以前のバージョンの App-V からの移行計画
適用対象: Application Virtualization 5.1
以前のバージョンの App-V から Microsoft Application Virtualization (App-V) 5.1 への移行方法を計画するには、次の情報を使用してください。
移行の要件
アップグレードを開始する前に、次の要件を確認します。
4.6 SP2 より前のバージョンから App-V 5.1 以降にアップグレードする場合は、先にバージョン 4.6 SP2 または 4.6 SP3 にアップグレードしてください。このシナリオでは、最初に App-V クライアントをアップグレードし、その後、サーバー コンポーネントをアップグレードします。
App-V 5.1 では、App-V 5.0 または App-V 5.1 を使用して作成したパッケージ、または .appv 形式に変換したパッケージのみをサポートしています。
App-V サーバーを App-V 5.0 SP1 からアップグレードする場合は、「Migrating to App-V 5.1」の手順をご覧ください。
App-V 5.1 クライアントを App-V 4.6 SP2 以降と同時に実行する
同じコンピューター上で、App-V 5.1 クライアントを App-V 4.6 SP2 クライアントまたは App-V 4.6 SP3 クライアントと同時に実行できます。
共存する App-V クライアントを実行する場合、次の操作を実行できます。
両方のクライアントを実行しているときに、App-V 4.6 SP2 または 4.6 SP3 パッケージを App-V 5.1 形式に変換し、両方のパッケージを公開する。
変換したパッケージのための移行ポリシーを定義する。これにより、変換した App-V 5.1 パッケージが App-V 4.6 SP2 パッケージからファイルの種類の関連付けおよびショートカットを引き継ぐことができます。
サポートされている共存シナリオ
次の表では、サポートされている App-V の共存シナリオを示します。共存するクライアントを実行する場合、そのリリースで利用可能な最新の更新プログラムをインストールすることをお勧めします。
App-V 4.6.x クライアントの種類 | App-V 5.1 クライアントの種類 |
---|---|
App-V 4.6 SP2 |
App-V 5.1 |
App-V 4.6 SP2 RDS |
App-V 5.1 RDS |
App-V 4.6 SP3 |
App-V 5.1 |
App-V 4.6 SP3 RDS |
App-V 5.1 RDS |
共存するクライアントを実行するための要件
共存するクライアントを実行するには、次の操作を行う必要があります。
App-V クライアントをインストールする前に、App-V 5.1 4.6 SP2 または App-V 4.6 SP3 クライアントをインストールする。
[App-V] > [クライアントの共存] ノードにある [移行モードの有効化] グループ ポリシー設定を有効にする。.admx テンプレートを展開するには、MDOP グループ ポリシー (.admx) テンプレートのダウンロードおよび展開方法に関するページをご覧ください。
注意
App-V 5.1 と 4.X の共存インストールがある場合、App-V 5.1 パッケージは App-V と並列して動作できます。ただし、App-V 5.1 パッケージは、同じ仮想環境内の App-V 4.X パッケージと対話することはできません。
クライアント ダウンロードとドキュメント
次の表では、App-V 4.6.x クライアント ダウンロード、およびリリースに関する TechNet のドキュメントへのリンクを示します。ダウンロードには、App-V の "標準" クライアントおよび RDS クライアントが含まれます。App-V クライアントに関する TechNet のドキュメントは、特に明記しない限り、両方のクライアントに適用されます。
App-V バージョン | クライアントのダウンロードへのリンク | TechNet のドキュメントへのリンク |
---|---|---|
App-V 4.6 SP2 |
||
App-V 4.6 SP3 |
App-V 5.1 クライアントの共存を構成する方法の詳細については、次のページをご覧ください。
パッケージ コンバーターを使用して、"以前のバージョン" のパッケージを変換する
App-V 4.6 SP2 以前のバージョンを使用して作成されたパッケージを App-V 5.1 に移行する前に、次の要件を確認します。
パッケージを .appv ファイル形式に変換する必要があります。
パッケージ コンバーターは、App-V 4.5 以降を使用して作成されたパッケージの直接変換のみをサポートします。以前のバージョンを使用して作成されたパッケージでパッケージ コンバーターを使用するには、App-V 4.5 以降のバージョンの Sequencer を使用してパッケージをアップグレードする必要があります。アップグレードすると、その後はパッケージ変換を実行することができます。
パッケージ コンバーターを使用したパッケージの変換の詳細については、「以前の App-V バージョンで作成されたパッケージを変換する方法」をご覧ください。ファイルの変換後は、App-V 5.1 クライアントを実行するターゲット コンピューターにそのファイルを展開できます。
APP-V への提案がございますか
こちらから提案を追加するか、提案に投票してください。App V の問題については、「APP-V に関する TechNet フォーラム」を利用してください。
関連項目
その他の参照情報
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MDOP の詳細については、TechNet ライブラリを参照してください。TechNet Wiki では、トラブルシューティング情報を検索できます。また、Microsoft の Facebook と Twitter をフォローすることをお勧めします。
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