Setup の使用によるフォレストの準備の実行
トピックの最終更新日: 2009-03-31
重要: |
---|
スキーマ準備の変更の Active Directory レプリケーションが完了していない場合は、エラーが発生します。レプリケーションが完了するまで待機するか、レプリケーションを強制的に実行してから、フォレストの準備手順を実行します。 |
この手順を開始する前に、グローバル設定を保存する場所を指定できます。ルート ドメインへの接続が信頼できない場合は、構成パーティションを選択します。場所の選択の詳細については、「グローバル設定の保管場所の決定」を参照してください。
フォレストの準備ウィザードでは、既定のルーティングに使用するセッション開始プロトコル (SIP) ドメインを指定する必要があります。既定の SIP ドメインは、サーバーの SIP URI (Uniform Resource Identifier) を作成するために使用されます。サーバーの SIP URI の最も簡単な形式は、<サーバーの FQDN>@<既定の SIP ドメインの FQDN> です。既定の SIP ドメインは次のように設定されます。
- 新しい展開では、ルート ドメインが既定の SIP ドメインとして常に提示されます。
- 既存の展開であり、既定の SIP ドメインが存在しない場合は、すべての既存の SIP ドメインが選択可能なオプションとして表示され、ウィザードによって、いずれかのドメインが既定のルーティング ドメインとして無作為に選択されます。
- 既定の SIP ドメインが既に存在する場合は、ウィザードによってすべての既存の SIP ドメインを含む一覧が作成され、その既定の SIP ドメインが選択されます。
この手順を実行するには、フォレストのルート ドメインの EnterpriseAdmins グループのメンバである必要があります。
ヒント: |
---|
フォレストの準備で作成される、ユニバーサル グループ、およびグローバル設定とオブジェクトの詳細については、「フォレストの準備による変更」を参照してください。 |
重要: |
---|
Office Communications Server 2007 を現在使用している場合に、Office Communications Server 2007 R2 のフォレストの準備が失敗すると、Office Communications Server 2007 が正しく動作するのに必要なアクセス制御リスト (ACL) がロールバックによって削除されることがあります。この問題が発生した場合は、Office Communications Server 2007 のフォレストの準備を再度実行して、削除された ACL を復元してから、Office Communications Server 2007 R2 のフォレストの準備を実行してください。 |
フォレストを準備するには
Office Communications Server のインストール フォルダまたは CD から、SetupEE.exe (Enterprise Edition サーバーの集中構成の場合) または SetupSE.exe (Standard Edition サーバーの場合) を実行して、展開ツールを起動します。
[環境の準備] をクリックします。
[Active Directory の準備] をクリックします。
[フォレストの準備] で、[実行] をクリックします。
[フォレストの準備ウィザードへようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。
[グローバル設定の保存先の選択] ページで、次のいずれかの操作を行います。
- 構成パーティションに設定を保存するには、[構成パーティション] をクリックします。この操作を行うことをお勧めします。
- ルート ドメインのシステム コンテナに設定を保存するには、[ルート ドメイン内のシステム コンテナ] をクリックします。すべてのサイトとルート ドメイン コントローラとのネットワーク接続が非常に良好な場合にのみ、この場所を選択します。
[ユニバーサル グループの場所] ページの [ドメイン] で、Office Communications Server によって使用されるグループを作成するドメインを選択し、[次へ] をクリックします。
[既定のルーティングに使用する SIP ドメイン] ページで、既定のルーティングに使用する SIP ドメインを選択します。
注: 提示される既定の SIP ドメインをそのまま使用するか、一覧を使用して別の既存のドメインを既定の SIP ドメインとして選択するか、または既定の SIP ドメインとして新しいドメイン FQDN を入力することができます。 [フォレストの準備の準備完了] ページで、現在の設定を確認して、[次へ] をクリックします。
[フォレストの準備ウィザードが完了しました] ページで、[ログの表示] をクリックします。
[アクション] 列で [フォレストの準備] を展開します。各タスクの末尾に <成功> という実行結果が表示されていることを確認し、フォレストの準備が正常に完了したことを確認します。ログを閉じ、[完了] をクリックします。
Active Directory のレプリケーションが完了するまで待機するか、フォレストのルート ドメイン コントローラの Active Directory サイトとサービス スナップインに一覧表示されているすべてのドメイン コントローラへのレプリケーションを強制的に実行してから、ドメインの準備を実行します。サイト内でレプリケーションが数分以内に開始されるよう、すべての Active Directory サイト内のドメイン コントローラ間でレプリケーションを強制的に実行します。