作業の中断とシェルブセットの管理
さまざまな理由で、進行中の作業の一部またはすべてを中止する必要が生じることがあります。 シェルブセットは次のような理由で作業を中止する場合に便利です。
割り込み: チェックインの準備ができていない保留中の変更がありますが、別のタスクを実行する必要があります。
共同作業: チェックインの準備ができていない保留中の変更がありますが、別のチーム メンバーと保留中の変更を共有する必要があります。
コード レビュー: 別のチーム メンバーに保留中の変更のコード レビューを依頼します。
ヒント
Visual Studio Premium またはそれ以上の強力なエディションを使用している場合は、コード レビュー機能を使用できます。
プライベート ビルド: 変更をチェックインする前に、自動ビルド システムを使用してコードをビルドしてテストすることができます。
バックアップ: すぐに完了できない処理中の作業があるため、バックアップ コピーをサーバーに格納して、アクセスする必要のある他のチーム メンバーが参照できるようにします。
ハンドオフ: 別のチーム メンバーに渡す必要のある処理中の作業があります。
保留中の変更をサーバーのシェルブセットに移動して、ワークスペースをクリーンアップできます。 シェルブセットには、ファイルのリビジョンだけでなく、コメント、関連作業項目の一覧、およびチェックイン メモ (シェルブ前にポリシーを評価する場合) が格納されます。
必要なアクセス許可
チーム プロジェクトの共同作成者の 1 人である必要があります。 「TFS の既定のグループ、アクセス許可、およびロール [リダイレクト]」を参照してください。
目的に合ったトピックをクリックしてください
[担当作業] ページから作業を中断して再開する
変更をシェルブする
シェルブセットを検索する
シェルブセットを表示して使用する
コマンド プロンプトから作業する
ヒントを取得する
[担当作業] ページから作業を中断して再開する
注意
担当作業機能は Visual Studio Premium と Visual Studio Ultimate でのみ使用できます。
[担当作業] ページから、ファイルの変更と関連作業項目だけでなく、開いているウィンドウの位置やブレークポイントなどの重要な項目を保存して復元できます。
チーム エクスプローラーで、 [ホーム]、[担当作業] の順にクリックします。 [担当作業] ページで、[中断 & シェルブ] を選択し、中断する作業の説明を入力します。
作業を再開する準備ができたら、[担当作業] ページの [中断およびシェルブされた作業] セクションに移動し、一連の中断した作業を選択して、[再開] を選択します。
変更をシェルブする
ヒント
ソリューション エクスプローラーまたはソース管理エクスプローラーで、作業中のファイルの特定のサブセットをシェルブする場合、サブセットを選択し、コンテキスト メニューを開き、[保留中の変更をシェルブ] をクリックします。[保留中の変更] ページが表示され、選択したファイルのみをシェルブできます。
変更をシェルブするには
チーム エクスプローラーで、 [ホーム] を選択し、[保留中の変更] を選択します。
[保留中の変更] ページで、[含まれる変更] セクションにシェルブする変更が表示されていることを確認します。 [含まれる変更] と [除外される変更] の間でファイルをドラッグできます (キーボード ショートカット: 項目のコンテキスト メニューを開き、[包含] または [除外] をクリックします)。
[シェルブ] リンクをクリックします。
シェルブセットの名前を入力します。
(省略可能) 次のチェック ボックスのいずれかをオンにします。
[保留中の変更をローカルに保存する]
既定では、このチェック ボックスはオンになっています。 このチェック ボックスをオンにすると、保留中の変更 (コメントと関連作業項目の一覧を含む) はワークスペースから削除されません。 別のタスクを行うためにワークスペースをクリーンアップする場合は、このチェック ボックスをオフにする必要があります。
[シェルブする前に、ポリシーおよびチェックイン メモを評価]
このチェック ボックスがオンになっていると、シェルブセットが作成される前にすべてのチェックイン ポリシーが評価されます。 チェックイン ポリシーの詳細については、「Set and Enforce Quality Gates」を参照してください。
[シェルブ] をクリックします。
シェルブセットを検索する
シェルブセットを検索するには
チーム エクスプローラーで、 [ホーム] を選択し、[保留中の変更] を選択します。
[操作] リンクをクリックし、[シェルブセットの検索] をクリックします。
[シェルブセットの検索] ページで、チーム プロジェクトのメンバーの名前またはエイリアスを入力して、Enter キーを押します。
ヒント
所有者の名前がわからない場合は、「*」を入力すると全ユーザーのシェルブセットを表示できます。
シェルブセットの一覧が [結果] ボックスに表示されます。 フィルターを入力して一覧のサイズを小さくすることができます。
シェルブセットを表示して使用する
[シェルブセットの検索] ページでシェルブセットの一覧を表示した後 (「シェルブセットを検索するには」で説明)、シェルブセットをダブルクリックすると、そのシェルブセットが表示されます。
[シェルブセットの詳細] ページが表示されます。
[操作] メニューからリスト表示とツリー表示を切り替えることができます。
ファイルの変更に関する詳細な情報を得るには、コンテキスト メニューを開き、[開く]、[履歴の表示]、または比較オプションの 1 つをクリックします。
ワークスペースにシェルブセット内の変更を取得する場合は、[変更のアンシェルブ] をクリックします。
アンシェルブしないファイルの変更がある場合は、ファイルのコンテキスト メニューを開き、[除外] をクリックします。
シェルブセットを削除する場合は、[シェルブセットをサーバーに保持する] チェック ボックスをオフにします。
シェルブセットに関連付けられている作業項目一覧とチェックイン メモを復元しない場合は、[作業項目およびチェックイン メモの復元] チェック ボックスをオフにします。
[アンシェルブ] をクリックします。
シェルブセット内の変更とワークスペース内のファイル バージョンとの間に競合がある場合、競合の解決を求めるメッセージが表示されます。
シェルブセットを削除する場合、[シェルブセットの削除] をクリックします。
注意
シェルブセットを削除する前に、必要な作業がシェルブセットに格納されていないことを確認します。削除されたシェルブセットを復元する方法はありません。
コマンド プロンプトから作業する
Shelve コマンド: シェルブセットを作成または削除します。
Shelvesets Command: シェルブセットの一覧を表示します。
Unshelve コマンド: シェルブセットをアンシェルブします。
Difference Command: シェルブセット内のファイルの変更を別のバージョンと比較します。
ヒント
変更セットとは異なり、シェルブセットはバージョンなしのエンティティです。 シェルブセットを構成する項目を自分や他のユーザーがアンシェルブし、いくつかのファイルを編集した後、シェルブセットを再シェルブした場合、今後の比較で使用できる項目の新しいバージョンは作成されず、項目の変更者、変更日時、または変更方法の記録も保持されません。 元のシェルブセットは、完全に置き換えられます。
競合が発生して、中断した作業を再開できない場合があります。 その場合は、「Team Foundation バージョン管理の競合の解決」を参照してください。