Microsoft バーコード コントロール 9.0 リファレンス

Validation プロパティ ([データの確認] リストボックス)

誤った読み取りを防ぐため、いくつかのバーコードにはセルフチェック機能のほか、チェック デジットが設けられています (バーコード シンボルの値を使って得られた計算結果がチェック デジットになります)。

バーコード スキャナでバーコード シンボルを読み取ると、読み取ったキャラクタを使ってもう一度同じ計算が行われます。

正しく読み取られた場合は、新しい計算結果とバーコードに保存されているチェック デジットの値が等しくなります。

誤って読み取られた場合は、新しい計算結果とバーコードに保存されているチェック デジットの値が一致しません。

Validation プロパティでは、データの有効性を確認するかどうを指定します。Validation プロパティの設定値は、バーコード シンボルのスタイルによって異なります。

POS バーコードの Validation プロパティ設定値

Validation [データの確認] 説明
0 - 確認なし データに対応するバーコード シンボルが常に作成されます。

[確認なし] を選択すると、スキャナでは読み取れないバーコード シンボルが作成される場合があります。

注意: データにチェック デジットが含まれていない場合は、正しい値がデータに追加されます。

1 - 無効ならば計算を補正 シンボルのチェック デジットが計算され、データが間違っている場合は正しい値に置き換えられます。

注意: データにチェック デジットが含まれていない場合は、正しい値がデータに追加されます。

2 - 無効ならば非表示 データの桁数が正しく、チェック デジットの値が等しい場合だけ、バーコード シンボルが作成されます。

NW-7 および Code-39 バーコードの Validation プロパティ設定値

Validation [データの確認] 説明
0 - 確認なし データに対応するバーコード シンボルがそのまま作成されます。
1 - スタート/ストップ文字を付加 スタート/ストップ文字がなければ、NW-7 バーコードは “a”、Code-39 バーコードは “*” が前後に追加されます。

US Postnet バーコードの Validation プロパティ設定値

Validation [データの確認] 説明
0 - 無効ならば非表示 データのが有効な場合だけ、バーコード シンボルが作成されます。

注意: 常にデータの確認が行われ、無効なバーコード シンボルは作成できません。

カスタマ バーコードの Validation プロパティ設定値

Validation [データの確認] 説明
0 - 無効ならば非表示 データのが有効な場合だけ、バーコード シンボルが作成されます。最初の 7 桁が数字であれば、そのデータは有効と判断されます。

注意: 常にデータの確認が行われ、無効なバーコード シンボルは作成できません。