Blend でスタイルを編集する
Blend for Visual Studio プロジェクトのコントロールのスタイルを使用して、そのスタイルを適用するコントロールが既定で使用するプロパティと、トリガー (Windows Presentation Foundation) または状態 (Microsoft Silverlight) を指定できます。 プロパティ (背景ブラシの色など) はコントロールの外観に影響を与え、トリガーまたは状態はプロパティの変化やイベントに対するコントロールの応答方法に影響を与えます。 たとえば、ユーザーがポインターをコントロールの上に移動すると、IsMouseOver プロパティが False から True に変わり、MouseOver イベントが発生します。 ポインターがボタン上で移動したときに、ボタンの背景色を変更するボタンのスタイルを作成できます。
ボタンのスタイルの編集
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スタイル リソースを使用すると、ある種類のコントロールについて外観と動作を定義し、アートボード上にあるそのコントロールの複数のインスタンスに対して、定義したスタイルを適用できるため、作業時間を短縮できます。 スタイル リソースを変更すると、そのスタイルを使用するアートボードのすべてのコントロールは自動的に更新されます。
ヒント
スタイルを編集するには、リソースとしてスタイルを作成しておくか、アートボード上のオブジェクトにスタイルを適用しておく必要があります。詳細については、「Blend でスタイルを作成する」または「Blend でスタイル リソースを適用する」を参照してください。
アートボード上のオブジェクトのスタイルを編集するには
アートボードまたは [オブジェクトとタイムライン] パネルで、スタイルを編集するオブジェクトを選択します。
[オブジェクト] メニューの [スタイルの編集 ] をポイントし、[現在のスタイルの編集] をクリックします。
注意
[現在のスタイルの編集] オプションが使用できない場合は、このオブジェクトに適用できるカスタム スタイルはありません。[コピーして編集] をクリックすると、既定のスタイルのコピーであるスタイル リソースが作成されます。
[プロパティ] パネルの [その他] で、[Style] プロパティをクリックし、次に [リソースの編集] をクリックします。
注意
[スタイルの編集] プロパティが空欄の場合、このオブジェクトに適用できるカスタム スタイルはありません。
Blend がスタイルの編集スコープに移行します。
アートボードの上部に新しい Blend 階層リンク バーが表示されます。
テンプレート編集モード選択時の階層リンク バー
.png "JJ170771.eb50efd9-44c6-41f9-8f50-7d40f6c42e61(ja-jp,VS.120).png")
階層リンク バーのボタンをクリックすることで、選択済みのオブジェクトに対するテンプレート編集モード、スタイル編集モード、およびオブジェクト編集スコープを簡単に切り替えることができます。 階層リンク バーは、選択したオブジェクトにカスタム スタイルまたはテンプレートが適用されている場合に表示されます。
スタイル リソースを編集するには
[リソース] パネルで編集するリソースの名前を見つけ、そのリソースの横にある [リソースの編集] ボタンをクリックします。
Blend がスタイルの編集スコープに移行します。
スタイルを変更するには
スタイルの編集スコープ内で、[トリガー] パネルにプロパティ トリガーとイベント トリガーを追加します。
設定できるトリガーの例については、「試してみよう: ロールオーバー ボタンの作成 (Blend での WPF サポート)」を参照してください。
スタイルの編集スコープを終了するには、[オブジェクトとタイムライン] パネルの [スコープを <オブジェクト名> に戻す]
.png "JJ170771.55844eb3-ed98-4f20-aa66-a6f5b23eeb2b(ja-jp,VS.120).png")
をクリックします。 この操作を行うと、ドキュメントの編集スコープに戻ります。ヒント
オブジェクトに対して、新しいスタイル リソースを作成したり、既存のスタイル リソースを適用したりすると、選択したオブジェクトの [プロパティ] パネルでは、Style プロパティに緑色の枠が表示されます。これは、オブジェクトがこのスタイル リソースにバインド、またはリンクされていることを示します。