulture="" 
               enableClientBasedCulture="false" 
               responseHeaderEncoding="utf-8" 
               resourceProviderFactoryType="" 
               enableBestFitResponseEncoding="false" />

使用例

ASP.NET アプリケーションの既定の要求エンコード方式と既定の応答エンコード方式を指定する方法を次のコード例に示します。

<configuration>
   <system.web>
      <globalization 
         requestEncoding="iso-8859-1"
         responseEncoding="iso-8859-1"/>
   </system.web>
</configuration>

要素情報

構成セクション ハンドラー

System.Web.Configuration.GlobalizationSection

構成メンバー

SystemWebSectionGroup.Globalization

構成できる場所

Machine.config

ルート レベルの Web.config

アプリケーション レベルの Web.config

仮想ディレクトリ レベルまたは物理ディレクトリ レベルの Web.config

要件

Microsoft Internet Information Services (IIS) バージョン 5.0、5.1、または 6.0

Microsoft .NET Framework Version 1.0、1.1、または 2.0

Microsoft Visual Studio 2003 または Visual Studio 2005

参照

処理手順

How to: Lock ASP.NET Configuration Settings

Reference

system.web 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

<configuration> 要素

System.Configuration

System.Web.Configuration

概念

ASP.NET Configuration Overview

ASP.NET Server Controls and Browser Capabilities

Securing Configuration

Configuration Inheritance

その他の技術情報

Encoding Base Types

ASP.NET Configuration Files

ASP.NET 構成設定

全般構成設定 (ASP.NET)

ASP.NET Configuration API