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ADSI の機能

ここでは、ADSI オブジェクトと ADSI コンテナ オブジェクト、および各オブジェクトの実装と公開について説明します。IIS Admin オブジェクトは、IIS が ADSI の実装として公開するものです。ADSI は、IIS の構成データにアクセスするための標準の構文を提供します。IIS の名前空間は、IIS Admin オブジェクトとメタベースで構成されます。IIS のリモート管理ツールであるインターネット サービス マネージャ (HTML) は、IIS Admin オブジェクトを使用します。

説明する項目は次のとおりです。

  • ADSI オブジェクト」では、ADSI オブジェクトと、このオブジェクトを使って IIS を構成する方法について説明します。
  • ADSI コンテナ オブジェクト」では、ADSI コンテナ オブジェクトと、IIS におけるこのオブジェクトの機能について説明します。

IIS Admin オブジェクトは、そのメタベース パスで参照できます。たとえば、MyComputer というコンピュータ上の 1 番目の Web サイトを表す IIS Admin オブジェクトは、IIS://MyComputer/W3SVC/1 という ADSI パス (ADsPath) で参照できます。

次の VBScript コードでは、1 番目の Web サイトへのパス (…/1) を参照するスクリプトを使って、IIS Admin オブジェクトを開いています。例の中では、このオブジェクトが、ローカル コンピュータに存在する Web サイトのメタベース キーに関連付けられています。

実際のコンピュータ名の代わりに、文字列 "LocalHost" を使用できます。

  <%
  Dim VSvrObj
  Set VSvrObj = GetObject("IIS://LocalHost/W3SVC/1")
  Response.Write "Value of ServerComment = " & VSvrObj.ServerComment
%>