既存の仮想アプリケーション パッケージを変更する方法
適用対象: Application Virtualization 5.0, Application Virtualization 5.0 SP1, Application Virtualization 5.0 SP2, Application Virtualization 5.0 SP3
このトピックでは、次の操作を行う方法について説明します。
既存の仮想アプリケーション パッケージ内のアプリケーションを更新する
既存の仮想アプリケーション パッケージのプロパティを変更する
既存の仮想アプリケーション パッケージに新しいアプリケーションを追加する
パッケージを更新する前に:
仮想アプリケーション パッケージを変更するために必要な Microsoft Application Virtualization (App-V) Sequencer がインストールされていることを確認します。App-V Sequencer をインストールする方法については、「シーケンサーをインストールする方法」をご覧ください。
.appv ファイルを安全な場所に保存して、編集用にパッケージを開く前に常にソースを信頼します。
パッケージを更新すると、Managing Authority セクションが展開構成ファイルから誤って削除されます。更新操作を開始する前に、既存の展開構成ファイルから Managing Authority セクションをコピーし、変換が完了した後に新しい構成ファイルにコピーしたセクションを貼り付けます。
パッケージを編集するために Sequencer で [既存の仮想アプリケーション パッケージの変更] をクリックした後、変更を加えることなくパッケージを閉じた場合、パッケージのストリーミング動作が変更されます。プライマリ機能ブロックが StreamMap.xml ファイルから削除され、公開機能ブロックに定義されていたすべてのファイルが削除されます。元のパッケージがどのように構成されているかを問わず、編集後のパッケージを受け取ったユーザーには、そのパッケージにストリーム障害が発生しているかのような影響が及びます。
既存の仮想アプリケーション パッケージ内のアプリケーションを更新する
Sequencer を実行しているコンピューターで、[すべてのプログラム] をクリックします。[Microsoft Application Virtualization] をポイントし、[Microsoft Application Virtualization Sequencer] をクリックします。
App-V Sequencer で、[既存の仮想アプリケーション パッケージの変更] > [次へ] の順にクリックします。
[タスクの選択] ページで、[既存のパッケージ内のアプリケーションを更新する] > [次へ] の順にクリックします。
[パッケージの選択] ページで [参照] をクリックし、更新するアプリケーションを含む仮想アプリケーション パッケージを選択して、[次へ] をクリックします。
[コンピューターの準備] ページで、アプリケーションの更新が失敗する原因となる問題や、更新されたアプリケーションに不必要なデータが含まれる原因となる問題を確認します。続行する前に、すべての潜在的な問題を解決します。修正を行ってすべての潜在的な問題を解決したら、[最新の情報に更新] > [次へ] の順にクリックします。
重要
ウイルス対策ソフトウェアを無効にする必要がある場合は、最初に Sequencer を実行しているコンピューターをスキャンして、パッケージに不必要なファイルや悪意のあるファイルが追加されないことを確認します。
[インストーラーの選択] ページで [参照] をクリックし、アプリケーションの更新プログラムのインストール ファイルを指定します。更新プログラムに関連付けられているインストーラー ファイルがなく、手動ですべてのインストール手順を実行する場合は、[カスタム インストールを実行する] チェック ボックスをオンにして [次へ] をクリックします。
[インストール] ページで、Sequencer とアプリケーションのインストーラーの準備が整ったら、アプリケーションの更新プログラムのインストールを開始して、Sequencer でインストール プロセスを監視できます。インストールの一部として別のインストール ファイルも実行する必要がある場合は、[実行] をクリックし、該当するインストール ファイルを見つけて実行します。インストールが終了したら、[インストールを終了する] を選択します。[次へ] をクリックします。
注意
Sequencer は、Sequencer を実行しているコンピューターで行われるすべての変更とインストールを監視します。監視対象には、シーケンス ウィザード外で実行される変更とインストールも含まれます。
[インストール レポート] ページで、更新した仮想アプリケーションに関する情報を確認します。[追加情報] で、イベントをダブルクリックして、詳細情報を取得できます。続行するには、[次へ] をクリックします。
[ストリーミング] ページで各プログラムを実行して、プログラムが最適化され、ターゲット コンピューターで効率よく実行されるようにします。アプリケーションをすべて実行するのに、数分かかることがあります。すべてのアプリケーションの実行が完了したら、各アプリケーションを閉じ、[次へ] をクリックします。
注意
この手順の間、アプリケーションの読み込みを停止できます。[アプリケーションの起動] ダイアログ ボックスで、[停止] をクリックし、[すべてのアプリケーションを停止する] または [このアプリケーションのみを停止する] を選択します。
[パッケージの作成] ページで、パッケージを保存せずに変更を続行する場合は、[パッケージ エディターを使用して保存せずにパッケージの変更を続行する] チェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスをオンにすると、App-V Sequencer コンソールでパッケージが開き、そのパッケージを保存する前に変更できるようになります。[次へ] をクリックします。
すぐにパッケージを保存する場合は、既定の [今すぐパッケージを保存します。] を選択します。必要に応じて、[コメント] を選択して、パッケージに付けるコメントを追加します。コメントは、アプリケーション バージョンの識別と、パッケージに関するその他の情報の提供に役立ちます。また、[保存場所] に既定の保存場所が表示されます。既定の場所を変更するには、[参照] をクリックして、別の場所を指定します。[作成] をクリックします。
[完了] ページで [閉じる] をクリックして、ウィザードを閉じます。パッケージを Sequencer で使用できるようになります。
既存の仮想アプリケーション パッケージのプロパティを変更する
Sequencer を実行しているコンピューターで、[すべてのプログラム] をクリックします。[Microsoft Application Virtualization] をポイントし、[Microsoft Application Virtualization Sequencer] をクリックします。
App-V Sequencer で、[既存の仮想アプリケーション パッケージの変更] > [次へ] の順にクリックします。
[タスクの選択] ページで、[パッケージを編集する] > [次へ] の順にクリックします。
[パッケージの選択] ページで [参照] をクリックし、変更するアプリケーション プロパティを含む仮想アプリケーション パッケージを選択して、[編集] をクリックします。
App-V Sequencer コンソールで、必要に応じて、次のタスクのいずれかを実行します。
パッケージのプロパティを表示する
関連付けられたパッケージ ファイルを表示する
レジストリ設定を編集する
パッケージの追加設定 (オペレーティング システム ファイルのプロパティを除く) を確認する
仮想レジストリ キーの状態を設定する (上書きまたはマージ)
仮想フォルダの状態を設定する
ショートカットとファイルの種類の関連付けを追加または編集する
注意
ショートカットまたはファイルの種類の関連付けを編集するには、最初に、新しいアプリケーションを追加するアップグレード対象のパッケージを開いて、最終的な編集ページに進みます。
パッケージのプロパティを変更し終わったら、[ファイル] > [上書き保存] の順にクリックしてパッケージを保存します。
既存の仮想アプリケーション パッケージに新しいアプリケーションを追加する
Sequencer を実行しているコンピューターで、[すべてのプログラム] をクリックします。[Microsoft Application Virtualization] をポイントし、[Microsoft Application Virtualization Sequencer] をクリックします。
App-V Sequencer で、[既存の仮想アプリケーション パッケージの変更] > [次へ] の順にクリックします。
[タスクの選択] ページで、[新しいアプリケーションを追加する] > [次へ] の順にクリックします。
[パッケージの選択] ページで [参照] をクリックし、アプリケーションを追加する仮想アプリケーション パッケージを選択して、[次へ] をクリックします。
[コンピューターの準備] ページで、パッケージの作成が失敗する原因となる問題や、変更されたパッケージに不必要なデータが含まれる原因となる問題を確認します。続行する前に、すべての潜在的な問題を解決します。修正を行ってすべての潜在的な問題を解決したら、[最新の情報に更新] > [次へ] の順にクリックします。
重要
ウイルス対策ソフトウェアを無効にする必要がある場合は、最初に Sequencer を実行しているコンピューターをスキャンして、パッケージに不必要なファイルや悪意のあるファイルが追加されないことを確認します。
[インストーラーの選択] ページで [参照] をクリックし、アプリケーションのインストール ファイルを指定します。アプリケーションに関連付けられているインストーラー ファイルがなく、手動ですべてのインストール手順を実行する場合は、[カスタム インストールを実行する] チェック ボックスをオンにして [次へ] をクリックします。
[インストール] ページで、Sequencer とアプリケーションのインストーラーの準備が整ったら、アプリケーションのインストールを開始して、Sequencer でインストール プロセスを監視できます。インストールの一部として、別のインストール ファイルも実行する必要がある場合は、[実行] をクリックし、該当するインストール ファイルを見つけて実行します。インストールが終了したら、[インストールを終了する] > [次へ] の順に選択します。[フォルダーの参照] ダイアログ ボックスで、アプリケーションのインストール先にするプライマリ ディレクトリを指定します。仮想アプリケーション パッケージの既存のバージョンが上書きされないように、必ず、別の場所を指定してください。
注意
Sequencer は、Sequencer を実行しているコンピューターで行われるすべての変更とインストールを監視します。監視対象には、シーケンス ウィザード外で実行される変更とインストールも含まれます。
[ソフトウェアの構成] ページで、必要に応じて、パッケージに含まれているプログラムを実行します。ここでプログラムを実行すると、ターゲット コンピューターにパッケージを展開して実行する前に、アプリケーションを実行するのに必要なライセンスや構成タスクが完了します。すべてのプログラムを一度に実行する場合は、プログラムを少なくとも 1 つ選択して [すべて実行] をクリックします。特定のプログラムだけを実行する場合は、そのプログラムを選択して [選択ファイルの実行] をクリックします。必要な構成タスクを完了して、アプリケーションを閉じます。プログラムをすべて実行するのに、数分かかることがあります。[次へ] をクリックします。
[インストール レポート] ページで、更新した仮想アプリケーションに関する情報を確認します。[追加情報] で、イベントをダブルクリックして詳細情報を取得します。[次へ] をクリックして [カスタマイズ] ページを開きます。
仮想アプリケーションのインストールと構成が終わったら、[今すぐ停止する] を選択して、手順 13. に進みます。以下で説明するカスタマイズを実行する場合、[カスタマイズ] をクリックします。
カスタマイズを実行している場合、ストリーミング用の仮想パッケージを準備し、[次へ] をクリックします。ストリーミングすると、ターゲット コンピュータで仮想アプリケーション パッケージを効率よく実行できるようになります。
[ストリーミング] ページで各プログラムを実行して、プログラムが最適化され、ターゲット コンピューターで効率よく実行されるようにします。アプリケーションをすべて実行するのに、数分かかることがあります。すべてのアプリケーションの実行が完了したら、各アプリケーションを閉じ、[次へ] をクリックします。
注意
この手順の間、アプリケーションの読み込みを停止できます。[アプリケーションの起動] ダイアログ ボックスで、[停止] をクリックし、[すべてのアプリケーションを停止する] または [このアプリケーションのみを停止する] を選択します。
[パッケージの作成] ページで、パッケージを保存せずに変更するには、[パッケージ エディターを使用して保存せずにパッケージの変更を続行する] チェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスをオンにすると、App-V Sequencer コンソールでパッケージが開き、そのパッケージを保存する前に変更できるようになります。[次へ] をクリックします。
すぐにパッケージを保存する場合は、既定の [今すぐパッケージを保存します。] を選択します。必要に応じて、[コメント] を選択して、パッケージに付けるコメントを追加します。コメントは、アプリケーションのバージョンやパッケージに関するその他の情報を提供する場合に役立ちます。また、[保存場所] に既定の保存場所が表示されます。既定の場所を変更するには、[参照] をクリックして、別の場所を指定します。圧縮されていないパッケージのサイズが表示されています。[作成] をクリックします。
[完了] ページで [閉じる] をクリックします。パッケージを Sequencer で使用できるようになります。
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関連項目
その他の参照情報
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