インターナショナル クライアントに適応させる

情報をインターネットやイントラネット経由で配布する利点の 1 つに、さまざまな国に住むユーザーがアクセスできる国際的な Web サイトを作成できるということがあります。ユーザーは自国語に翻訳されたページを要求し、この言語に対応したブラウザを使用して、ページの内容を読むことができます。

異なる複数の言語で記述されたページを含む Web サイトを作成する場合、ブラウザと Web サーバーの間、または、ASP スクリプトと COM コンポーネントの間で受け渡しされる文字列を変換する必要がある場合があります。Web サイトにあるページがすべて、Web サーバーで使用されている既定の文字セットで書かれている場合は、ASP により自動変換が行われます。しかし、異なる文字セットを使用してページを作成した場合は、文字列をどのように変換するかを指定する ASP コマンドを使用する必要があります。たとえば、あるサイトに日本語文字セットが含まれるページと、中国語文字セットが含まれるページが混在する場合、特定のページにある文字列を処理する際に、ASP で使用する文字セットを指定しなければなりません。

また、ASP では、通貨、時刻、日付などの表示を、そのロケールの文化的慣習に合わせるためのコマンドも用意されています。文字列変換コマンドと同様に、ロケール コマンドも、スクリプトで Web サーバーの既定のロケールが使用されない場合のみ使用します。詳細については、次のトピックを参照してください。

• 「文字列変換のコード ページを設定する」には、ASP で使用される文字列を変換するサンプル コードがあります。
• 「ロケール識別子を設定する」では、通貨、時刻、日付の表示に使用される書式の変更方法について説明します。