方法 : Visual C# Express のナビゲーションと検索を実行する
コード エディタでは、クラス ビューや、マウスおよび移動キーを使ったさまざまな方法でテキスト間またはコード間を移動できます。
[クラス ビュー] ウィンドウには、ソリューション エクスプローラと同様に、ファイルではなくクラスに基づいてプロジェクトが表示されます。[クラス ビュー] を使用すると、プロジェクトに含まれるクラスまたはクラスのメンバにすばやく移動できます。[クラス ビュー] にアクセスするには、[表示] メニューの [クラス ビュー] をクリックします。
方向キーを使用して一度に 1 文字ずつ移動するか、Ctrl キーを押しながら方向キーを押して一度に 1 単語ずつ移動します。方向キーを押して一度に 1 行ずつ移動することもできます。
目的の位置をマウスでクリックします。
スクロール バーを使用するか、マウスのスクロール ボールを使用して、テキスト間を移動します。
Home、End、PageUp、PageDown の各キーを使用します。
Ctrl キーを押しながら PageUp キーまたは PageDown キーを押し、それぞれウィンドウの最上部または最下部にカーソルを移動します。
Ctrl キーを押しながら↑キーまたは↓キーを押し、カーソルを移動せずにビューをスクロールします。
アクティブ ドキュメントにおいて、挿入ポインタを直前の位置に移動するには [戻る] ボタンを、最近使用した位置に戻るには [次に進む] ボタンを使用します。
CTRL-TAB ナビゲーション
場合によっては、Visual C# プロジェクトで複数のウィンドウがアクティブになることがあります。すばやくウィンドウを切り替えるには、Ctrl キーを押しながら Tab キーを押します。アクティブなツールとソース コードのウィンドウのすべてが列挙されたウィンドウが表示されます。Ctrl キーを押しながら方向キーを押すと、表示するウィンドウを選択できます。
挿入ポインタの移動
[インクリメンタル検索]、[指定行へのジャンプ]、[定義へ移動]、[ドキュメントの先頭]、[文書の最後]、[貼り付け]、[ファイルの挿入] を使用すると、挿入ポインタをアクティブ ドキュメント内の離れた場所に移動できます。[戻る] ボタンおよび [次に進む] ボタンでは、挿入ポインタの位置を 20 個まで保持できます。
次のセクションでは、特定のセクションおよびコード行に移動するためのその他の方法について説明します。
[ナビゲーション バー]
[ブックマーク] ウィンドウのブックマーク
タスク一覧内のコメント タスク
インクリメンタル検索
[指定行へのジャンプ] コマンド
[定義へ移動] コマンド
ナビゲーション バーによる移動
次の図に示すように、ナビゲーション バーには [型] と [メンバ] という 2 つのコンボ ボックスがあり、どちらもコード エディタの上部に表示されます。
ナビゲーション バーを使用すると、特定のクラスや型、またはその中のプロシージャやメンバに直接移動できます。すべてのプロジェクトにナビゲーション バーがあるわけではありません。コード内を移動する方法について、次に説明します。
コード エディタからナビゲーション バーにフォーカスを移動するには
- Ctrl キーを押しながら F2 キーを押します (ショートカット キー)。
ナビゲーション バーからコード エディタにフォーカスを戻すには
- Esc キーを押します。
ナビゲーション バーの 2 つのコンボ ボックス間でフォーカスを切り替えるには
- Tab キーを押します。
フォーカスのあるナビゲーション バーの項目を選択し IDE に戻るには
- Enter キーを押します。
クラスまたは型に移動するには
- ドキュメントの左上隅にある [クラス名] ボックスまたは [型]ボックスの一覧で、名前をクリックします。
クラスのプロシージャに直接移動するには
- ドキュメントの右上隅にある [メソッド名] ボックスまたは [メンバ]ボックスの一覧で、プロシージャをクリックします。
ブックマークを使用した移動
ブックマークを設定すると、コードのセクションへ簡単に移動できます。ブックマークの使用方法を次の例に示します。
ブックマークを追加するには
コード エディタ内で、後で戻る行を選択します。
[ブックマーク] ウィンドウで [ブックマークの設定/解除] をクリックします。
または
Ctrl キーを押しながら K キーを押します。
ブックマーク記号がコード エディタの左端の余白に表示されます。
ブックマークのオンとオフを切り替えるには、Ctrl + K キーを押します。
アクティブ ドキュメントに設定されているブックマーク間を移動するには
[ブックマーク] ウィンドウの [次のブックマーク] をクリックすると、コードに含まれる次のブックマークにスクロールします。
または
Ctrl キーを押しながら K キーを押し、次に Ctrl キーを押しながら N キーを押すと、次のブックマークに移動します。
[前のブックマーク] をクリックすると、コードに含まれる前のブックマークにスクロールします。
または
Ctrl キーを押しながら K キーを押し、次に Ctrl キーを押しながら P キーを押すと、前のブックマークに移動します。
メモ : 元の場所に戻るには、[戻る] や [次に進む] を使用する方法もあります。
ドキュメントからすべてのブックマークを削除するには
[ブックマーク] ウィンドウの [ブックマークをクリア] をクリックします。
または
Ctrl キーを押しながら K キーを押し、次に Ctrl キーを押しながら L キーを押すと、アクティブ ドキュメントからブックマークがすべて削除されます。
メモ : 単一のブックマークを削除するには、目的のブックマークを右クリックし、[ブックマークの設定/解除] をクリックします。または、ブックマークが削除されるまで、Ctrl キーを押しながら K キーを押すという操作を繰り返します。
コメント タスクを使用したナビゲーション
コメント タスクは //TODO というフレーズで始まり、完了することが必要なコードの位置がわかります。コメント タスクをコード中に作成し、戻りたい位置に印を付けておくことで、[タスク一覧] からこの位置に直接移動できます。
コメント タスクを作成して使用するには
[表示] メニューの [その他のウィンドウ] をポイントし、[タスク一覧] をクリックします。
[タスク一覧] グリッドには、作業項目とそのステータスの一覧が表示されます。
[コメント] ボックスの一覧の [コメント] を選択します。
アクティブ ドキュメントのコードに存在するすべてのコメント タスクが表示されます。
コードに 2 つのスラッシュ (/) の後に 1 つのスペースとキーワード TODO を入力し、コメント タスクを追加します。たとえば、「// TODO このコードを完了させること」のように入力します。
TODO を入力すると、このタスクは [タスク一覧] の [コメント] リストに自動的に追加されます。コメント タスクのテキストを修正すると、[コメント] リストは自動的に更新されます。
コメント タスクをクリックすると、コード内の該当位置にジャンプします。
詳細については、「タスク一覧 (Visual Studio)」を参照してください。
インクリメンタル検索
インクリメンタル検索では、検索文字列を入力すると、現在のドキュメントにある検索文字列の場所に直接移動できます。インクリメンタル検索の実行手順を次に説明します。
インクリメンタル検索を使用して移動するには
[編集] メニューの [詳細] を選択し、[インクリメンタル検索] をクリックします。
検索対象の文字列の入力を開始します。
文字を追加するごとに、現在のドキュメントで見つかった最初の一致項目がコード エディタで強調表示されます。
[クイック検索]
特定のテキスト文字列を検索するには、[クイック検索] ダイアログ ボックスが最適です。インクリメンタル検索の実行手順を次に示します。
インクリメンタル検索を使用して移動するには
[編集] メニューの [検索と置換] をクリックし、[クイック検索] をクリックするか Ctrl キーを押しながら F キーを押します。
検索対象の文字を入力します。Enter キーを押すか [次を検索] をクリックすると、検索が開始されます。
[指定行へのジャンプ] コマンド
[指定行へのジャンプ] コマンドを使用して、挿入ポインタを特定の行番号に移動させる手順を次に説明します。
特定の行番号にジャンプするには
コード エディタでドキュメントを開いた状態で、[編集] メニューの [指定行へのジャンプ] を選択します。
表示する行番号を入力します。
[定義へ移動] コマンド
[定義へ移動] コマンドを使用すると、ローカル クラス、メソッド、または変数の定義にジャンプします。たとえば、MyMethod() というメソッドが定義されている場合に、後で自分のコードから MyMethod() を呼び出すときには、[定義へ移動] を使用してこのメソッドに直接移動できます。
[定義へ移動] コマンドを使用して、ローカル クラスの宣言、メソッド、または変数の各定義を検索する手順を次に説明します。
呼び出し先のプロシージャまたは変数の定義に移動するには
プロシージャまたは変数の呼び出し箇所を選択します。
F12 キーを押します。
コード エディタにメンバまたは変数の定義が表示されます。
呼び出し元に戻るには、[戻る] ボタンを押します。
定義がプロジェクトの外部に存在する場合は、その呼び出し元がコンソール ウィンドウで読み取られ、表示されます。
参照
処理手順
方法 : 新規に Visual C# Express アプリケーションを作成する
方法 : Visual C# アプリケーションをビルドして実行する
概念
ユーザー インターフェイスのデザイン (Visual C#)