企業価値

[アーティクル]
09/06/2016

**適用先:**Office 365

Microsoft Office アプリケーションは多くの Microsoft Office 365 サブスクリプションプランで利用できます。また、Windows と Mac の両方のオペレーティングシステムに対応したバージョンが用意されています。Office 365 をご利用のお客様は、Office 365 ポータルを使用してダウンロードと管理を行うことができます。エンタープライズ環境で Office の展開と管理を行う IT プロフェッショナルは、Office の次の機能によってサポートされます。

PC または Mac 上のユーザーごとに 5 個のインストール

ユーザーは、Office ライセンスサービス (OLS) により、5 台までのコンピューター (PC または Mac) に Office アプリケーションを同時にインストールできます。ユーザーが 6 台目のコンピューターに Office アプリケーションをインストールしようとすると、エラーメッセージが表示されます。ユーザーは OLS を使用して、Office アプリケーションをインストールした最初の 5 台のコンピューターのうちいずれかを非アクティブ化できます。これによってライセンスがリリースされ、ユーザーは 6 台目のコンピューターをアクティブにすることができます。Office 365 ProPlus のライセンスとライセンス認証の詳細については、「Office 365 ProPlus のライセンスおよびライセンス認証の概要」を参照してください。

自動化されたユーザーアカウントプロビジョニング

Office 365 では、ユーザーをサービスに追加し、ユーザーアカウントを管理するための方法をいくつか用意しています。Office 365 ProPlus の詳細については、「Office 365 ProPlus」を参照してください。

多言語ユーザーインターフェイス

ユーザーは、Microsoft Office プログラムの編集、表示、ヒント、ヘルプの言語を変更し、好みの言語で表示できます。ユーザーが使用できる言語は、コンピューターにインストールされている Microsoft Office の言語バージョンによって決まります。Office アプリケーションの追加言語バージョンは、Office 365 ポータルからインストールできます。

クライアントプッシュ展開

管理対象エンタープライズ環境では、Office 365 にサインアップした管理者が Office 展開ツールを使用してクイック実行インストールをカスタマイズし、ユーザーが Office 365 ポータルからインストールする代わりに社内のある場所から Officeアプリケーションをインストールできるようにします。管理者がネットワークの需要を最小限にするか、会社のセキュリティ要件のためにユーザーがインターネットから製品をインストールできないようにする場合は、これが便利です。Office 展開ツールによるクイック実行の展開の詳細については、「Office 展開ツールを使用して Office 365 クイック実行製品を展開する」を参照してください。

社内 Exchange のクライアントサポート

組織が Exchange Server 2013 を社内で展開し、コンピューターに Office 2013 をインストールしてある場合は、電子メールで直接受信した Office の添付ファイルを Microsoft Outlook 2013 で開くことができます。Outlook 2013 の新機能、および Outlook 2013 での添付ファイルのプレビューや開く方法の詳細については、「Outlook 2013 の新機能 (このページは英語の可能性があります)」および「添付ファイルのプレビュー (このページは英語の可能性があります)」を参照してください。

社内 SharePoint のクライアントサポート

組織が SharePoint Server 2013 を社内で展開し、Office 365 ProPlus か Office 2013 をコンピューターにインストールしてある場合は、SharePoint ドキュメントライブラリの Office ファイルを表示、編集できます。SharePoint 2013 によって文書で共同作業する方法の詳細については、「文書での共同作業」を参照してください。

ソフトウェア更新の制御

既定では、Office 365 のクイック実行インストールは自動的に更新され、更新プロセスは新しいデータをバックグラウンドで自動的に検出してダウンロードします。エンタープライズ管理者は Office 展開ツールを使用し、更新がユーザーに自動的に配信されることを選択するか、社内のある場所からクイック実行の更新を計画して展開できます。Office 展開ツールによるクイック実行の展開の詳細については、「Office 展開ツールを使用して Office 365 クイック実行製品を展開する」を参照してください。Office for Mac 2011 の場合は、更新を含む専用の Office 2011 イメージを作成して、クライアントコンピューターに展開します。Office for Mac 2011 のクライアントコンピューターへの展開の詳細については、「Office for Mac 2011 をクライアントコンピューターへ展開する (このページは英語の可能性があります)」を参照してください。

データベース比較

Excel スプレッドシート比較機能と同様、Access データベースでも 2 つの Access データベースを選択し、表、クエリ、モジュールなどの相違点に関するレポートを作成できます。この機能は Excel 2013 の機能ではなく Office Professional Plus 2013 の個別のプログラムです。詳細については、「データベースの 2 つのバージョンの比較 (このページは英語の可能性があります)」を参照してください。

デスクトップの仮想化

お客様は、Windows Server の役割の 1 つであるリモートデスクトップサービス (RDS) を使用して、Office がインストールされた集中型サーバーを構築できます。ユーザーはこの集中サーバーにリモートでログオンし、Office を実行します。組織はリモートデスクトップサービスと Hyper-V を使用して、仮想デスクトップをユーザーに展開することもできます。RDS を使用して Office 365 ProPlus を展開するには、共有コンピューターのライセンス認証を使用する必要があります。詳細については、「共有コンピューターのライセンス認証の概要」を参照してください。

Excel スプレッドシート比較

ブックの複数バージョンを比較して並べて表示し、セルレベルまでの重要な変更 (ブックの構造、数式、セル値、VBA コード、セルの形式などの変更) を迅速に確認できるようにします。ブックの変更の監査証跡があることがわかっていれば、安心して監査に臨むことができます。詳細については、「スプレッドシート比較を使用したブックの 2 つのバージョンの比較 (このページは英語の可能性があります)」を参照してください。

Excel スプレッドシート検査

ブックに、エラー、不整合、隠し情報、データの依存関係などの重要な側面がないかどうかを診断します。Excel スプレットシート検査には、ブックの分析、相関関係図、スプレッドシート比較などの役立つツールがあります。詳細については、「スプレッドシート検査を使ってできること (このページは英語の可能性があります)」を参照してください。

Exchange Online と SharePoint Online のアーカイブとコンプライアンス

Office アプリケーションでは、Exchange Online と SharePoint Online のインプレース保持がサポートされています。インプレース保持により、組織はメッセージ保持と電子情報開示の要件に対応できます。

グループポリシーのサポート

Office 2013 には、新しいポリシー設定を含むグループポリシー管理用テンプレートファイル (ADMX、ADML) が含まれており、Windows インストーラーベース (MSI) インストールおよびクイック実行 Office 2013 インストールに適用されます。この新しいテンプレートには、セキュリティ、パフォーマンス、テレメトリダッシュボード、Outlook、OneNote 同期、Office テンプレート、アドイン管理に関連する設定が含まれています。Office 2013 管理用テンプレートファイルと Office カスタマイズツール (OCT) の詳細については、「Office 2013 管理用テンプレートファイル (ADMX、ADML) および Office カスタマイズツール」を参照してください。

Information Rights Management

一部の Office 365 オプションには Azure Rights Management (RMS) が含まれています。これを使用して、ユーザーは Information Rights Management (IRM) 保護をドキュメントに適用することができます。Office 365 内での Rights Management の使用の詳細については、「Office 365 内での Rights Management を使用した共同作業」を参照してください。

Office 2013 には新しい Information Rights Management (IRM) クライアントが含まれており、ユーザーインターフェイス (UI) が新しくなって ID 選択が簡素化されています。また、社内 Windows Server Active Directory Rights Management Services (AD RMS) サーバーのサービスの自動検出もサポートされています。Office 2013 では Office Online 用に読み取り専用 IRM もサポートされます。Office Online では、IRM 保護文書を SharePoint ライブラリで表示するか、メッセージに添付された IRM 保護文書を Outlook Web App で表示できます。Information Rights Management の詳細については、「Office 2013 で Information Rights Management を計画する (このページは英語の可能性があります)」および「Office for Mac 2011 での Information Rights Management 展開ガイド (このページは英語の可能性があります)」を参照してください。

Office アドイン、ActiveX、および BHO のサポート

Office 365 ProPlus では、アドイン、ActiveX コントロール、ブラウザーヘルパーオブジェクト (BHO) など、既存の Office ソリューションがサポートされます。.NET Framework をターゲットにした Office ソリューションの構築に関する詳細については、「Office ソリューションの開発の概要」を参照してください。Web 統合に焦点を当てた Office ソリューションの構築に関する詳細については、「Visual Studio を使用した Office 用アプリの作成」を参照してください。

Office テレメトリ

Office テレメトリはフレームワークを監視する新機能であり、Office 2013、Office 2010、Office 2007、Office 2003 で動作します。このフレームワークでは、ビジネスに不可欠な Office 文書とソリューションを組織内で発見できるようにして、Office 展開を速くします。Office テレメトリの詳細については、「Office 2013 アプリケーション互換性ガイド」および「Office テレメトリダッシュボードを展開する」を参照してください。

クライアントアプリケーションのオフラインサポート

Office Online は Web ブラウザーから起動し、インターネット接続に依存しています。インターネットから切断している間に Office ファイルを表示して編集するには、Office デスクトップアプリケーションをデバイスにインストールする必要があります。

最適化されたサイドバイサイドクライアントインストール

クリック実行で Office のサイドバイサイドインストールがサポートされるということは、Office 2013 を使用するためにオフィスの前バージョンをアンインストールする必要がないということです。ユーザーは、現在のバージョンをアンインストールしなくても、Office の新バージョンをテストできます。テストが完了したら、ユーザーは以前のバージョンの Office をアンインストールできます。クイック実行の詳細については、「クイック実行の概要」を参照してください。

Power Map for Excel

3D データをビジュアル化するためのツールである Power Map には、地形データと時間データのマッピング、調査、操作機能が用意されています。お客様は Bing マップで最大 100 万行までのデータを 3D で視覚的にプロットし、地理的空間にデータを表示し、スクリーンショットシーンや映像によるガイド付きビデオツアーを使って情報を共有できます。詳細については、「Power Map の使い方」を参照してください。

Power Pivot for Excel

データの分析とモデリングのための PowerPivot を使用すると、Microsoft SQL Server にあるインメモリーデータベースを使用して大量のデータセットを迅速に処理できる柔軟性の高いモデルを、Excel で作成することができます。必要に応じてモデルのカスタマイズをすべて Excel 内で実行できるため、追加のコーディング作業は不要です。詳細については、「Power Pivot:Excel での強力なデータ分析とデータモデリング」を参照してください。

Power Query for Excel

データ検索および検出のための Power Query は、お客様が社内のデータと Web 上の外部データソースのデータをすべて Excel 内で照会できるようにするデータ検索エンジンです。パートナーからこの検索エンジンのプライベートバージョンが提供されるので、このエンジンをカスタマイズし、頻繁にアクセスするデータソースのインデックスを作成できます。また、Power Query は複数のソースのデータセットをクリーンアップおよびマージします。これにより、IT ユーザーと BI ユーザーはデータ管理よりもデータから得られる洞察 (インサイト) の処理に集中できます。詳細については、「組織内外のデータソースへの接続 (このページは英語の可能性があります)」を参照してください。

Power View for Excel

データのビジュアル化と調査のための Power View では、データを操作し、データをコンパイルしてグラフやその他のビジュアル表現を作成できます。あらゆるスキルレベルのユーザーにとって非常にインタラクティブで使いやすいデータ調査、ビジュアル化、プレゼンテーション機能によって、思考スピードで新たな洞察 (インサイト) を提示するプレゼンテーションやレポートに最適です。詳細については、「Power View:データの調査、ビジュアル化、プレゼンテーション」を参照してください。

ローミング設定

ローミング設定は、リモートで同期されたデータの本質を許容する設定の小グループです。Office エクスペリエンスに影響する、ユーザー固有のデータに接続し、デスクトップ、ラップトップ、モバイルデバイスのいずれでログインしても、データを同一にします。Office 2013 のユーザーとローミングの設定の詳細については、「新機能 - Office 2013 でのユーザーとローミングの設定」を参照してください。

共有コンピューターのライセンス認証

共有コンピューターのライセンス認証を使用すると、複数のユーザーが共有する組織内のコンピューターに Office 365 ProPlus を展開できます。たとえば、リモートデスクトップサービス (RDS) を使用してユーザーがリモートで接続する共有デスクトップを提供する場合は、共有コンピューターのライセンス認証を使用する必要があります。

共有コンピューターのライセンス認証を使用するには、Office 展開ツールを使用して Office 365 ProPlus を展開する必要があります。詳細については、「共有コンピューターのライセンス認証の概要」を参照してください。

クラウドベースファイルストレージのブロックのサポート

既定の場合、ユーザーは Office 2013 により、インターネットに存在する Office ファイルにアクセスできます。ただし新しいレジストリ設定があり、それを有効にすると、ユーザーはそのようなリソースにアクセスできなくなります。レジストリで UseOnlineContent を探してください。また、ログオン時にユーザーに提供する ID の種類 (Microsoft アカウント ID、または職場や学校のアカウント) を判別するための新しい SignOnOptions レジストリ設定もあります。このような設定を無効にして、社内のコンテンツとアクセスにユーザーを制限することもできます。Office 2013 での認証の詳細については、「Office 2013 での認証」を参照してください。

バージョンアップグレード

Office 365 はサブスクリプションベースのサービスであり、最新バージョンの Office ソフトウェアがお客様に提供されます。Office の新バージョンがリリースされると、Office 365 のお客様は新バージョンにアクセスできるようになります。

Office 365 のサブスクリプションがないお客様は、ソフトウェアアシュアランスがある場合に限って、Office Professional Plus 2013 などの新バージョンの Office にアクセスできます。Office 365 ProPlus の詳細については、「Office 365 ProPlus の概要」を参照してください。

ボリュームライセンス認証

ライセンス認証により、ソフトウェアプロダクトキーおよびデバイスのソフトウェアの特定インストールの間で関係が確立されます。Office 2013 のボリュームライセンスエディションの場合、Microsoft はプロダクトライセンス認証技術を組み込んで、そのプロダクトのライセンス認証を要求します。Office 2013 には、3 つのボリュームライセンス認証方法、キー管理サービス (KMS)、マルチライセンス認証キー (MAK)、および Active Directory によるライセンス認証を利用できます。Office 2013 のボリュームライセンス認証の詳細については、「Office 2013 のボリュームライセンス認証方式」を参照してください。

機能の可用性

Office 365 のプラン、スタンドアロンのオプション、オンプレミスソリューション全体の機能の可用性を表示するには、「Office アプリケーションサービスの説明」を参照してください。

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このトピックに関するコメントや質問Office 365 サービスの説明のフィードバック宛てにフィードバックをお送りください。Office 365 についてサポートが必要な場合は、Microsoft サポートセンターにアクセスしてください。