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オブジェクト、クラス、および構造体 (C# プログラミング ガイド)

C# は、オブジェクト指向のプログラミング言語であり、クラスと構造体を使用して、Windows フォーム、ユーザー インターフェイス コントロール、データ構造体などの型を実装します。一般的な C# アプリケーションは、プログラマ定義のクラスと .NET Framework のクラスの組み合わせで構成されます。

C# では、さまざまな方法でクラスを定義できます。たとえば、異なるアクセス レベルを指定したり、他のクラスから機能を継承したりできます。また、型をインスタンス化または破棄したときに実行される処理を指定することもできます。

クラスは、型パラメータを使用してジェネリックとして定義することもできます。型パラメータを使用すると、クライアント コードでタイプ セーフかつ効率的にクラスをカスタマイズできます。.NET Framework クラス ライブラリの System.Collections.Generic.List など、単一のジェネリック クラスをクライアント コードで使用すると、整数、文字列、または他の型のオブジェクトを格納できます。

概要

オブジェクト、クラス、および構造体には、次の特徴があります。

  • オブジェクトは、特定のデータ型のインスタンスです。データ型は、アプリケーションの実行時に作成 (インスタンス化) されるオブジェクトの設計図になります。

  • 新しいデータ型は、クラスおよび構造体を使用して定義します。

  • クラスと構造体は、コードとデータを含む、C# アプリケーションのビルド ブロックを形成します。C# アプリケーションには、必ず少なくとも 1 つのクラスが存在します。

  • 構造体は、少量のデータを格納するデータ型を作成するのに適した軽量のクラスと考えることができます。構造体は、継承によって後で拡張される可能性がある型を表しません。

  • C# クラスは継承をサポートするため、定義済みのクラスから派生できます。

関連項目

C# 言語仕様

詳細については、「C# 言語仕様」の次のセクションを参照してください。

  • 1.6 クラスとオブジェクト

  • 1.7 構造体

  • 3.4.4 クラスのメンバ

  • 4.2.1 クラス型

  • 10 クラス

  • 11 構造体

参照

概念

C# プログラミング ガイド