外部データ列を含む SharePoint リストの作成
最終更新日: 2009年9月14日
適用対象: SharePoint Server 2010
Microsoft SharePoint Server 2010 では、(外部リストを除いて) すべての通常の SharePoint リストで使用可能な、外部データと呼ばれるフィールドの種類が利用できます。外部データ フィールドの種類を使用することで、Business Data Connectivity (BDC) service メタデータ ストアに登録された外部コンテンツ タイプから、SharePoint リストに データを追加できるようになります。外部リストを作成するか、通常の SharePoint リストでの外部データ列を使用する必要があるかを決定するには、このトピックを参照してください。
以下の手順では、"Customer" と呼ばれる外部データ列を、SharePoint Microsoft Word ドキュメント ライブラリに追加する方法について説明します。ドキュメント ライブラリは SharePoint リストの 1 種であり、外部データ列を作成する手順は、通常の SharePoint リストと同じである点に注意してください。
前提条件
SharePoint Server を実行中のサーバーにインストールされた Microsoft SQL Server 2005 以降。
SharePoint Server を実行中のサーバーにインストールされた Northwind SQL Server 2000 データベース。
このトピックでは、既に Northwind データベース上で Customer 外部コンテンツ タイプを作成したことを前提としています。外部コンテンツ タイプを作成する方法については、「[方法] SQL Server テーブルに基づく外部コンテンツ タイプを作成する」を参照してください。
外部データ列を含む SharePoint リストの作成
サーバー上でドキュメント ライブラリを作成するには、クライアントあるいはサーバーコンピューター上で次の手順を行います。
リストあるいはドキュメント ライブラリを作成する SharePoint サイトを参照します。
[サイトの操作] をクリックして、次に [すべてのサイト コンテンツの表示] をクリックします。
[作成] をクリックして、[ドキュメント ライブラリ] をクリックします。
新しいページで、「契約」などのように、ドキュメント ライブラリの名前を指定し、[Microsoft Office Word 文書] のドキュメント テンプレートを選択します。
[作成] をクリックします。
ドキュメント ライブラリが作成されます。外部データ列を追加するには、SharePoint Server リボンの、[ライブラリの設定] をクリックします。
次に、[列] セクションの [列の作成] をクリックします。開いたダイアログ ボックスで、列の名前として「Customer」と入力し、列の種類として [外部データ] を選択します。以下の図のように、[外部コンテンツ タイプの選択] が表示されます。
[選択] をクリックして、Customer 外部コンテンツ タイプを選択します。
外部データ ソースから任意の数のフィールドを取得して、リストあるいはドキュメント ライブラリに表示することができます。たとえば、以下のように、[すべてのフィールドを選択する] をクリックして、次に [OK] をクリックします。
ドキュメント ライブラリが作成されます。
ドキュメント ライブラリに移動します。[ドキュメントのアップロード] をクリックして、Word 文書をアップロードします。次に、[外部データ アイテムの選択] を使用して、顧客を選択し、残りのフィールドに入力します。
次に (以下のように) [選択] から顧客を選択して、[OK] をクリックします。
[保存] をクリックして、ドキュメント ライブラリに文書を保存します。これで、外部データ列を含む SharePoint リスト (ドキュメント ライブラリ) を適切に作成することができました。