ビルドからのリリースのトリガー

[アーティクル]
12/18/2014

Team Foundation ビルドを使用してアプリをビルドするときにリリースを自動的に開始します。開始するリリースプロセスのステージを選択できます。ビルドからのリリースをトリガーするには、ビルドプロセスとリリースパスの両方を構成する必要があります。

リリースパスをまだ作成していない場合は、ここに移動して、作成します。

また、ビルドシステムを設定していない場合は、この段階で設定します。

ビルドプロセスの構成

ビルド定義を編集するアクセス許可がない場合は、この段階で取得します。
Visual Studio、チームエクスプローラーから、作業するチームプロジェクトに接続します (キーボード: Ctrl + 0、C)。
[ビルド] ページ (キーボード: Ctrl + 0、B) で、ビルド定義を作成または編集します。
ビルド定義の [プロセス] タブで、今回のリリースで使用する構成を選択します (たとえば、デバッグやリリース)。 [リリースビルド] を True に設定します。リリースのために発生する特定のステージを選択するか、または最初のステージから開始する場合にはこのフィールドを空白のままにしておきます。

[リリース] セクションが表示されない場合、
- Q: 既定のテンプレートを使用します。 Release Management にはどのビルドプロセステンプレートを使用して、どのように TFS に追加すればよいでしょうか。
- Q: アップグレードテンプレートを使用します。 Release Management にはどのビルドプロセステンプレートを使用すればよいでしょうか。
- Q: カスタムビルドプロセステンプレートを使用します。リリースをトリガーするにはどのようにワークフローロジックを追加すればよいでしょうか。
ターゲット環境によって異なる値を必要とする構成ファイルを含むコンポーネントがある場合、構成ファイルをトークン化できます。
ビルドプロセスに必要なその他の設定を指定し、ビルド定義を保存します。

リリーステンプレートの構成

ビルドサーバーに Release Management Client for Visual Studio 2013 をインストールしていない場合は、この段階でインストールします。 Release Management サーバーに接続できるように Release Management クライアントを構成します。

ビルドサーバーにクライアントをインストールしたら、ビルドサービスを再起動します。これは、Team Foundation Server 管理コンソールから実行できます。
リリーステンプレートで、ビルドをトリガーするために設定したビルド定義を選択し、チェックボックスをオンにして、リリースをトリガーするビルドプロセスを有効にします。

ビルド定義の選択が表示されない場合は、Release Management クライアントに TFS 接続を追加する必要があります。 ([管理] セクションの [TFS の管理] タブから接続を追加します。)

リリースがトリガーされると、選択したステージの手順に進みます。このステージで [受け入れ手順] と [配置手順] が自動に設定されていない場合は、リリースは開始しません。リリースパスで自動化されるように、これらの手順をマークする必要があります。

Q & A

Q: 既定のテンプレートを使用します。Release Management にはどのビルドプロセステンプレートを使用して、どのように TFS に追加すればよいでしょうか。

A: 既定のテンプレートを使用している場合、必要な操作はこれを対応するリリース管理プロセステンプレートで置き換えることです。

ファイルを投稿するまたはビルド定義を編集するアクセス許可がない場合は、この段階で取得します。
Visual Studio、チームエクスプローラーから、作業するチームプロジェクトに接続します (キーボード: Ctrl + 0、C)。
ドライブ:\Program Files (x86)\ Microsoft Visual Studio 12.0\ReleaseManagement\bin フォルダーで、必要なテンプレートを検索します。または、このブログの投稿にアタッチされている zip ファイルからこのディレクトリにテンプレートをダウンロードします。
- TFS 2013
  - TFVC: ReleaseTfvcTemplate.12.xaml。
  - Git: ReleaseGitTemplate.12.xaml
- TFS 2012: ReleaseDefaultTemplate.11.1.xaml
- TFS 2010: ReleaseDefaultTemplate.xaml
バージョン管理にテンプレートを追加します。チームプロジェクトの BuildProcessTemplates フォルダーにテンプレートを配置することをお勧めします。
- TFVC: サーバーへのファイルの追加
- Git: 開発用コンピューターのファイルを管理する
[ビルド] ページ (キーボード: Ctrl + 0、B) で、ビルド定義を作成または編集します。
[プロセス] タブで、[新規作成] をクリックして、[ビルドプロセスファイル] に使用するテンプレートを選択します (追加したテンプレートを参照して選択できるようになります)。

Q: カスタムビルドプロセステンプレートを使用します。リリースをトリガーするにはどのようにワークフローロジックを追加すればよいでしょうか。

A: カスタムビルドプロセステンプレートにセクションを追加して、ワークフローロジックを提供します。ここで、これらのセクションがあるスニペットファイルをダウンロードします。スニペットを使用して、ビルドプロセステンプレートに次の引数を追加します: ConfigurationsToRelease、ReleaseBuild、ReleaseTargetStage、DropBuild。

ビルドプロセステンプレートを保存します。 Team Foundation バージョン管理を使用している場合は、これにチェックインします。 Git を使用している場合は、ビルドプロセステンプレートをコミットおよびプッシュします。

Q: アップグレードテンプレートを使用します。Release Management にはどのビルドプロセステンプレートを使用すればよいでしょうか。

A: ここで、実行する必要がある作業を参照します。

Q: 別のコンピューターにアプリのコンポーネントを配置できますか。

A:: はい、コンポーネントを Release Management クライアントで作成し、リリーステンプレートに追加します。

これで、ビルドにこれらのコンポーネントを追加できます。

リリーステンプレートにコンポーネントを追加

コンポーネントウィンドウが表示されたら、追加するコンポーネントをダブルクリックします。

追加する各コンポーネントは、アプリケーションを使用したビルドまたは外部でビルドとして構成する必要があります。

[コンポーネント] ページ、[ソース] タブ

[ビルド格納場所] の '\' は、ビルドが格納フォルダーのルートにあることを示します。

Q: コンポーネントを配置するには、どのツールを使用できますか。

A: 定義する各コンポーネントについて、[配置] タブから使用するツールを選択できます。各ツールの詳細については、こちらを参照してください。

[コンポーネント] ページ、[配置] タブ

引数をこのコンポーネントの配置に固有の情報で置き換えます。

カスタムツールを使用するには、まず、ツールをインベントリページから追加して、[配置] タブで選択します。

コマンドで参照するすべてのファイルが、配置時にパッケージの場所で使用可能であることを確認します。

Q: リリースはなぜ開始しなかったのですか。

考えられる問題のいくつかを次に示します。

リリースをトリガーするビルドを構成し (Release Build=True)、リリーステンプレートの [ビルドからリリースをトリガーできますか?] チェックボックスをオフにする場合。これにより、実際にビルドが失敗するため、リリースは開始されません。
リリースをトリガーするように設定されていない (Release Build=False) または正しいリリースロジックを含まない、ビルド定義を使用するようにリリーステンプレートを構成する場合。
リリーステンプレートに個別にビルドするように構成されたコンポーネントが含まれている場合。
リリースからトリガーするように選択したステージで [受け入れ手順] と [配置手順] が自動に設定されていない場合は、リリースは開始しません。このリリースパスに自動化されるようにこれらの手順を設定する必要があります。
Team Foundation ビルドサーバーを実行しているコンピューターに Release Management クライアントをインストールしていない場合。
配置が完了するまでに要した時間が 10 分を超える場合。設定ページの [管理] タブで、[TFS によりトリガーされた配置タイムアウト] に割り当てられている値を変更できます。

Q: ターゲット環境によって異なる値を必要とする構成ファイルをどのように処理すればよいですか。

A: トークン化された構成ファイルを使用します。

別の環境の異なる値を必要とするソリューションの各構成ファイルに、そのファイルのトークン化されたバージョンを作成します。

たとえば、ソリューションに web.config という名前のファイルが含まれている場合は、そのファイルのコピーを作成し、web.config.token という名前で保存します。 web.config ファイルは変更されず、アプリをローカルで実行する場合に使用されます。 web.config.token ファイルには、実際の値の代わりにトークンが含まれます。

たとえば、web.config ファイルに次の行が含まれていて、

web.config.token ファイルに次の行が含まれていて、SMTPHostServer がトークンである場合は、

ローカルファイルとトークン化されたファイルの同期を保持します。

Q: トークンを変数で置き換えるためにスキャンするファイルをどのように定義しますか。

A: 定義する各コンポーネントについて、[構成変数] タブでファイル拡張子フィルターを指定できます。

[コンポーネント]、[構成変数] タブ