チュートリアル: Access データベース内のデータへの接続 (Windows フォーム)
Visual Studio を使用して Access データベース (.mdf ファイルまたは .accdb ファイル) に接続できます。 接続を定義すると、[データ ソース ウィンドウ] にデータが表示されます。 ここから、テーブルまたはビューをフォームにドラッグできます。 Visual Studio のプロジェクト システムがこれらのローカル データベース ファイルを管理する方法を調べるには、「方法 : プロジェクトでローカル データ ファイルを管理する」を参照してください。
必須コンポーネント
これらの手順を実行するには、Windows フォーム アプリケーション プロジェクト、および Microsoft Access データベース ファイル (.accdb ファイル) または Access 2000-2003 データベース (.mdb ファイル) が必要です。 ファイルの種類に対応する手順に従ってください。
.accdb ファイルのデータセットの作成
次の手順を実行して、Access 2013、Office 365、Access 2010、または Access 2007 で作成したデータベースに接続できます。
データセットを作成するには
データの接続先となる Windows フォーム アプリケーションを開きます。
[表示] メニューで、[その他のウィンドウ] > [データ ソース] をクリックします。
[データ ソース] ウィンドウで、[新しいデータ ソースの追加] をクリックします。
[データソースの種類を選択] ページで [データベース] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[データベース モデルの選択] ページで [データセット] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[データ接続の選択] ページで、[新しい接続] を選択して新しいデータ接続を構成します。
[データ ソース] を [.NET Framework OLE DB 用データ プロバイダー] に変更します。
重要
[Microsoft Access データベース ファイル (OLE DB) ] のデータ ソースが正しい選択のように思われますが、このデータ ソースの種類は .mdb データベース ファイルにのみ使用します。
[OLE DB プロバイダー] で [Microsoft Office 12.0 Access データベース エンジン OLE DB プロバイダー] をクリックします。
[サーバー名またはファイル名] で、接続する .accdb ファイルのパスと名前を指定し、[OK] をクリックします。
注意
データベース ファイルにユーザー名とパスワードがある場合は、それらを指定し、[OK] をクリックします。
[データ接続の選択] ページで [次へ] をクリックします。
[アプリケーション構成ファイルに接続文字列を保存] ページで [次へ] をクリックします。
[データベース オブジェクトの選択] ページの [テーブル] ノードを展開します。
データセットに含めるビューまたはテーブルをすべて選択し、[完了] をクリックします。
プロジェクトにデータセットが追加され、テーブルとビューが [データ ソース] ウィンドウに表示されます。
.mdb ファイルのデータセットの作成
データ ソース構成ウィザードを実行して、データセットを作成します。
データセットを作成するには
データの接続先となる Windows フォーム アプリケーションを開きます。
[表示] メニューで、[その他のウィンドウ] > [データ ソース] をクリックします。
[データ ソース] ウィンドウで、[新しいデータ ソースの追加] をクリックします。
[データソースの種類を選択] ページで [データベース] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[データベース モデルの選択] ページで [データセット] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[データ接続の選択] ページで、[新しい接続] を選択して新しいデータ接続を構成します。
[データ ソース] が [Microsoft Access データベース ファイル (OLE DB)] でない場合は、[変更] をクリックして [データ ソースの変更] ダイアログ ボックスを開き、[Microsoft Access データベース ファイル] をクリックし、[OK] をクリックします。
[データベース ファイル名] で、接続する .mdb ファイルのパスと名前を指定し、[OK] をクリックします。
[データ接続の選択] ページで [次へ] をクリックします。
[アプリケーション構成ファイルに接続文字列を保存] ページで [次へ] をクリックします。
[データベース オブジェクトの選択] ページの [テーブル] ノードを展開します。
データセットに含めるビューまたはテーブルをすべて選択し、[完了] をクリックします。
プロジェクトにデータセットが追加され、テーブルとビューが [データ ソース] ウィンドウに表示されます。
セキュリティ
機密情報 (パスワードなど) を格納すると、アプリケーションのセキュリティに影響を及ぼすことがあります。 データベースへのアクセスを制御する方法としては、Windows 認証 (統合セキュリティとも呼ばれます) を使用する方が安全です。 詳細については、「接続情報の保護」を参照してください。
次の手順
作成したデータセットが [データ ソース] ウィンドウで利用できるようになります。 これで、以下のタスクをどれでも実行できます。
[データ ソース] ウィンドウの項目を選択し、フォームにドラッグします (Visual Studio でのデータへの Windows フォーム コントロールのバインド を参照)。
データセット デザイナーでデータ ソースを開き、データセットを構成するオブジェクトを追加または編集します。
データセット内のデータ テーブルの ColumnChanging イベントまたは RowChanging イベントに検証ロジックを追加します (データセットのデータの検証 を参照)。
参照
概念
Visual Studio でのデータへのコントロールのバインド