コンピューターの簡単操作センターについて

さくしま たかえ (MS MVP Client Operating System Windows Desktop Experience)

(公開日 : 2009 年 7 月 14 日)
(更新日 : 2009 年 12 月 24 日)



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ウィンドウをドラッグしていたら勝手にサイズが変わってしまう

前回の「Windows 7 のショートカット - 2 -」で紹介したデスクトップでウィンドウを操作する方法。これが有効になっているとマウスやフラット ポイントのないトラック ポイントのノート パソコンでは、非常に不都合な場合があるという話を聞きました。「ウィンドウをドラッグしている最中に勝手にウィンドウのサイズが変わってしまって困る!」とのことでした。

トラックポイントは素早い動作が苦手だとか。だからか、Windows 7 の新しい操作とは相性が悪いようです。

そんな場合も「コンピューターの簡単操作センター」で設定を変更してみましょう。

設定変更方法

  1. Windows+U キーを押して「コンピューターの簡単操作センター」を開く。
  2. 「マウスを使いやすくします」をクリック。
  3. 「ウィンドウの管理を簡単にします」の「ウィンドウが画面の端に移動されたとき自動的に整列されないようにします」にチェックをつける。

    図 4

    図 4:
    「コンピューターの簡単操作センター」の「マウスを使いやすくします」内にある「ウィンドウの管理を簡単にします」

  4. 「OK」ボタンをクリック。

これで、ウィンドウをドラッグ中、勝手にウィンドウサイズが変わってしまうということが無くなることでしょう。

プレゼンテーション中、モニター画面を拡大したい

IT セミナーに参加していて、モニター画面を拡大して説明されたことはありませんか?

Windows XP や Windows Vista でモニター画面を拡大したい場合の多くは、Zoom IT というソフトを組み込んでモニター画面を拡大しているそうです。

Zoom IT
https://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb897434.aspx

これを利用すると、マウスポインターの動きを追って、その部分の画像が拡大されますので、視聴者がどこを見たらよいのか迷わせることなく、プレゼンを進めることができるというものです。

さて、Windows 7 では、Windows Vista 以前にはなかった Zoom IT と似た「全画面表示」というモードが「コンピューターの簡単操作センター」の拡大鏡に採用されました。これからは、Zoom IT といった専用ソフトを組み込まなくても、Windows の機能だけでモニター画面を拡大できるようになりました。

拡大鏡の「全画面表示」を使う前提条件

  • エアロが有効になること
事前確認
1. Windows + U キーで「コンピューターの簡単操作センター」を開き、「拡大鏡を開始します」をクリックして「拡大鏡」を起動 。
2. タスクバーの「拡大鏡」をクリックすると「設定」画面が表示される。
3. 「表示」を「全画面表示」にし、「オプション」の「追跡」で「マウスポインターの動きを追う」にチェックを付けておく。
4. 「閉じる (x)」ボタンを押して「拡大鏡」を終了する。

使い方

  • プレゼンテーションの最中、モニター画面を拡大したくなったら、Windows + + キーを押す (+ キーは Shift キーなしで可)
  • マウス ポインターの位置に合わせて画面が拡大される。また、マウス ポインターの動きを追って画面が移動する。
  • ちょっとだけ画面全体を表示させたい場合は、Ctrl + Alt + スペース キーを押す
  • 拡大を解除したい場合は、Windows + Esc キーを押す。

注意
今回紹介する内容は、当初 Windows 7 RC 版における情報をベースにして紹介しました。2009 年 10 月 22 日に正規版が発売されましたので、2009 年 12 月に書き直したものです。

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