roleManager の providers の add 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
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ロール プロバイダーのインスタンスを、ロール管理プロバイダーのコレクションに追加します。
この要素は、.NET Framework Version 2.0 で追加されました。
<add name="provider name"
type="string"
connectionStringName="string"
applicationName="string"
commandTimeout="number"
description="string"
cacheRefreshInterval="number"
scopeName="string"/>
属性および要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
属性 |
Description |
---|---|
applicationName |
省略可能な String 属性です。 データ ソースでロール名を格納するアプリケーションの名前を指定ます。 アプリケーション名を指定すると、複数の ASP.NET アプリケーションで同じデータベースを使用できます。ロール名は異なるアプリケーションごとに複製されません。 また、同じアプリケーション名を指定すると、複数の ASP.NET アプリケーションで同じロール情報を使用できます。 この属性を指定しない場合、.NET Framework に含まれるロール プロバイダーは、ApplicationName プロパティに対して ApplicationVirtualPath 値を使用します。 |
cacheRefreshInterval |
省略可能な Int32 型の属性です。 キャッシュされたポリシー ストア データを強制的に更新する間隔を分単位で指定し、AuthorizationStoreRoleProvider にだけ適用します。 既定値は、60 です。 |
commandTimeout |
省略可能な Int32 型の属性です。 ロール マネージャー データ ソースに対して実行されたコマンドがタイムアウトするまでの時間 (秒数)。 このタイムアウト値は、SQL プロバイダーが SqlCommand オブジェクトを作成するときに使用します。 既定では、この属性は ASP.NET 構成では設定されていません。 そのため、ADO.NET の既定値である 30 秒が使用されます。 この属性が設定されると、SQL プロバイダーは、データベースに対して実行されるすべての SQL コマンドについて、構成されたタイムアウト値を使用します。 既定値は 30 です (ADO.NET の既定値)。 |
connectionStringName |
必須の String 属性です。 <connectionStrings> 要素に定義されている接続文字列の名前を指定します。 指定した接続文字列は、追加されるプロバイダーによって使用されます。 |
description |
省略可能な String 属性です。 ロール プロバイダー インスタンスの説明を入力します。 |
name |
必須の String 属性です。 プロバイダーのインスタンスの名前を指定します。 この値は、プロバイダー インスタンスを既定のロール プロバイダーとして識別するために、<roleManager> 要素の defaultProvider 属性に使用します。 プロバイダーの name は、Providers コレクション内のプロバイダーにインデックスを付けるためにも使用します。 |
scopeName |
省略可能な String 属性です。 プロバイダー インスタンスが接続する承認マネージャー ポリシー ストアのセキュリティ スコープを指定し、AuthorizationStoreRoleProvider にだけ適用します。 scopeName が指定されている場合、プロバイダーがポリシー ストアに接続する際に applicationName と scopeName の組み合わせが使用されます。 |
type |
必須の String 属性です。 RoleProvider 抽象基本クラスを実装する型を指定します。 |
子要素
なし。
親要素
要素 |
Description |
---|---|
configuration |
共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルで必要なルート要素を指定します。 |
system.web |
ASP.NET 構成セクションのルート要素を指定します。 |
roleManager |
ロール管理用のアプリケーションを構成します。 |
providers |
ロール管理に使用するロール プロバイダーのコレクションを定義します。 |
解説
add 要素は、ロール プロバイダー インスタンスを、providers 要素に格納されたロール管理プロバイダー コレクションに追加します。
providers 要素は、ロール管理に使用するロール プロバイダーのコレクションを定義します。
アプリケーション コード内の roleManager 要素の構成値のアクセスおよび変更方法については、RoleManagerSection、WindowsTokenRoleProvider、SqlRoleProvider、および AuthorizationStoreRoleProvider を参照してください。
既定の構成
次の既定の providers 要素は、Machine.config ファイルで構成されます。
<roleManager>
<providers>
<add name="AspNetSqlRoleProvider" connectionStringName="LocalSqlServer" applicationName="/" type="System.Web.Security.SqlRoleProvider, System.Web, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a" />
<add name="AspNetWindowsTokenRoleProvider" applicationName="/" type="System.Web.Security.WindowsTokenRoleProvider, System.Web, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a" /> </providers>
</roleManager>
使用例
ロール情報の格納と取得に SqlRoleProvider クラスを使用するよう ASP.NET アプリケーションを構成する方法を、次のコード例に示します。
<configuration>
<system.web>
<roleManager defaultProvider="SqlProvider"
enabled="true"
cacheRolesInCookie="true"
cookieName=".ASPROLES"
cookieTimeout="30"
cookiePath="/"
cookieRequireSSL="false"
cookieSlidingExpiration="true"
cookieProtection="All" >
<providers>
<add
name="SqlProvider"
type="System.Web.Security.SqlRoleProvider"
connectionStringName="SqlServices"
applicationName="SampleApplication" />
</providers>
</roleManager>
</system.web>
</configuration>
要素情報
構成セクション ハンドラー |
|
構成メンバー |
|
構成できる場所 |
Machine.config ルート レベルの Web.config アプリケーション レベルの Web.config |
要件 |
Microsoft Internet Information Services (IIS) バージョン 5.0、5.1、または 6.0 .NET Framework Version 2.0 Microsoft Visual Studio 2003 または Visual Studio 2005 |
参照
処理手順
How to: Configure Specific Folders Using Location Settings
How to: Lock ASP.NET Configuration Settings
Reference
roleManager の providers 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
roleManager の providers の clear 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
roleManager の providers の remove 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
roleManager 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
system.web 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
概念
Understanding ASP.NET Role Management