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App-V 5.0 の新機能

適用対象: Application Virtualization 5.0, Application Virtualization 5.0 SP1, Application Virtualization 5.0 SP2, Application Virtualization 5.0 SP3

このセクションは、既に App-V を使い慣れているユーザー向けに、App-V 5.0 の変更点について説明します。まだ App-V に慣れていない方は、先に「APP-V 5.0 の計画」を読むことをお勧めします。

標準機能の変更

次の各セクションでは App-V 5.0 の標準機能の変更点について説明します。

サポートされるオペレーティング システムに関する変更

詳細については、「App-V 5.0 でサポートされる構成」をご覧ください。

シーケンサーの変更点

次の各セクションには App-V 5.0 シーケンサー の変更点に関する情報が含まれています。

シーケンサーの具体的な変更点

App-V 5.0 シーケンサー で変更された点について、次の表に示します。

シーケンサーの機能 App-V 5.0 シーケンサーの機能

再起動処理

アプリケーションで再起動のプロンプトが表示されたなら、シーケンサーを実行しているコンピューターをアプリケーションが再起動できるようにしてください。シーケンサーを実行しているコンピューターが再起動すると、シーケンサーは監視モードで再開されます。

仮想アプリケーション ディレクトリの指定

仮想アプリケーション ディレクトリは必須パラメーターです。最適な結果を得るには、アプリケーション インストーラーのインストール ディレクトリと一致させてください。一致させることにより、最適なパフォーマンスとアプリケーションの互換性を得られます。

ショートカット/FTA の編集

[ショートカットと FTA] ページは、シーケンス ウィザードが完了した後の [詳細] 編集ページに表示されます。

[変更履歴] タブ

[変更履歴] タブは App-V 5.0 では削除されました。

[OSD] タブ

[OSD] タブは App-V 5.0 では削除されました。

[仮想サービス] タブ

[仮想サービス] タブは App-V 5.0 では削除されました。

[ファイル]/[仮想ファイル システム] タブ

これらのタブは統合され、パッケージ ファイルを変更できるようになっています。

[展開] タブ

パッケージ内のサーバー URL を構成するオプションはなくなりました。このオプションを構成するには、展開構成か管理サーバーを使用する必要があります。

パッケージ コンバーター ツール

PowerShell を使用して、以前のバージョンで作成されたパッケージを変換できるようになりました。

アドオン/ミドルウェア

アドオンまたはミドルウェア アプリケーションをシーケンスするときに、親パッケージを展開できます。アドオン パッケージとミドルウェア パッケージは、App-V 5.0 の接続グループを使用して接続する必要があります。

ファイル出力

App-V 5.0 で次のファイルを作成できます: Windows インストーラー (.msi) ファイル、.appv ファイル、展開構成ファイル、ユーザー構成ファイル、および report.xml ファイル

圧縮/セキュリティ記述子/MSI パッケージ

Windows インストーラー (.msi) ファイルの圧縮と作成はすべてのパッケージで自動で行われ、セキュリティ記述子は上書きできなくなりました。

ツール/オプション

[診断] ウィンドウと、他のいくつかの設定は削除されました。

インストール ドライブ

アプリケーションをインストールするときに、インストール ドライブは不要になりました。

OOS ストリーミング

ストリーミングの最適化が実行されていない場合、App-V 5.0 クライアントを実行しているコンピューターによってパッケージが要求されると、パッケージを開始できるようになるまで、パッケージのストリーム エラーが発生します。

Q:\

App-V 5.0 はネイティブのファイル システムを使用します。Q:\ は不要になりました。

シーケンス エラーの検出

App-V 5.0 Sequencer は、シーケンス中によく発生するシーケンス問題を検出することができます。シーケンス ウィザードの最後の [インストール レポート] ページには、問題の重大度に応じて、[エラー]、[警告]、[情報] に分類された診断メッセージが表示されます。

イベントに関する詳細な情報を表示するには、目的の項目をダブルクリックして、レポートを確認します。シーケンスに関する問題と、それを解決する方法に関する提案が表示されます。システム準備レポートとインストール レポートからの情報が、パッケージ作成の完了時に要約されます。レポートで確認できる問題の種類を次の一覧に示します。

  • 除外ファイル

  • ドライバー情報

  • COM+ システムの相違点

  • 共存 (SxS) での競合

  • Shell 拡張

  • サポートされていないサービスに関する情報

  • DCOM

接続グループ

以前 Dynamic Suite Composition と呼ばれていた App-V の機能は、App-V 5.0 では接続グループという名称に変更されました。接続グループの使用の詳細は、「接続グループの管理」をご覧ください。

ライセンスと計測の機能

App-V 5.0 のアプリケーションとライセンスの機能は削除されました。お使いの環境における実際のライセンスの位置付けは、固有のソフトウェア タイトル ライセンスと、それに関連するライセンス条項で付与される使用権限によって異なります。

ファイルとアプリケーションのキャッシュ

App-V 5.0 に付属するファイルやアプリケーションのキャッシュはありません。

APP-V への提案がございますか

こちらから提案を追加するか、提案に投票してください。App V の問題については、「APP-V に関する TechNet フォーラム」を利用してください。

関連項目

概念

App-V 5.0 について

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MDOP の詳細については、TechNet ライブラリを参照してください。TechNet Wiki では、トラブルシューティング情報を検索できます。また、Microsoft の FacebookTwitter をフォローすることをお勧めします。
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