プロセス ガイダンスの構成またはリダイレクト
チームはプロセス ガイダンスを使用して、チーム プロジェクトの作業の調整方法、作業項目の種類 (WIT) の使用方法、プロジェクト ライフ サイクル全体でのレポートの使用方法をキャプチャできます。 汎用のガイダンスは、スクラム、アジャイル、および CMMI の各プロセス テンプレートの成果物用に MSDN でホストされています。 独自のプロセス ガイダンスをカスタマイズし、選択した成果物からの F1 ヘルプ リンクをリダイレクトして、カスタム ガイダンスを参照するようにできます。
チーム プロジェクトが基本構成を使用して作成されたか、Visual Studio Online でホストされている場合は、プロジェクト ポータルとプロセス ガイダンスのいずれも有効になっていません。 つまり、作業項目フォーム内で F1 ヘルプをリダイレクトするリンクは使用できません。
プロジェクト ポータルを構成するには、こちらを参照してください。 プロセス ガイダンスを構成する場合は、配置構成とチームの要件に基づいて、次のいずれかのオプションを選択します。
プロセス ガイダンスをチーム プロジェクト ポータルに対して有効にするかどうかを決定する
このオプションは、プロセス ガイダンスを有効にするかどうかを決定するために選択します。
カスタム プロセス ガイダンスをホストする Web サイトを指定する
このオプションは、SharePoint 統合を必要としない Web サイトを使用する場合か、チーム プロジェクトが Visual Studio Online でホストされている場合に選択します。 このオプションを選択すると、作業項目フォーム内の F1 ヘルプ リンクはカスタム プロセス ガイダンスにリダイレクトされないことに注意してください。
プロセス ガイダンスを含む SharePoint ドキュメント ライブラリを指定する
このオプションは、SharePoint Web アプリケーションと統合されるように TFS が既に構成されており、作業項目フォーム内の F1 ヘルプ リンクを開くとガイダンス コンテンツが処理されるようにする場合に選択します。 また、組織内の複数のチーム プロジェクト間でプロセス ガイダンスを共有する場合にも選択します。
プロセス テンプレートからプロセス ガイダンスのサポート ファイルをアップロードする
このオプションは、ヘルプ リンクをリダイレクトしてガイダンス コンテンツを処理するために使用されるサポート ファイルが SharePoint ドキュメント ライブラリに含まれていない場合に選択します。
プロセス ガイダンスをカスタム ガイダンスにリダイレクトするサポート ファイルを変更する
このオプションは、SharePoint サイトをプロジェクト ポータルとして構成しており、プロセス ガイダンス リンクをカスタム プロセス ガイダンスにリダイレクトするようにサポート ファイルを変更する場合に選択します。
プロセス ガイダンスをチーム プロジェクト ポータルに対して有効にするかどうかを決定する
Visual Studio またはチーム エクスプローラーから、チーム プロジェクトに接続します。
[ポータルの設定] を開きます。
[プロセス ガイダンス] タブをクリックします。 [プロセス ガイダンスへのリンクを有効にする] チェック ボックスがオフの場合は、プロセス ガイダンスは無効になっています。
プロセス ガイダンスが無効になっている場合は、作業項目フォーム内の F1 ヘルプ リンクによりヘルプ コンテンツが開くことはありません。
プロセス ガイダンス用に Web サイトを指定する
このオプションは、SharePoint 製品を使用していない場合か、チーム プロジェクトが Visual Studio Online でホストされている場合に選択します。
Team Project Administrators グループのメンバーではない場合、今すぐそのメンバーとして追加するように依頼します。
[ポータルの設定] を開き、[プロセス ガイダンス] タブをクリックします。
プロセス ガイダンスへのリンクを有効にし、チーム プロジェクト ポータル用に準備した Web サイトの URL を入力します。
F1 ヘルプのリンクをリダイレクトして Web サイト上のコンテンツを参照するようにするには、サポート ファイルをアップロードし、それらのサポート ファイルを変更します。
プロセス ガイダンスを含む SharePoint ドキュメント ライブラリを指定する
プロセス ガイダンスの一部のリンクは、チーム プロジェクトのプロセス ガイダンスが有効である場合のみ動作します。
Team Project Administrators グループのメンバーではない場合、今すぐそのメンバーとして追加するように依頼します。
[ポータルの設定] を開き、[プロセス ガイダンス] タブをクリックします。
プロセス ガイダンスへのリンクを有効にし、URL を構成します。
プロセス ガイダンスのサポート ファイルまたはコンテンツを含む SharePoint ドキュメント ライブラリの URL を入力します。
プロセス ガイダンスへのリンクをサポートするファイルをアップロードする
チーム プロジェクト用のプロセス ガイダンスのサポート ファイルを取得するには、プロセス テンプレート マネージャーを使用してファイルをダウンロードします。 「プロセス テンプレートの最新バージョンのダウンロード」を参照してください。
プロセス ガイダンス用に構成した SharePoint ドキュメント ライブラリに、Windows SharePoint Services/Process Guidance フォルダーのコンテンツをアップロードします。
使用するプロセス テンプレートに応じて、指定されたフォルダーに次のファイルをアップロードします。
フォルダー
スクラム
アジャイル
CMMI
プロセス ガイダンス
ProcessGuidance.html
ProcessGuidance.html
ProcessGuidance.html
Process Guidance/Supporting Files
Bug.htm
CodeReviewRequest.htm
CodeReviewResponse.htm
Feature.htm
FeedbackRequest.htm
FeedbackResponse.htm
Impediment.htm
Impediment.htm
ProductBacklogItem.htm
SharedSteps.htm
Task.htm
TestCase.htm
AboutWorkItems.htm
Bug.htm
CodeReviewRequest.htm
CodeReviewResponse.htm
Feature.htm
FeedbackRequest.htm
FeedbackResponse.htm
Issue.htm
SharedSteps.htm
Task.htm
TestCase.htm
UserStory.htm
AboutWorkItems.htm
Bug.htm
ChangeRequest
CodeReviewRequest.htm
CodeReviewResponse.htm
Feature.htm
FeedbackRequest.htm
FeedbackResponse.htm
Issue.htm
Requirement.htm
Review.htm
Risk.htm
SharedSteps.htm
Task.htm
TestCase.htm
プロセス ガイダンスをカスタム ガイダンスにリダイレクトするサポート ファイルを変更する
プロセス ガイダンスのサポート ファイルおよびレポート ファイルに含まれているリダイレクト リンクを変更して、カスタマイズしたコンテンツにユーザーをリダイレクトできます。
プロセス ガイダンス アイコンは .aspx ファイル、.htm ファイル、または .html ファイルを検索するように設計されています。 これらのファイルでは、コンテンツを格納するか、コンテンツにリダイレクトする URL を提供できます。
これらのファイルは、チーム プロジェクトのプロセス ガイダンス用に構成された SharePoint ドキュメント ライブラリ内の Supporting Files フォルダーにアップロードする必要があります。
.aspx コンテンツ ページをアップロードする
プロセス ガイダンスを提供する各種類の作業項目に対し、作業項目の種類に対応する名前を付けた .aspx コンテンツ ページをプロセス ガイダンスの Web サイトにアップロードします。
.aspx ファイルは、種類の定義で指定された WORKITEMTYPE の値に一致した名前を付ける必要があります。 たとえば、プロセス ガイダンスのコンテンツがバグの種類の作業項目に関する場合、種類の定義内の <WORKITEMTYPE name="Bug"> という指定に対応して Bug.aspx というファイル名を指定します。
プロセス ガイダンスのサポート ファイルをアップロードする
「プロセス ガイダンスのサポート ファイルをアップロードする」の手順 1. でダウンロードした各 .htm ファイルを Process Guidance フォルダーとそのサブフォルダー Supporting Files で開きます。
各ファイル内で、URL を指定する meta ステートメントを探します。 次に例を示します。
<meta http-equiv="Refresh" content="0;URL=https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=190653" />
URL に指定されている値を、構成したプロセス ガイダンスの Web サイトに格納されているカスタマイズ済みのガイダンスの URL と置き換えます。 次に例を示します。
<meta http-equiv="Refresh" content="0;URL=http://YourPortal/Process Guidance/scrum/html/Bug.html" />
各ファイルを保存して閉じます。
使用するプロセス ガイダンスの Web サイトに各ファイルをアップロードします。
これらのファイルは、前述の「プロセス ガイダンスのサポート ファイルをアップロードする」の手順 2. に示す適切なフォルダーに格納する必要があります。
レポート内のプロセス ガイダンスのリンクを変更する
Visual Studio で、[チーム]、[レポート サイトの表示] の順にクリックします。
変更するレポートを含むフォルダーを開きます。
レポートのショートカット メニューを開き、[ダウンロード] をクリックします。
Visual Studio またはテキスト エディターで目的のファイルを開きます。
レポート内で Hyperlink ステートメントを探します。
ステートメント内の URL を、カスタマイズしたコンテンツを含むファイルの URL で置き換えます。
ファイルを保存して閉じます。
レポートのレポート マネージャー フォルダーに戻り、[ファイルのアップロード] をクリックします。
Q & A
作業項目またはレポートからプロセス ガイダンスにアクセスする方法を教えてください。
A: 作業項目の場合: チーム エクスプローラー から F1 キーを押すか、開いている作業項目のプロセス ガイダンスのアイコン をクリックします。
プロセス ガイダンス アイコンは、チーム プロジェクトでプロセス ガイダンスが有効で構成されている場合のみ、チーム エクスプローラーから開いた作業項目フォームだけに表示されます。
チーム エクスプローラーの作業項目フォームに表示される プロセス ガイダンス アイコンを選択すると、Web ブラウザーが開き、対応する作業項目の種類のプロセス ガイダンス サポート ファイルで定義されたページが表示されます。 チーム プロジェクトをプロジェクト ポータルで構成しなかった場合、またはプロセス ガイダンス サポート ファイルをプロジェクト ポータルにまだアップロードしていない場合、このリンクはアクティブになりません。
レポートの場合: レポート マネージャーで、開いているレポートの下部にある [このレポートの使用方法] リンクをクリックします。
設定に応じて、Web ブラウザー ページに MSDN のコンテンツが開くか、またはカスタマイズしたプロセス ガイダンスが開きます。
Q: プロセス ガイダンスを作業項目フォームに埋め込むことはできますか。
A: できます。 作業項目フォーム内にテキストやハイパーリンクを指定するには、「LabelText および Text XML 要素のリファレンス」を参照してください。
作業項目フォーム内に Web ページや html コンテンツを埋め込むには、「WebpageControlOptions XML 要素のリファレンス」を参照してください。