SignedDataBlock クラス
フォーム内のデジタル署名できるデータのセットを表します。
継承階層
System.Object
Microsoft.Office.InfoPath.SignedDataBlock
名前空間: Microsoft.Office.InfoPath
アセンブリ: Microsoft.Office.InfoPath (Microsoft.Office.InfoPath.dll)
構文
'宣言
Public MustInherit Class SignedDataBlock
'使用
Dim instance As SignedDataBlock
public abstract class SignedDataBlock
解説
SignedDataBlock オブジェクトは、[フォームのオプション] ダイアログ ボックスの [デジタル署名] カテゴリを使用してデザイン時にフォーム テンプレートで構成されたデータのセットに対応しています。[フォームのオプション] ダイアログ ボックスの [デジタル署名] で [フォームの一部で署名を許可する] が選択されている場合、SignedDataBlock は、このオプションを使って構成されたデータのセットの 1 つを表します。[フォーム全体で署名を許可する] が選択されている場合、フォーム全体を表す 1 つの SignedDataBlock オブジェクトのみが存在します。
または、InfoPath エディターのみで開くことができるフォーム テンプレートを作成する場合は、1 つ以上の [署名欄] コントロールをフォームに追加し、このコントロールの [プロパティ] ダイアログ ボックスにある [詳細設定] タブの設定を使用して、フォーム全体または一部のデジタル署名を構成できます。
フォーム用に構成された SignedDataBlock オブジェクトのセットは、フォーム テンプレートの SignedDataBlockCollection オブジェクトからアクセスできます。SignedDataBlockCollection オブジェクトは、XmlForm クラスの SignedDataBlocks プロパティを使ってアクセス可能です。
SignedDataBlock クラスは Sign メソッドを提供します。このメソッドは、指定した SignedDataBlock オブジェクトで表されるデータのセットにデジタル署名を追加する [署名] ダイアログ ボックスを起動します。
SignedDataBlock クラスには次のプロパティがあります。
Caption SignedDataBlock オブジェクトの署名確認メッセージを取得します。
Name SignedDataBlock オブジェクトの表示名を取得します。
SignatureContainer SignedDataBlock オブジェクトによって表される現在のデータのセットに関連付けられた署名を格納するフォームで、サブツリーのルート ノードにある XPathNavigator オブジェクトを取得します。
SignatureRelation SignatureRelation 列挙定数として表される、SignedDataBlock オブジェクトの複数の署名間の関係を取得します。
Signatures SignedDataBlock オブジェクトに関連付けられた SignatureCollection への参照を取得します。
XPath SignedDataBlock オブジェクトによって表されるデータの現在のセットによって署名されるデータの XPath 式を取得します。
スレッドの安全性
この型の public static (Visual Basic ではShared ) メンバーはスレッド セーフです。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。