Live Meeting 2007 をデバッグするためのオーディオ信号のキャプチャ
トピックの最終更新日: 2009-05-22
音質の問題が継続的に再発する場合、オーディオ トラフィック信号をキャプチャし、サポート チームでの問題の診断に役立てることができます。これらの信号は、ユーザーが送信または受信する元のオーディオ信号から抜き取ります。信号は、音声波形の 40 分の 1 の副標本によってキャプチャされます。つまり、連続する 40 のサンプルから抜き出す 1 つのサンプルだけがオーディオ レコードに残ります。さらに、16 ビット サンプルは 8 ビット サンプルに量子化されます。その他の種類のデータ処理、データ暗号化、またはデータへのスクランブルは適用されません。
この機能は、通常ピアツーピア テスト通話に使用され、テストの完了後はオフにされます。プライバシーおよび会話のサンプリングに関連した法的要件に準拠する必要があることに注意してください。
この機能は、Office Communicator でも利用できます。詳細については、「Communicator の展開」を参照してください。
注: |
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Windows Vista では、このオーディオ キャプチャ機能を使用するユーザー アカウントがローカルの Performance Log Users グループに所属している必要があります。詳細については、「ローカルの Performance Log Users グループに追加するには」を参照してください。 |
ローカルの Performance Log Users グループに追加するには
[スタート] メニューの [コンピュータ] を右クリックし、[管理] をクリックします。
[システム ツール]、[ローカル ユーザーとグループ] の順に展開し、[グループ] をクリックします。
[Performance Log Users] を右クリックし、[グループに追加] をクリックして、[追加] をクリックします。
ドメイン アカウントを入力し、[名前の確認] をクリックして、[OK] をクリックします。
Office Live Meeting クライアントを再起動します。
Office Live Meeting クライアントのオーディオ キャプチャ機能を有効にするには
[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
[名前] ボックスに「REGEDIT」と入力し、[OK] をクリックしてレジストリ エディタを開きます。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Tracing\WPPMedia に移動します。
新しいレジストリ キー DebugUI を作成します。
TraceLevelThreshold というプロパティを作成し、この新しいプロパティを右クリックし、[修正] をクリックします。
[10 進] をクリックし、値として「5」を入力して、[OK] をクリックします。
WPP_FLAG_S_DEBUGUI_AEC_PCM というプロパティを作成し、この新しいプロパティを右クリックし、[修正] をクリックします。
プロパティを右クリックし、[修正] をクリックします。
[10 進] をクリックし、値として「1」を入力して、[OK] をクリックします。
レジストリ エディタを終了します。
Office Live Meeting クライアントを起動します。
データが循環バッファにキャプチャされます。このバッファの容量は、既定で 20 MB です。この容量は、ファイル システム内に保存されるファイルのサイズを制限する目的で設計されています。キャプチャ サイズがバッファ サイズを超える場合、古いデータはバッファの始めにあるものから上書きされます。容量が 20 MB の場合、このファイルには最大で約 2 時間分のオーディオ データが保存されます。つまり、6 秒間のオーディオ データを保存するのに約 1 MB が必要です。
既定では、オーディオ サンプルは次のファイルに書き込まれます。
C:\Users\ユーザー名\Tracing\WPPMedia\LiveMeeting_rtmdebug.etl
このパスとファイル名は、次のレジストリ プロパティに指定されます。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Tracing\WppMedia\Debug\WPPFilePath
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Tracing\WppMedia\Debug\WPPFileName
テストが完了したら、オーディオ キャプチャを無効にし、オーディオ ファイルをマイクロソフトに送付してください。
Office Live Meeting クライアントのオーディオ キャプチャ機能を無効にするには
[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
[名前] ボックスに「REGEDIT」と入力し、[OK] をクリックしてレジストリ エディタを開きます。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Tracing\WPPMedia\DebugUI キーに移動します。
DebugUI を右クリックし、[削除] をクリックします。