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App-V 5.1 の概要

適用対象: Application Virtualization 5.1

Microsoft Application Virtualization (App-V) 5.1 を使用すると、管理者は、必要に応じて、リアルタイムでアプリケーションを展開、更新、およびサポートできます。個々のアプリケーションは、ローカルにインストールされている製品から一元管理されたサービスに変換され、必要な場所で使用できます。コンピューターを事前に構成したり、オペレーティング システムの設定を変更したりする必要はありません。

App-V は、次の要素で構成されています。

要素 説明

App-V 管理サーバー

  • App-V インフラストラクチャを一元管理できるようにし、仮想アプリケーションを App-V デスクトップ クライアントとリモート デスクトップ サービス (旧ターミナル サービス) クライアントの両方に提供します。

  • データ ストアには、Microsoft SQL Server® を使用します。1 つの SQL Server データ ストアを 1 台以上の App-V 管理サーバーで共有できます。

  • 要求を認証し、セキュリティ、使用状況測定、監視、およびデータ収集の各機能を提供します。ユーザーおよびアプリケーションの管理には、Active Directory とサポート ツールを使用します。

  • 任意のコンピューターから App-V インフラストラクチャを構成することができる管理サイトがあります。アプリケーションの追加と削除、ショートカットの操作、アクセス許可のユーザーやグループへの割り当て、接続グループの作成を実行できます。

  • App-V Web 管理コンソールと SQL Server データ ストア間で通信できるようにします。これらのコンポーネントは、必要なシステム アーキテクチャに応じて、すべてを 1 台のサーバー コンピューターにインストールすることもできれば、複数の個別のコンピューターにインストールすることもできます。

App-V 公開サーバー

  • 特定のユーザーに、許可されたアプリケーションと共に App-V クライアントを提供します。

  • ストリーミング用の仮想アプリケーション パッケージをホストします。

App-V デスクトップ クライアント

  • 仮想アプリケーションを取得します。

  • クライアント上のアプリケーションを公開します。

  • Windows エンドポイント上で実行時に仮想環境を自動的に設定し、管理します。

  • レジストリやファイルの変更など、ユーザー固有の仮想アプリケーションの設定を各ユーザーのプロファイルに格納します。

App-V リモート デスクトップ サービス (RDS) クライアント

リモート デスクトップ セッション ホスト サーバーが共有デスクトップ セッションで App-V デスクトップ クライアントの機能を使用できるようにします。

App-V Sequencer

  • 従来のアプリケーションを仮想アプリケーションに変換できるウィザードベースのツールです。

  • アプリケーション "パッケージ" を生成します。パッケージには、以下が含まれています。

    1. シーケンス処理されたアプリケーション (APPV) ファイル

    2. スタンドアロン操作用に構成されたクライアントに展開できる Windows インストーラー ファイル (MSI)

    3. Report.XML、PackageName_DeploymentConfig.XML、PackageName_UserConfig.XML などの各種 XML ファイル。UserConfig ファイルと DeploymentConfig XML ファイルは、パッケージの既定の動作にカスタムの変更を加える場合に使用されます。

これらの要素の詳細については、「APP-V 5.1 の高レベル アーキテクチャ」をご覧ください。

この製品を初めてお使いになる場合は、ドキュメントをよくお読みください。運用環境に展開する前に、展開計画をテスト ネットワーク環境で検証することも推奨します。関連するテクノロジに関するトレーニングを受けることもお勧めします。Microsoft のトレーニングの詳細については、「Microsoft Training Overview (Microsoft トレーニングの概要)」 (https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=80347) をご覧ください。

注意

この管理者ガイドのダウンロード版はありません。しかし、記事を選択して 1 つにまとめて印刷したり、ファイルにエクスポートしたりするための TechNet ライブラリの特殊モードについては、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=272491 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=272491) にある説明を参照することができます。

App-V 5.1 管理者ガイドのこのセクションでは、App-V 5.1 に関する概要を示します。展開計画を開始する前に、製品についての基本的な理解を得ることができます。

App-V 5.1 をお使いになる前に

この製品に関するその他のリソース

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こちらから提案を追加するか、提案に投票してください。App V の問題については、「APP-V に関する TechNet フォーラム」を利用してください。

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