XmlFormCancelEventArgs クラス
フォームとその基になる XML ドキュメントによって発生したイベントを取り消したときに表示されるユーザー設定メッセージのデータを提供します。
継承階層
System.Object
System.EventArgs
System.ComponentModel.CancelEventArgs
Microsoft.Office.InfoPath.XmlFormCancelEventArgs
Microsoft.Office.InfoPath.SaveCancelEventArgs
名前空間: Microsoft.Office.InfoPath
アセンブリ: Microsoft.Office.InfoPath (Microsoft.Office.InfoPath.dll)
構文
'宣言
Public MustInherit Class XmlFormCancelEventArgs _
Inherits CancelEventArgs
'使用
Dim instance As XmlFormCancelEventArgs
public abstract class XmlFormCancelEventArgs : CancelEventArgs
解説
XmlFormCancelEvent オブジェクトには Message および MessageDetails プロパティがあります。これらを使用して、Changing、Validating、Save、Merge、Submit、VersionUpgrade、および Loading イベントを取り消したときのユーザー設定メッセージを指定または取得します。
既定では、Message および MessageDetails プロパティは null 参照 (Visual Basic ではNothing ) 値になっています。
両方の値が null 参照 (Visual Basic ではNothing ) の場合は、イベントを取り消すと既定のエラー メッセージが表示されます。
両方の値が null 以外の場合は、Message および MessageDetails プロパティに指定した値がエラー メッセージ ダイアログ ボックスに表示されます。
両方のプロパティを空の文字列に設定すると、エラー メッセージ ダイアログ ボックスにはテキストが表示されません。
Message プロパティを null 参照 (Visual Basic ではNothing ) に設定し、MessageDetails プロパティを null 以外に設定することができます。また、その逆も可能です。いずれかの値が null 以外であれば、指定した値が表示されます。たとえば、Message が null 参照 (Visual Basic ではNothing ) でも MessageDetails に値を指定すると、詳細セクションのみがあって最上位レベルのテキストがないエラー メッセージ ダイアログ ボックスが表示されます。
InfoPath のデザイン モード ユーザー インターフェイスでは、[ツール] メニューの [フォーム送信オプション] コマンドを使用して、送信が成功または失敗したときに表示されるユーザー設定のメッセージを指定できます。コードで Message プロパティまたは MessageDetails プロパティが設定されている場合は、InfoPath のユーザー インターフェイスで指定したテキストよりこれらの値が優先されます。
スレッドの安全性
この型の public static (Visual Basic ではShared ) メンバーはスレッド セーフです。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。