ポリシーの名前空間の概要
次の図は、Microsoft.Office.RecordsManagement.InformationPolicy 名前空間にある情報ポリシー オブジェクト モデルの主要なクラスの構成を示しています。最上位のオブジェクト PolicyCatalog は、サイト レベルの Policy コレクションおよび IPolicyFeature コレクションを含むカタログを表しています。
さまざまなオブジェクトのプロパティのほとんどは読み取り専用で、プログラムによって設定することはできません。さまざまな情報ポリシー、ポリシー アイテム、ポリシー機能、およびポリシー リソースのプロパティは、オブジェクトを最初に Office SharePoint Server 2007 に追加するときに指定された XML 内で設定されます。
各 Policy オブジェクトは、サイトのために定義された情報ポリシーを表しており、その中に PolicyItem オブジェクトのコレクションを含みます。
同様に、各 PolicyFeature オブジェクトはインストールされたポリシー機能を表し、ポリシー機能で使用することができる PolicyResourceType オブジェクトのコレクションと、そのポリシー機能のために現在インストールされている実際のポリシー リソースのコレクションを含みます。これらのポリシー リソースはそれぞれ、PolicyResource オブジェクトによって表されます。
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ポリシーをプログラムによって管理する
ポリシーをプログラムによって管理するために使用できるメソッドの一部として、以下のものが含まれます。
サイト コレクション レベルのポリシー コレクションにポリシーを追加するには、Add メソッドを使用します。このメソッドは、SPSite オブジェクトとしてのサイトと、ポリシー定義 XML を表す文字列を取ります。
サイト コレクション レベルのポリシーを、特定のコンテンツ タイプに割り当てるには、CreatePolicy メソッドを使用します。このメソッドは、パラメータとして、コンテンツ タイプを表す SPContentType オブジェクトを取ります。
サイト コレクション レベルのポリシーをエクスポートするには、Export メソッドを使用します。このメソッドは、XML ポリシー ファイルを表す XmlDocument オブジェクトを返します。
ValidateManifest メソッドを使用して、特定の文字列が有効なポリシー定義 XML であるかどうかを決定します。
Update メソッドを使用して、ポリシーに加えられた変更をコミットします。
ポリシーにポリシー アイテムを追加するには、Add メソッドを使用します。このメソッドは、関連付けられているポリシー機能の ID を表す文字列と、ポリシー アイテムのカスタム データ設定を表す文字列の 2 つを取ります。
ポリシー機能とリソースをプログラムによって管理する
ポリシー機能とリソースをプログラムによって管理するために使用できるメソッドの一部として、以下のものが含まれます。
サイト コレクション レベルのポリシー機能を追加するには、Add メソッドを使用します。このメソッドは、ポリシー機能の定義 XML を表す文字列を取ります。
Validate メソッドを使用して、ポリシー機能の定義で指定されているすべてのアセンブリが実際に存在するかどうかを判断します。
Update メソッドを使用して、ポリシー機能の定義に対する変更をコミットします。
特定のポリシー機能にポリシー リソースを追加するには、Add メソッドを使用します。このメソッドは、ポリシー リソースの定義 XML を表す文字列を取ります。