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グループ ポリシーの構造と AppLocker 規則の実施の文書化

この計画に関するトピックでは、AppLocker を使用する場合に、調査、判別、および記録が必要なアプリケーション制御ポリシー内の要素について説明します。

調査結果を記録する

この AppLocker 計画ドキュメントを作成するには、最初に次の手順を実行します。

  1. アプリケーション制御の目的を決定します。

  2. 各ビジネス グループに展開されているアプリケーションの一覧の作成

  3. 作成する規則の種類の選択

  4. グループ ポリシー構造と規則の実施の決定

AppLocker ポリシーを適用できるようにグループ ポリシー オブジェクト (GPO) を構成する方法を決定した後で、結果を記録する必要があります。次の表を使用して、作成 (または編集) する GPO の数、およびそれらのリンク先のオブジェクトを決定できます。システム ファイルの実行を許可するためにカスタム規則を作成することを決定した場合は、「既定の規則の使用または新しい規則の条件の定義」列で高度な規則の構成に注意してください。

次の表には、AppLocker ポリシーの実施設定と GPO 構造を決定したときに収集されたサンプル データが含まれています。

ビジネス グループ 組織単位 AppLocker を実装 アプリ インストール パス 既定の規則の使用または新しい規則の条件の定義 許可または拒否 GPO 名

Bank Tellers (銀行窓口係)

Teller-East (窓口係 (東)) および Teller-West (窓口係 (西))

はい

Teller Software (窓口ソフトウェア)

C:\Program Files\Woodgrove\Teller.exe

ファイルは署名済み。発行元条件を作成

許可

Tellers-AppLockerTellerRules

Windows のファイル

C:\Windows

既定の規則にパスの例外を作成して、\Windows\Temp を除外

許可

Human Resources (人事)

HR-All

はい

Check Payout (支払の確認)

C:\Program Files\Woodgrove\HR\Checkcut.exe

ファイルは署名済み。発行元条件を作成

許可

HR-AppLockerHRRules

Time Sheet Organizer (タイム シート オーガナイザー)

C:\Program Files\Woodgrove\HR\Timesheet.exe

ファイルは未署名。ファイル ハッシュの条件を作成

許可

Internet Explorer 7

C:\Program Files\Internet Explorer\

ファイルは署名済み。発行元条件を作成

拒否

Windows のファイル

C:\Windows

Windows パスに既定の規則を使用

許可

 

次の手順

各ビジネス グループのアプリについてグループ ポリシー構造と規則の実施戦略を決定した後で、以下のタスクが残っています。