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Office 2000 Developer 活用ガイド  

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依存ファイルを作成する

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依存ファイル (.dep) には、必要なファイル、登録方法、マシン上のインストール場所など、ソリューションまたはコンポーネントの実行時に必要なの情報が含まれています。標準的なプロジェクトの .dep ファイルの作成は、Office 2000 Developer のどのバージョンでも可能です。

たとえば、コードにより実行時バインディングされている Excel のブックを使用して Access データベースを作成するとします。このソリューションをパッケージ化するには、まずウィザードでブック形式の .dep ファイルを作成し、次に Access ランタイムを含め、ソリューションを Access 形式でパッケージ化します。パッケージの作成中、ウィザードにより、ブックの .dep ファイルが使用されソリューションに必要な全ファイルのリストが作成されます。

メモ   Microsoft Office 2000 Developer には、ロイヤリティ フリーのランタイムを配布できるライセンスがあり、Microsoft Access ランタイム ライセンス キーと Microsoft Graph 9 ランタイム実行可能ファイルを含む Access ランタイム アプリケーションのコピーの配布が許可されています。これらのアプリケーションは Microsoft Office 2000 がインストールされていないマシン上で Office アプリケーションを実行するのに必要です。Access ランタイム使用の詳細については、「Access ランタイムを使用する」を参照してください。

別のプロジェクトでコンポーネントを使用する場合は、Office で作成するすべてのコンポーネントの .dep ファイルを作成する必要があります。プロジェクトにある各コンポーネントの .dep ファイルからの情報がまとめられ、プロジェクトの依存情報が生成されます。コンポーネントの .dep ファイルが作成されていないと、使用するプロジェクトでの依存情報が不正確になる可能性があります。

プロジェクトのコンポーネントに依存情報がない場合は、ディストリビューション ウィザードで、その旨のメッセージが表示されます。コンポーネントの .dep ファイルを作成するのに、ウィザードを使用することができます。また、サード パーティのコンポーネントに関しては、コンポーネントの販売元に問い合わせ、.dep ファイルを注文してください。

メモ   サード パーティのプロジェクトでは、ディストリビューション ウィザードの使用時に、手動での依存ファイル検索が必要となる場合もあります。

Office コンポーネントの依存ファイルを作成するには

  1. コンポーネントの作成に使用した Office 製品から Visual Basic Editor にアクセスします。

  2. [アドイン] メニューから [ディストリビューション ウィザード] を起動します。

    ヒント   を以前に実行したことがない場合、[ディストリビューション ウィザード] を [アドイン マネージャ] メニューで表示するよう設定してください。[アドイン マネージャ] を起動し、[ディストリビューション ウィザード] をクリックして、[ロード/アンロード] オプションを選択します。詳細については、「Office 2000 Developer Tools へアクセスする」を参照してください。

  3. ウィザードのメイン ウィンドウで [パッケージ] をクリックします。

  4. [パッケージの形式] ウィンドウで [依存ファイル] をクリックします。

  5. ウィザードの指示に従い、ファイルに必要なオプション設定の終了後、[完了] をクリックします。

詳細情報   依存ファイルの詳細については、『Visual Basic プログラミング ガイド』の「作成したアプリケーションの配布」の章にある「」を参照してください。