次の方法で共有


アプリケーション検証ツール

アプリケーション検証ツールは、アンマネージ コード用のランタイムの検証ツールです。

目的

アプリケーション検証ツールは、通常のアプリケーション テストで特定することはきわめて難しいような、ごく小さなプログラミング エラーを簡単に見つけるのに役立ちます。Visual Studio でアプリケーション検証ツールを使用すると、ヒープの破損、正しくないハンドル、および重要なセクションの使用法が原因となるエラーを識別できるので、信頼性の高いアプリケーションをより簡単に開発できるようになります。

対象

アプリケーション検証ツールは、実行時のみ、C++ 言語のあらゆるプロジェクトで使用できます。

ユーザーの要件

アプリケーション検証ツールを実行するには、使用しているシステムの管理者である必要があります。そうでない場合は、次のエラー メッセージが表示されます。

"アクセスが拒否されました。コンピュータ <コンピュータ名> 上の選択された実行可能イメージに対する <アプリケーション名.exe> 計装設定を行うには、必要な管理者の資格情報が必要です。システム管理者に連絡してください。"

システム要件

アプリケーション検証ツールは、Windows XP および Windows Server 2003 上で動作します。したがって、Windows 2000 上で実行すると、次のエラー メッセージが表示されます。

"アプリケーション検証ツールは、コンピュータ <コンピュータ名> で実行されているオペレーティング システムではサポートされていません。Windows XP 以上にアップグレードしてください。"

コンピュータにインストールされている Service Pack によっては、Windows OS の更新プログラムのインストールが必要になる場合があります。更新されたファイルがコンピュータに存在しない場合は、[デバッグ] メニューの [アプリケーション検証ツールを使って開始] をクリックすると、次のダイアログが表示されます。

"アプリケーション検証ツールは、コンピュータ <コンピュータ名> で検出されない、更新されたシステム ファイルを必要としています。Windows ダウンロード センターで更新されたファイルを入手しますか?"

OK | キャンセル

[OK] をクリックすると、インターネット ブラウザが開き、Windows ダウンロード センターの更新プログラムが表示されます。プログラムの実行は通常のデバッグ セッションで続行されます。つまり、このときアプリケーション検証ツールは無効になります。必要な更新プログラムをインストールして、アプリケーション検証ツールに再度アクセスすると、アプリケーション検証ツールが有効になります。更新プログラムは、Microsoft ダウンロード センターの次のリンクから入手することもできます。

https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=49500