家庭や職場で安全に Windows 7 を使うために

かめがわ かずし


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特定のプログラムの起動のみ許可する

ゲーム、使用時間と制限しました。今度はゲーム以外の特定のプログラムの起動制限を行いましょう。図 4 の画面で「特定のプログラムを許可または禁止します」をクリックしてください。図 18 の画面が表示されます。

図 18
図 18 特定のプログラムの使用許可設定[拡大図]

"mychild は許可されたプログラムのみ使用してもよい" を選択すると、現在インストールされているプログラムが表示されます (図 19)。

図 19 図 20
図 19 インストール済みプログラム一覧[拡大図] 図 20 Windows Media Player のみ起動を許可する。[拡大図]

もしも許可したいプログラムがここに載っていない場合、「参照」ボタンを押して、明示的に追加してください。ここでは Media Player のみ許可することにして、wmplayer.exe と wmpdmc.exe のみチェックをつけます (図 20)。

このように設定すると、 mychild アカウントでワードパッドを起動しようとしても、図 21 のダイアログが表示されて起動することはできません。

図 21
図 21 許可されていないプログラムを起動した場合に表示されるダイアログ

もちろん、Windows Media Player は正しく起動します。

注意
「許可されていないプログラムのみ使用してもよい」を選択して、特定のプログラムのみ使用可能にしたとしても、初期状態では Internet Explorer やエクスプローラーは起動できています。

おそらくですが、Windows の起動にかかわるプログラムに関しては除外されているものがあるのでしょう。コラム執筆時に探したのですが、対象外になっているプログラムの一覧はないようでした。Windows 7 出荷後には公開されているかもしれません。

注意
アプリケーションの中には複数のプログラム ファイル (exe ファイル) を使用しなくてはならない場合があります。アプリケーションの動作に問題が発生した場合、まずはアプリケーションの制限を解除して再度実行してください。

図 22
図 22 保護者による制限をすべて設定した状態[拡大図]