Internet Explorer 8 におけるアドオン管理の改善更新日: 2008 年 3 月 25 日 本記事は、Internet Explorer 開発チーム ブログ (英語) の翻訳記事です。本記事に含まれる情報は、Internet Explorer 開発チームブログ (英語) が作成された時点の内容であり、製品の仕様や動作内容を保証するものではありません。本記事に含まれる情報の利用については、使用条件をご参照ください。また、本記事掲載時点で、Internet Explorer 開発チーム ブログ (英語) の内容が変更されている場合があります。最新情報については、Internet Explorer 開発チームブログ (英語) をご参照ください。 翻訳元 : Add-on Management Improvements in Internet Explorer 8 (英語)
Internet Explorer 8 の目標の 1 つは、管理対象のアドオンの種類を増やすことで、アドオン管理を改善し、さらに管理しやすくすることでした。最初に管理UI が導入されたのは Windows XP Service Pack 2 ですが、IE 8 で大々的に機能向上しました。 新しい UI のスクリーン ショットは以下のようになります。 使い慣れたインターフェイス ... [Manage Add-ons ( アドオン管理 )] UI を見てみると、 Windows エクスプローラ画面か、 Windows Vista のコントロール パネルによく似ているので、すぐに安心することでしょう。左のビューでオブジェクト タイプのカテゴリを選択すると、右側にその一覧が表示されます。リストで任意の項目を選択すると、一番下の詳細ウィンドウに選択したアドオンの情報が表示されます。 [Manage Add-ons ( アドオン管理 ) ] で行った変更は、一部のもの ( ツールバーやエクスプローラ バーを無効にする場合など ) は、 Internet Explorer の再起動が必要ですが、多くの場合は直ちに有効になります。 IE7 からの大幅な改善 画面の解像度と個人設定に合わせてウィンドウをサイズ変更し、カスタム列、グループ、および並べ替え順を選択できます。これらの詳細設定は、次に [Manage Add-ons ( アドオン管理 ) ] を開くときにも記憶されています。 その他
既存のコントロールを更新せずに、このリストを表示可能 開発者は、既存のコントロールを変更せずにそれらを IE8 で継続的に管理できますが、 IE8 では、ユーザーがより多くの情報やコントロールを使用できるので、コントロールの作成者が、そのコントロールで詳細な情報を提供することを望む場合があります。 IE7 と同じ情報 ( 発行者やバージョンなど ) を IE8 でも利用でき、さらにユーザーがそれを参照しやすくなりました。十分な情報がないアドオン ( 発行者名やバージョン番号が空白など ) はユーザーによって削除または無効にされることがあります。 アドオン開発者は、 IE アドオンの正しい開発方法の詳細について、 ActiveX のベスト プラクティスに関する こちらの記事 (英語) またはこちらのブログ投稿 (英語)を読むとよいでしょう。 インストール済みアドオンの情報取得やIE8での新規アドオンの検索が容易に IE8 では、インストール済みアドオンの詳細情報がひと目でわかるようになりました。また、共通の作業の実行を容易にするために、以下のようなリンクも追加しました。
新たな管理対象 Internet Explorer 8 では、管理できるアドオンのリストが拡張され、エクスプローラ バー、検索プロバイダ、および Activities が含まれるようになりました。 エクスプローラ バー エクスプローラ バーは、 Internet Explorer の以前のバージョンおよび IE8 でサポートされるツールバーのように拡張性がありますが、 IE8 より前は [Manage Add-ons ( アドオン管理 ) ] に表示されませんでした。 IE8 では、これらが使用できるので、ブラウザで実行されているものを、より詳細に制御できます。 検索プロバイダ IE8 では、インストール済みの検索プロバイダ、既定の検索プロバイダ、および検索を実行したときの情報の送信先をすばやく調べることができます。また、検索プロバイダが表示される順番も変更できます (IE7 では常にアルファベット順に並べ替えられました) 。 IE7 では、 OpenSearch 検索プロバイダのサポートが追加されましたが、これには、独自の個別の管理ウィンドウがありました。 IE8 では、検索プロバイダを管理する機能は維持しましたが、こちらに移動しました。 Internet Explorer 8 でも、検索プロバイダの OpenSearch 標準のサポートは継続されます。 OpenSearch の詳細については、こちら (英語) を参照してください。 ActivitiesIE8 で新しく登場した機能、Activities も [Manage Add-ons (アドオン管理) ] ウィンドウから管理できます。検索プロバイダと同様に、インストール済みの Activity の表示、管理、削除、および新しい Activity の検索が行えます。このウィンドウからも Activity の詳細を直接参照することができます。 アドオンなしモードでのアドオン管理 IE7 および IE8 は、トラブルシューティング モードである " アドオンなしモード " をサポートします。 IE をこのモードで実行すると、サード パーティ コードは実行されません。これにより、面倒なコントロールを無効にしたり、 Windows Update で Windows を修復したりすることができます ( これが、このモードでコントロールが実行できる理由です ) 。アドオンなしモードは、以下のようにいくつかの方法で開始できます。
IE7 はアドオンなしモードで [Manage Add-ons ( アドオン管理 ) ] を実行できませんでしたが、 IE8 では実行できます。実際に、アドオンなしモードで実行しているときに表示される情報バーをクリックすると、 [Manage Add-ons ( アドオン管理 ) ] への簡単で便利なアクセス ポイントが表示されます。 前述のとおり、アドオンなしモードは、 IE のトラブルシューティングを目的としています。多くの重要な機能はアドオンで提供されるので、常にこの方法で Web サイトを利用することはないでしょう。 アドオンなしモードを終了する場合は、ブラウザ ウィンドウを閉じます。 まとめ [Manage Add-ons (アドオン管理) ] インターフェイスは、それが管理するオブジェクトのタイプと、実行できるアクションのタイプを包括的に処理するように設計されています。この新しい管理方法について、皆様のご質問やフィードバックをいただければさいわいです。また、ブログにもコメントをお寄せください。拝読させていただきます。 ありがとうございました。 Christopher Vaughan 2008 年 3 月 20 日木曜日発行 (ieblog (英語) 上) タグ : General IE Information (英語)、Tips and Tricks (英語)
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