Windows Workflow Foundation Service の開発
Windows Workflow Foundation ホスト環境で機能するサービスは、ワークフローの実行を管理するランタイム エンジンに追加機能を提供します。既定では、いくつかのサービスが Windows Workflow Foundation に含まれています。ワークフローの必要に応じて、これらのサービスを拡張して、よりカスタマイズされたサービスを作成することができます。
Windows Workflow Foundation プログラミング モデルで機能するカスタム サービスを作成するには、次の 2 つの方法があります。
既存のサービスに基づくサービスを作成する。
既定のサービスにはない機能を提供する新しいサービスを作成する。
基本サービスの拡張
Windows Workflow Foundation にはいくつかの基本サービスが含まれています。これらを使用して、ワークフロー シナリオに適合するカスタマイズされたサービスを作成できます。これを行うには、新しいクラス定義を作成して、既存の基本クラスからそのクラスを派生させます。たとえば、ワークフローを監視するために TrackingService サービスが使用されます。TrackingService クラスは、ワークフローからの追跡データを処理するために派生クラスに依存する抽象クラスです。基本 TrackingService クラスを拡張することにより、任意のデータ ストアを使って情報を処理および報告する方法を制御できます。
TrackingService クラスの拡張の詳細については、「カスタム追跡サービスの作成」を参照してください。
新しいカスタム サービスの作成
Windows Workflow Foundation の既定のサービスを拡張する方法に加えて、既定のサービスに定義されたどのアーキテクチャにも適合しない新しいサービスを定義することもできます。Windows Workflow Foundation ランタイムでサービスを追加および削除する方法については、「方法 : ワークフロー サービスを追加または削除する」を参照してください。
メモ : |
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基本 WorkflowRuntimeService クラスからサービスを派生させることもできますが、これは必須ではありません。ただし、これを行えば、Runtime プロパティを使って現在のワークフロー ランタイム エンジンにアクセスできるようになります。 |
このセクションの内容
カスタム WorkflowCommitWorkBatchService サービスの作成
関連項目
概念
その他の技術情報
Windows Workflow Foundation サービス
Windows Workflow Foundation Samples
Windows Workflow Foundation プログラミング ガイド
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