Active Directory ドメイン サービスの準備の概要
トピックの最終更新日: 2009-03-02
Office Communications Server 展開用の Active Directory ドメイン サービス (AD DS) を準備するには、3 つのステップを順に実行してください。
重要: |
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展開用の AD DS の準備ステップを開始する前に、Office Communications Server のグローバル設定をどこに保管するかを検討することが重要です。これは、場所がパフォーマンスに影響する可能性があるためです。フォレストの準備のステップで、グローバル設定の場所を選択します。選択の詳細については、「グローバル設定の保管場所の決定」を参照してください。 |
次の表に、Office Communications Server 用に Active Directory ドメイン サービスを準備するためのステップを説明します。
Active Directory の準備のステップ
ステップ | 説明 | 実行場所 | |
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1. |
Office Communications Server が使用する新しいクラスと属性を追加して、Active Directory スキーマを拡張する |
Office Communications Server が展開される各フォレストのルート ドメイン内のスキーマ マスタ
注:
スキーマ マスタに対するアクセス許可がある場合は、ルート ドメインでこのステップを実行する必要はありません。リソース フォレスト トポロジでは、ユーザー フォレストではなく、リソース フォレストのみでこのステップを実行します。中央フォレスト トポロジでは、ユーザー フォレストではなく、中央フォレストのみでこのステップを実行します。
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2. |
Office Communications Server で使用されるグローバル設定とユニバーサル グループを作成する |
Office Communications Server が展開される各フォレストのルート ドメイン
注:
適切なユーザー権限がある場合は、ルート ドメインでこのステップを実行する必要はありません。このステップに必要なユーザー権限の詳細については、「Active Directory ドメイン サービスの準備」を参照してください。リソース フォレスト トポロジでは、ユーザー フォレストではなく、リソース フォレストのみでこのステップを実行します。中央フォレスト トポロジでは、ユーザー フォレストではなく、中央フォレストのみでこのステップを実行します。
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3. |
ユニバーサル グループのメンバが使用するオブジェクトに対するアクセス許可を追加する |
Office Communications Server が展開される各ドメイン内のメンバ サーバー |
Office Communications Server 2007 R2 での変更点
Office Communications Server 2007 R2 では、Live Communications Server 2005 Service Pack 1 (SP1) および Office Communications Server 2007 の場合と同じ Active Directory の準備ステップを実行します。ただし、このステップにいくつかの変更点があります。ここでは、Office Communications Server 2007 R2 の変更点について説明します。
フォレストの準備の変更点
フォレストの準備ステップには、次のような変更点があります。
- RTC Service オブジェクトの下に次のコンテナが新たに追加されました。
- アプリケーションの連絡先
- 連絡先の場所マッピング
- 会議ディレクトリ
- 次のプレゼンスのポリシーと設定が、グローバル設定に新たに追加されました。
- 既定のポリシー
- サービス: 中
- グローバル設定の既定の場所が、システム コンテナから構成コンテナに変更されました。
- サポートされる最小のフォレスト機能レベルが Windows 2000 ネイティブから Windows Server 2003 に変更されました。
ドメインの準備の変更点
ドメインの準備ステップには、次のような変更点があります。
- フォレストに追加された新しいリソースにアクセス許可が付与されます。
- サポートされる最小のドメイン機能レベルが Windows 2000 ネイティブから Windows Server 2003 に変更されました。