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Web Service Provider の概要

トピックの最終更新日: 2009-05-13

Microsoft® Office Communications Server 2007 R2 Web Service Provider を使用すると、管理者は Microsoft Office Outlook® Live を実行しているユーザーのために基本的なインスタント メッセージング (IM) とプレゼンス機能を実装できます。 Web Service Provider のリリース以前は、Outlook Live を実行しているユーザーは Microsoft Office Communicator 2007、Microsoft Office Communicator Web Access (2007 リリース) などのクライアント アプリケーションを使用してこの機能にアクセスしていました。

Web Service Provider では、Communicator Web Access (2007 R2 リリース) に含まれていない機能へのアクセスは提供していません。 Outlook Live を実行しているユーザーに、基本的なインスタント メッセージングおよびプレゼンス情報への代替アクセス手段を提供するだけです。 たとえば、電子メールを送信するユーザーは、Outlook Live 内でプレゼンス情報を表示できるようになりました。

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Outlook Live を実行しているユーザーは、Communicator Web Access (2007 R2 リリース) や Office Communicator クライアント アプリケーションで操作可能なアクセス制御リスト (ACL) の管理、連絡先検索の実行、配布グループの展開、デスクトップ共有の実行、オーディオの組み込みを、Web Service Provider では操作できません。 Web Service Provider で提供される機能は、Communicator Web Access (2007 リリース) を介して使用可能な機能のサブセットであるため、Web Service Provider を Communicator Web Access (2007 R2 リリース) に代わるものと見なすことはできません。

Web Service Provider のオペレーティング環境では、Outlook Live はクライアント アプリケーションです。 Web Service Provider は、Outlook Live または Microsoft Exchange 2010 クライアント アクセス サーバーを実行しているサーバーと同じサーバーに存在し、Office Communications Server と Outlook Live クライアント間のギャップを解消します。 この処理を容易にするために、Office Communications Server を実行しているサーバーと Outlook Live 中間層サーバー間に信頼関係を確立する必要があります。

Office Communications Server フロントエンド サーバーと Outlook Live 中間層、および Outlook Live クライアント アプリケーション間の関係

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関連項目

概念

Web Service Provider の用語