WebServiceConnection クラス
XML Web サービスへの接続を表します。
継承階層
System.Object
Microsoft.Office.InfoPath.DataConnection
Microsoft.Office.InfoPath.WebServiceConnection
名前空間: Microsoft.Office.InfoPath
アセンブリ: Microsoft.Office.InfoPath (Microsoft.Office.InfoPath.dll)
構文
'宣言
Public MustInherit Class WebServiceConnection _
Inherits DataConnection
'使用
Dim instance As WebServiceConnection
public abstract class WebServiceConnection : DataConnection
解説
WebServiceConnection クラスは、Web サービスを使用して外部データ ソースからデータを取得したり外部データ ソースにデータを送信したりするために必要なすべての情報を指定するデータ接続ウィザードを使用して、InfoPath で作成されたデータ接続を表します。
WebServiceConnection には、データ接続の入力文字列および操作文字列に関する情報を取得および設定するために使用可能なプロパティが用意されています。また、XML Web サービスの Web サービス記述言語 (WDSL) ファイルの URL (Uniform Resource Locator) を取得するためのプロパティも用意されています。
データ接続と関連付けられた WebServiceConnection オブジェクトは、XmlForm クラスの DataConnections プロパティを使用してアクセスでき、フォーム テンプレートの DataConnectionCollection から接続を返します。
DataConnection 基本クラスから継承される既定の Execute メソッドは、InfoPath フォーム テンプレートのデザイン モードで宣言的に定義された値を使用してクエリ操作や送信操作を実行します。WebServiceConnection はこのメソッドに加えて WebServiceConnection.Execute メソッドも提供します。このメソッドを使用すると、送信するデータのソースや返されたデータの挿入場所を変更したり、接続によって返されるエラーの取得方法を指定したりすることができます。
WebServiceConnection クラスは、Microsoft Office InfoPath 2003 オブジェクト モデルの WebServiceAdapterObject インターフェイスに対応しています。
例
次の例では、"Main query" という名前の接続を表す WebServiceConnection オブジェクトへの参照を、DataConnectionCollection クラスの Item プロパティに名前を渡した後、返されたオブジェクトを WebServiceConnection 型にキャストすることで設定しています。
WebServiceConnection wsConnection = (WebServiceConnection)this.DataConnections["Main query"];
Dim wsConnection As WebServiceConnection = _
DirectCast(Me.DataConnections("Main query"), WebServiceConnection)
参照を設定すると、次の例に示すように、WebServiceConnection オブジェクトのプロパティを使用できます。この例では、文字列変数に、ServiceUrl プロパティによって返された値を設定しています。
string wsServiceURL = wsConnection.ServiceUrl.ToString();
Dim wsServiceURL As String = _
string wsServiceURL = wsConnection.ServiceUrl.ToString()
スレッドの安全性
この型の public static (Visual Basic ではShared ) メンバーはスレッド セーフです。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。