View.ExecuteAction メソッド (ActionType, String)
指定したフィールドまたはグループに基づいて、フォームの基になる XML ドキュメントに対して編集コマンドを実行します。
名前空間: Microsoft.Office.InfoPath
アセンブリ: Microsoft.Office.InfoPath (Microsoft.Office.InfoPath.dll)
構文
'宣言
Public MustOverride Sub ExecuteAction ( _
action As ActionType, _
xmlToEdit As String _
)
'使用
Dim instance As View
Dim action As ActionType
Dim xmlToEdit As String
instance.ExecuteAction(action, xmlToEdit)
public abstract void ExecuteAction(
ActionType action,
string xmlToEdit
)
パラメーター
- action
型: Microsoft.Office.InfoPath.ActionType
実行する操作を指定する ActionType 列挙。
- xmlToEdit
型: System.String
編集操作の適用対象とするフィールドまたはグループの ViewContext 識別子。
例外
例外 | 条件 |
---|---|
InvalidOperationException | ExecuteAction メソッドが、Loading イベントのイベント ハンドラーから呼び出されました。 |
ArgumentNullException | このメソッドに渡されたパラメーターは null 参照 (Visual Basic ではNothing ) です。 |
ArgumentException | このメソッドに渡されたパラメーターは有効ではありません。たとえば、型または形式が正しくありません。 |
解説
ExecuteAction メソッドは、ビュー内で選択されているコンテキストに基づいて、フォームの基になる XML ドキュメントに対してプログラムで組み込みの編集操作をする場合に使用します。
実行される操作は、対応するメニュー項目やツール バー ボタンをクリックしたときに使用される操作と同じです。つまり .xsf ファイルのボタン要素には、それに対応する xmlToEdit 属性と action 属性があります。ボタンを使用する場合と同様、実行される操作は現在の選択範囲に依存し、選択されているコンテキストに対して実行されます (選択範囲の内容によってボタンが使用不可になっている場合、ExecuteAction メソッドでは何も実行されません)。
デザイン モードでは、コントロールの [プロパティ] ダイアログ ボックスを表示して [詳細設定] タブをクリックすることにより、InfoPath フォーム上のコントロールまたはグループの ViewContext 識別子を確認できます。
注意
場合によっては、ビュー内のボタンの Clicked イベントのイベント ハンドラーから ExecuteAction メソッドを呼び出すと、エラーが発生することがあります。これは、ボタンがクリックされると、選択中のコンテキストがボタンに移動することが原因です。このような場合は、カスタム作業ウィンドウ、メニュー、またはツール バーのボタンまたはリンクを使用して ExecuteAction メソッドを呼び出すようにします。
このメンバーには、現在開いているフォームと同じドメインで実行中のフォーム、またはクロスドメインのアクセス許可が与えられたフォームのみがアクセスできます。
この型またはメンバーには、Microsoft InfoPath Filler で開かれたフォームを実行中のコードからのみアクセスできます。
例
次の例では、View クラスの ExecuteAction(action, xmlToEdit) メソッドを使用し、ActionType.XCollectionInsert 操作を使用して、指定されたグループにデータを挿入しています。
this.CurrentView.ExecuteAction(ActionType.XCollectionInsert,
"group1_1");
Me.CurrentView.ExecuteAction(ActionType.XCollectionInsert, "group1_1")