ConnectionbyClientTypeDetail* レポート
ConnectionbyClientTypeDetail* REST URI は、確立された Office 365 Exchange Online 接続に関する詳細統計情報を提供します。この情報には、ユーザー名や使用されたクライアント アプリケーションの種類が含まれます。全体構造は同じで、データの集計間隔 (日次、週次、月次、および年次) のみが異なる 4 つのレポートがあります。簡単にするために、4 つのレポートの詳細をまとめて説明します。
最終更新日: 2016年9月21日
適用対象: Office 365
REST URI
https://reports.office365.com/ecp/reportingwebservice/reporting.svc/ConnectionbyClientTypeDetailDaily[?ODATA options]
https://reports.office365.com/ecp/reportingwebservice/reporting.svc/ConnectionbyClientTypeDetailWeekly[?ODATA options]
https://reports.office365.com/ecp/reportingwebservice/reporting.svc/ConnectionbyClientTypeDetailMonthly[?ODATA options]
https://reports.office365.com/ecp/reportingwebservice/reporting.svc/ConnectionbyClientTypeDetailYearly[?ODATA options]
フィールド
次のフィールドは、$select、$filter、$orderby ODATA2 クエリ オプションに指定できます。$select オプションが指定されない場合、すべてのフィールドが返されます。
名前 |
WCF 型* |
EDM 型* |
[入力/出力]** 説明 |
値の例 |
提供されたバージョン |
---|---|---|---|---|---|
ClientType |
string |
Edm.String |
[入力/出力] Exchange Online にアクセスするために使用するクライアント アプリケーションの種類。 |
Outlook 2013 |
2013-V1 |
Count |
long |
Edm.Int64 |
[入力/出力] クライアントの種類ごとの、レポート期間中に行われた接続の数です。 |
72 |
2013-V1 |
Date |
System.DateTime |
Edm.DateTime |
[入力/出力] レポート期間の終了日時。レポート期間の詳細については、以下のセクションを参照してください。 |
短い形式の日付 (たとえば、03/10/2013) または引用符付きの日付/時刻 (たとえば、"03/10/2013 4:55 PM") |
2013-V1 |
TenantGuid |
System.guid |
Edm.Guid |
[入力/出力] 組織の GUID。 |
16a58f78-539f-47f7-b9bf-02a63867d73b |
2013-V1 |
TenantName |
string |
Edm.String |
[入力/出力] 組織の名前。 |
example.onmicrosoft.com |
2013-V1 |
UserName |
string |
Edm.String |
[入力/出力] ユーザー表示名。 |
User One |
2013-V1 |
WindowsLiveID |
string |
Edm.String |
[入力/出力] 電子メール形式の Windows Live ID アカウント名。 |
user@example.com |
2013-V1 |
*WCF 型は、Visual Studio で Windows Communications Framework (WCF) サービス参照が作成されたときにフィールドに割り当てられる .NET Framework データ型を参照します。EDM 型は、Atom 形式のレポートで返される ADO.NET エンティティ データ モデル (EDM) 型を参照します。
**[入力/出力]: 詳しくは、「入力パラメーターとレポート出力列」のセクションを参照してください。
解説
レポート内の各エントリにはメタデータの複数のフィールドが含まれます。詳しくは、「Office 365 レポート Web サービスが返す一般的なメタデータ」を参照してください。
4 種類のレポートは、各レポートのエントリに対応する時間の長さだけが異なります。日付フィールドで報告される時間は時間間隔の終了時刻を表します。日付と時刻は、HTTPS GET X-timezone ヘッダで指定されたタイム ゾーンで報告されます。タイム ゾーンが指定されていない場合、UTC 時間が使用されます。報告される時間間隔は以下に示す方法で計算されます。
レポート名 |
期間の計算方法 |
---|---|
日次 (ConnectionbyClientTypeDetailDaily) |
レポート日は、正確に午前 0 時 (00:00) に始まり、その同じ日の夜 12 時直前 (23.59:59.9999...) に終了します。報告される最後の日は、データが利用可能な最後の丸 1 日で、当日を含みません。Date フィールドに返される日時は、そのレポート日の終わりを表します。 |
週次 (ConnectionbyClientTypeDetailWeekly) |
レポート週は、正確に土曜日の午前 0 時 (00:00:00) に始まり、次の金曜日の夜 12 時前 (23:59:59.9999...) に終わります。直近に報告されるエントリは当日を含むエントリなので、通常、レポートを要求した時点より後まで続きます。Date フィールドに返される日時は、そのレポート週の終わりを表します。 |
月次 (ConnectionbyClientTypeDetailMonthly) |
レポート月は、正確にその月の最初の日の午前 0 時 (00:00:00) に始まり、その月の最後の日の夜 12 時前 (23:59:59.9999...) に終わります。直近に報告されるエントリは当日を含むエントリなので、通常、レポートを要求した時点より後まで続きます。Date フィールドに返される日時は、そのレポート月の終わりを表します。 |
年次 (ConnectionbyClientTypeDetailYearly) |
レポート年は、正確にその暦年の 1 月 1 日の午前 0 時 (00:00:00) に始まり、その同じ暦年の 12 月 31 日の夜 12 時前 (23:59:59.9999...) に終わります。直近に報告されるエントリは当日を含むエントリなので、通常、レポートを要求した時点より後まで続きます。Date フィールドに返される日時は、そのレポート月の終わりを表します。 |
例
準備中…
入力パラメーターとレポート出力列
フィールド表の [入力/出力] という表記には次の意味があります。
フィールド表で [入力] が付いているフィールドは、主に $filter=、$orderby= およびレポートが返すエントリを制限する他のクエリ オプションで使用するためのものです。フィールド表で [入力] が付いているフィールドは、$select= オプションに含めることができ、レポート エントリに表示されますが、有用なデータは入っていません。
フィールド表で [入力/出力] が付いているフィールドは、列選択 ($select=) およびエントリ制限 ($filter= と $orderby=) オプションの両方で使用できます。これらのフィールドを $select= オプションに含めると、レポート エントリに表示され、利用可能な場合には有用なデータが入っています。
互換性
ConnectionByClientTypeDetailDaily、ConnectionByClientTypeDetailWeekly、ConnectionByClientTypeDetailMonthly、および ConnectionByClientTypeDetailAYearly レポートは Office 365 サービス バージョン 2013-V1 で導入されました。バージョン管理の詳細については、「Office 365 レポート Web サービスのバージョン管理」を参照してください。
対応する PowerShell コマンドレット
ConnectionByClientTypeDetail* レポートは、Get-ConnectionByClientTypeDetailReport Windows PowerShell コマンドレットと同じ情報を返します。
権限
レポートにアクセスするアカウントには、その Office 365 組織の管理権限が必要です。このレポートを Office 365 コントロール パネルで表示できる場合、そのアカウントには REST Web サービスからデータを取得する権限があります。このレポートでは、ユーザーを参照のみ可受信者の役割に割り当てる必要があります。既定の Office 365 権限構造では、次の管理者権限があるユーザーはこのレポートにアクセスできます: 課金管理者、全体管理者、パスワード管理者、サービス管理者、ユーザー管理の管理者。
データの細分性、永続性、可用性
これらのレポートにより利用できる情報は、HTTP X-timezone ヘッダーの呼び出し元アプリケーションにより報告されているタイムゾーンにおける真夜中から始まる日単位で分けることができます。
日ごと、週ごと、または月ごとのレポートの情報は、90 日間有効です。年間レポートは 1 年間またはサブスクリプションがキャンセルされるまで有効です。
イベントがレポートに表示されるまで、最大で 24 時間遅れる場合があります。