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外部アプリケーション プロバイダーを有効にする

最終更新日: 2010年1月13日

適用対象: SharePoint Foundation 2010

外部アプリケーション プロバイダー (EAP) による外部アプリケーションの管理を有効にするには、サーバー ファーム管理者が SPWebService.ExternalApplicationSettings.Enabled プロパティを true に設定する必要があります。このプロパティを設定すると、ExternalApplicationSettings.Provider プロパティで指定した EAP が、その Web サービス内のすべての Web アプリケーションのすべての外部アプリケーションのマネージャーになります。別のプロバイダーを指定しない限り、SharePoint Foundation に組み込まれた既定のプロバイダーが使用されます。

このプロパティは UI で設定できないため、サーバー ファーム管理者がプログラムを使用して設定する必要があります。次に、C# のコードを示します (構成データベースにこの変更を保持するため、Update() を呼び出す必要があります)。

SPWebService.ContentService.ExternalApplicationSettings.Enabled = true;
SPWebService.ContentService.Update(); 
SPWebService.ContentService.ExternalApplicationSettings.Enabled = True
SPWebService.ContentService.Update()

サーバー ファーム管理者は Windows PowerShell Add-Type コマンドレットを使用して、このコードを実行できます (下記を参照)。または、サーバー ファーム管理者にユーティリティを提供することができます。このコードは、理論上、コンソール アプリケーション、カスタム PowerShell コマンドレット、アプリケーション ページ上のコントロールの Click イベント ハンドラー、またはその他の実行可能なコードとして実行できます。しかし、おそらく最も簡単な方法は、ファーム管理者が Add-Type を使用する方法です。次の手順では、Windows PowerShell スクリプトを作成して、Add-Type を使用する方法を示しています。

Add-Type を使用して EAP を有効にする Windows PowerShell スクリプトを作成および実行するには

  1. 次のコードをファイルに追加します。

    Add-type @"
    using System;
    using Microsoft.SharePoint.Administration;
    
    namespace ContosoCmdlets
    
        public class EAPEnabler
        {
            public static void EnableEAP()
            {
                SPWebService.ContentService.ExternalApplicationSettings.Enabled = true;
                SPWebService.ContentService.Update(); 
            }
        }
    "@ -Language CsharpVersion3
    [ContosoCmdlets.EAPEnabler]::EnableEAP()
    
  2. ファイルを EAPEnable.ps として保存します。

  3. このスクリプトを Windows PowerShell ウィンドウで実行します。