サーバー レポートの配置に関する注意事項
アプリケーションを実行し、レポートにアクセスする必要のあるすべてのユーザーは、レポート サーバーへのアクセス権を持っている必要があります。クライアント アプリケーションは SQL Server Reporting Services レポート サーバーに接続する必要があります。クライアント アプリケーションは、ReportViewer コントロールがレポートを表示するために必要なアクセス許可を持つユーザーとして接続するように構成されていることを確認する必要があります。すべてのユーザーが利用できる一連の資格情報を指定することもできます。
サーバー レポートの配置に関する注意事項
レポート サーバーに格納されているレポートが含まれているアプリケーションによって、リモートの SQL Server Reporting Services インスタンスの有効な URL と、レポートへのパス情報が指定されている必要があります。フォームまたは Web ページにコントロールを追加するときに、ReportViewer タスクのスマート タグ パネルで参照を指定できます。デザイン時にサーバーの場所がわからない場合は、この情報をプログラムで指定することもできます。
レポート サーバーへの接続
サーバー レポートを配置する場合は、ReportViewer コントロールをスレッド ユーザーとしてレポート サーバーに接続します。スレッド ユーザーにレポートの表示が許可されていない場合は、ReportViewer Web サーバー コントロールに IReportServerCredentials オブジェクトを指定する必要があります。このオブジェクトによって、サーバーへの接続に使用する資格情報が指定されます。ReportViewer Windows フォーム コントロールを使用している場合は、ServerReport オブジェクトの ReportServerCredentials プロパティを使用します。
ASP.NET を配置する場合は、さらに注意する点があります。権限借用を行うように ASP.NET が設定されていない場合は、コンピューターおよびデータ ソースにユーザーがアクセスするための方法を開発する必要があります。
詳細については、「ReportViewer Web サーバー コントロールの接続と資格情報の指定」を参照してください。
外部データ ソースへの接続
Reporting Services では、レポート サーバーにパブリッシュされたレポートが外部サーバーからデータを取得することがあります。このようなサーバーからデータを取得するときに、ユーザー名とアカウントを入力するように要求される場合があります。ユーザーに資格情報を要求するかどうかは、そのレポートでデータ ソースのプロパティがどのように設定されているかによって決まります。レポートは、保存されている資格情報、統合セキュリティ、または要求された資格情報を使用するように設定するか、資格情報を使用しないように設定することができます。統合セキュリティを使用するレポートがある場合は、そのレポートにアクセスする必要があるすべてのユーザーはそのレポートが使用するデータ ソースへのアクセス権を持っている必要があります。詳細については、SQL Server オンライン ブックの「レポート データ ソースに関する資格情報と接続情報の指定 (Specifying Credential and Connection Information for Report Data Sources)」および「レポート データ ソースの管理 (Managing Report Data Sources)」を参照してください。
参照
処理手順
チュートリアル : リモート モードでの ReportViewer の使用