compilation の expressionBuilders の add 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
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式ビルダーへの参照をコレクションに追加します。
この要素は、.NET Framework Version 2.0 で追加されました。
<add
expressionPrefix = "prefix"
type = "type"
/>
属性および要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
属性 |
Description |
---|---|
expressionPrefix |
必須の String 属性です。 式のプレフィックスを指定します。 この文字列は、.aspx ページで表示したときに式の左側になる部分です。次にその例を示します。 <asp:Label ID="Label1" runat="server" Text="<%$ MyCustomExpression:Hello, world! %>" /> これはコレクション キーです。 既定値は、空の文字列 ("") です。 |
type |
必須の String 属性です。 この式を処理する式ビルダー クラスの名前を指定します。 これには、ExpressionBuilder クラスから派生したカスタム クラスも使用できます。 既定値は、空の文字列 ("") です。 |
子要素
なし。
親要素
要素 |
Description |
---|---|
configuration |
共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素を指定します。 |
system.web |
ASP.NET 構成セクションのルート要素を指定します。 |
compilation |
ASP.NET でアプリケーションのコンパイルに使用されるすべてのコンパイル設定値を構成します。 |
expressionBuilders |
コンパイル時に使用するリソース文字列のコレクションを定義します。 リソース文字列は、プレフィックスを式ビルダーに関連付けます。 この要素は、.NET Framework Version 2.0 で追加されました。 |
解説
add 要素は、式ビルダーへの参照をコレクションに追加します。
expressionBuilders 要素は、コンパイル時に使用するリソース文字列のコレクションを定義します。 リソース文字列は、プレフィックスを式ビルダーに関連付けます。
ページ パーサーは、.aspx ページ内で文字列 <%$ %> で区切られた式を検出すると、検出した式の式ビルダーを文字列のプレフィックスに基づいて作成します。 プレフィックスは、文字列のうちコロン (:) の左側部分です。 たとえば、パーサーが検出した文字列が <%$ ConnectionStrings:MessageDB %> のときは、ConnectionStringsExpressionBuilder オブジェクトが作成されます。 詳細については、「ExpressionBuilder」を参照してください。
既定の構成
次の既定の expressionBuilders 要素は、Machine.config ファイルまたはルートの Web.config ファイルでは明示的に構成されません。 ただし、これはアプリケーションが返す既定の構成です。 項目は、ルート Web.config ファイル内の expressionBuilders コレクションに追加されます。
<expressionBuilders>
<clear />
</expressionBuilders>
次の既定の expressionBuilders 要素は、ルートの Web.config ファイルで構成されます。
<expressionBuilders>
<add expressionPrefix="Resources" type="System.Web.Compilation.ResourceExpressionBuilder" />
<add expressionPrefix="ConnectionStrings" type="System.Web.Compilation.ConnectionStringsExpressionBuilder" />
<add expressionPrefix="AppSettings" type="System.Web.Compilation.AppSettingsExpressionBuilder" />
</expressionBuilders>
使用例
Web.config ファイルにカスタム式ビルダーを登録する方法を次のコード例に示します。 カスタム式ビルダーは ExpressionBuilder 抽象クラスを実装する必要があります。
.aspx ファイル内の式を参照するには、次の構文を使用します。
<asp:Label ID="Label1" runat="server"
Text="<%$ MyCustomExpression:Hello, world! %>" />
<configuration>
<system.web>
<compilation>
<expressionBuilders>
<add expressionPrefix="MyCustomExpression"
type="MyCustomExpressionBuilder"/>
</expressionBuilders>
</compilation>
</system.web>
</configuration>
要素情報
構成セクション ハンドラー |
|
構成メンバー |
|
構成できる場所 |
Machine.config ルート レベルの Web.config アプリケーション レベルの Web.config 仮想ディレクトリ レベルまたは物理ディレクトリ レベルの Web.config |
要件 |
Microsoft Internet Information Services (IIS) バージョン 5.0、5.1、または 6.0 .NET Framework Version 2.0 Microsoft Visual Studio 2003 または Visual Studio 2005 |
参照
処理手順
How to: Configure Specific Folders Using Location Settings
How to: Lock ASP.NET Configuration Settings
Reference
compilation の assemblies 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
compilation の expressionBuilders の remove 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
compilation の expressionBuilders の clear 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
system.web 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
compilation 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
概念
ASP.NET Configuration File Hierarchy